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キリスト教はいつ誰が始めたのでしょうか?
キリスト教はいつ誰が始めたのでしょうか? (イエス自身ではないと思うのですが)
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難しいのは、現在のキリスト教が十二使徒の直接の継承者ではないからでもあります。 イエスに付き従っていた人々の間に生まれたのはキリスト教と呼ぶべきなのかそれともユダヤ教改革運動なのかはっきりしません。いずれにせよイエスをちゃんと継承するのではなく、結局「新しいユダヤ教」を作ってしまったわけですから。 さらに現在につながるのはパウロの「キリスト教」であって、当時「キリスト教」のなかにあったいろいろな傾向と対立しています(アポロなんていう人物がでてきます。またバルナバとも後には対立?)。 そのなかでしだいに自分たちの運動を「新しい契約」と呼ぶ集団が生まれますが、そのなかでもいろいろと対立が生まれてきます。それらの流れは現在も異端とよばれていますが、それは現在に生き残ったのがそういった宗派ではないというだけのことです。 さらに聖書の問題があるわけで、現在の新約聖書の中にはあきらかに対立しあう文書が存在しています。またこれらの文書が実のところ最初は別のものとして、それどころかお互いを批判するものとしてさえ、生産され、また地域、集団によって重視されあるいは否定される度合いが違っていたとされています。また旧約(実のところユダヤ教の聖書)の扱いも様々です。 で、それを現在に至る27個の新約聖書、というかたちに最終的に決定したのがローマによる国教化とほぼ同時代であり、ここに正統派が最終的に確立します。 このようにキリスト教というものがある程度形がまとまるに至るに300年ほどかかっています。もちろん1世紀のうちにユダヤ教からは分離していましたが、なお「キリスト教」として現在に続く教義がかたまるのが4世紀なので、誰がいつ、などということはいえません。
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- ZeroFight
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質問は、ユダヤ教ナザレ派が、何時、キリスト教になったのかという問題に、置き換えられると思いますが、それには新約聖書が絡んでいます。 一筋縄では行かない、複雑な問題ですが、講談社から出版された加藤隆氏の『『新約聖書』の誕生』という、わかりやすい良書があります。 この本を読むと、福音書の成立一つを取っても、ナザレ派内の派閥抗争が絡んだ、ややこしい問題だということがわかります。
お礼
なるほどね。内部の派閥抗争までからんでくると、初期の段階では、かなり混乱があって、きちんとこれが「キリスト教」だといえるものが定めにくかったのかも知れませんね。 ご回答ありがとうございました。
- katyan
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キリストの教えは イエスが言ったことばを文字にし残した だから弟子ともいえるし、イエス自身ともいえる はじめからイエスがこの世に生まれると予言しているから、最初からあったと言うことも出来る 教会を形成したのは12弟子が集まり聖餐式を行ったとき 教えをどのように解釈するのか?これによっても回答の仕方が変わりますね
お礼
ご回答ありがとうございました。
- rightegg
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こんにちは。 なんだか単純なようで難しい問いですね。 確かに創始者はイエスですが、生前は現在の形ではなくユダヤ教の一派だったわけですし。 直接的には彼の弟子達が起こした運動が起源と見て良いのではないかと思います。 片方の聖書である新約聖書はイエスとその弟子に関する記述ですからね。 独立した宗教としていつ成立したかは宗教学者でもない僕にはちょっと分かりかねます。 一応は下記URLによると原始キリスト教の成立がそうであるようですが、
お礼
ご回答ありがとうございました。
- SCNK
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おそらくローマ帝国が、キリスト教を認めたときだと思います。 ただ、キリスト教という呼び名自身、キリスト教をその外部の者が呼ぶ名称であって、キリスト教徒自身は、イエスキリストの福音というのです。イエスキリスト自身、ユダヤ教の一ラビです。(少なくとも本人はそう思っていました。周囲は異端者と言ってますが。)つまりユダヤ教徒なんです。少なくとも本人たちの立場はそうです。 だから誰も始めていないんですよ。周りが勝手にそう解釈しているわけです。ただイエスキリストを預言者と認めていれば、だれが見たって異端ですから、異端という意味でキリスト教と言うのです。
お礼
キリスト教以外からの呼び名だったわけですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
わかりました。ありがとうございました。