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『存在と時間』の翻訳
『存在と時間』の翻訳はどれがおすすめでしょうか? 訳はかなりいくつかありますが、どれがいいのか判断つかないので、読まれた方、またどの翻訳がどうと聞かれたことのある方はお教えください。私見で全く結構ですので、できるだけおすすめの理由を詳細に添えてお教えください。
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- Partre
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現在入手しやすい存在と時間の邦訳は4つあります。 その中でさしあたってお勧めできるのは、 ちくま学芸文庫 細谷貞雄訳 のものでしょう。文章が比較的こなれており、 他のものに比べると幾分か読み通すのが楽だと思われます。 中公クラシックス 原祐/渡邊二郎訳 元々世界の名著に収められていた原祐訳を、 渡邊氏が改訳したものです。最新だけあって、 内容や注に近年の研究の成果が盛り込まれています。 これもまたお勧めできると思います。 創文社(ハイデッガー全集) 辻村公一/ハルトムート・ブフナー訳 これのみ題が「存在と時間」ではなく「有と時」になっています。 訳者の方針により、Seinを存在ではなく有とした結果です。 元々京都学派などではseinを有としていましたし、 決して無根拠にそうしているわけではありません。 訳としてはきわめて正確で信頼が置けるそうですが、 初学者にはかなり読み通すのが辛いと思われます。 したがってお勧めはしません。 岩波文庫 桑木務訳 なぜかですます調で訳されています。 これの評判はあまり聞かないのですが、 めくってみた限りでは他の訳の方が読みやすいように思います。 無理にこれを選ぶ必要はおそらくないと思われます。 いずれを選ぶにせよ、よほどの哲学的天才でもない限り、 最初の1ページから理解不能の用語の行列にギブアップ寸前になると思います。 いきなり読める人はいません。入門書や解説書を読み、わかった気になって 翻訳書に舞い戻り、そしてまた打ちのめされて解説書に戻る、 この繰り返しを何度もしなければ読解はできるようになりません。 はっきり言って年単位の作業になりますが、哲学にはその苦労に見合う 知的刺激があると、私は思います。頑張ってください。
- lightgrid
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この種の質問は「英語」の分野に投稿したほうがよいと思います。 『存在と時間』の翻訳とはいっても、ご存じの通り、その用語が使われる分野(哲学の認識論、仏教、キリスト教、物理学、工学)、文脈によって翻訳のしかたは全く異なります。 どのような分野でどのような文脈で使われているのか、説明して下さい。翻訳上、何が困難なのかもご説明下さい。場合によっては、意味的に『存在と時間』とは全く別の翻訳になることだってあり得ます。
お礼
あなたは、ハイデッガーが英語で書いてると思ってるのですか(爆) 説教しに来てるのか回答しに来てるのはっきりしてください。
お礼
辻村公一・ハルトムート=ブフナーの訳についての記述のみ、それもこれが正確な訳と定評があるとの記述のみ参考になりましたが、とはいうものの、解説された4冊のどれ1つとしてあなたが読まれていないことが容易に推察されますので、「一般人」なりの回答をありがとうございましたといわせていただくにとどめます。