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監査時の業務執行改善
会計監査時の業務執行改善の話がでるとき、公認会計士は原価計算に傾きがちで、管理者は実体管理(資材管理、工程管理、品質管理)に傾きがちとのことですが、これは具体的にどういうことでしょうか。
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>業務執行改善の話・・・ 監査を受けている会社の内部統制に関しての問題点の指摘や改善提案の話ということでしょうか? >管理者は・・・ 管理者というのは監査を受けている会社の部長さんや課長さんと言う意味でしょうか? 監査人(公認会計士)は財務諸表の監査にあたり、財務諸表を構成するすべての金額についてチェックしていくことは不可能なため、会社が行なっている業務手続が不正や間違いを検出する機能を有しているか、会計方針や計算方法、計上方法が間違っていないかということをチェックして、積み上げられた財務諸表上の金額が信頼できるものかどうかを判断しています。 監査が終了するときに、監査人から会社の責任者に対して、それらをチェックしていく過程で判明した、不十分な業務手続や計算方法などの誤りを指摘し改善提案を行なったりします。 >公認会計士は原価計算に傾きがちで・・・ その報告内容が原価計算に関連するものに傾きがちだ、と言うことなのかと思いますが、特にそのようなことはないと思います。 原価計算が複雑であったり、会社設立当初から付け足し付け足しで原価計算制度ができてあまり見直しをかけられていない会社であれば原価計算に問題点の指摘が集中することがありますが、一般的な話ではないと思います。 >管理者は実体管理に傾きがち・・・ 管理者というのが、どういう方を指しているのかわかりませんが、監査人も実物の管理に関しては非常に関心を持っているはずです。棚卸資産の残高を検証するためには在庫管理、資材管理などは重要ですからね。 一方、工程管理や品質管理は、生産の効率性、製品市場での信頼性、経営成績に関連する部分であり、財務諸表の金額の正確性などとはあまり関係ないため、監査人の関心も薄く、問題点の指摘は少ないでしょう。 ご質問に対する回答になってますかね。
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