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DNAチップの利用方法

DNAチップを用いて、癌やHIV患者をサブタイプに分け、薬に対する耐性遺伝子を持っているかを事前に検査する方法が将来の実用化に向けて注目されていると思います。 このとき、現在は予め癌かHIVかなど検査をしたうえで、このチップを使用するという方法をとっているようですが、 チップの特定の遺伝子の発現量を見ただけで、癌かHIVかどうかなどの診断も同時にできるのでしょうか?

みんなの回答

  • Sbacteria
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回答No.1

実用的には、あまり意味がないでしょう。チップでチェック出来るのは、採取した細胞のm-RNAの発現量であって、例えば、癌のチェックだとすると、全身の組織をチェックして調べなければいけなくなります。その場合ですら、漏れる可能性は大きい、コスト面でも割に合いません。また、HIVを初めとする感染症では、抗体産生のチェックの方が簡単だし、この場合はアレイを使って意味のある変化が得られるとは思えません。診断としては、血液成分のチェックで、感度が上がったものが期待できると思います。

kooru
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり診断の信頼性とコストが問題ということなのですね。 実用化されコスト面での問題がなくなったとき、 たとえば癌の診断で組織サンプルの生検を介さずに、チップで確定診断とサブタイプ分けの両方を同時にできる方法があれば便利なのではないかと考えていましたが・・・。 チップで取得する大量のデータを、予後診断などのサブタイプ分け以外にも、現在の診断の代用としてデータの利用方法はないものなのでしょうか?