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正準変換から母関数の導出
下式で表される(q,p)→(Q,P)の正準変換 Q=qcos(ωt)+psin(ωt) P=pcos(ωt)-psin(ωt) (ただし、ωは定数。) における母関数Wを求めよ。 という問題で、母関数はW(q,P,t)かW(p,Q,t)の どちらかだと思うのですが、 W(q,P,t)→p=∂W/∂q, Q=∂W/∂P W(p,Q,t)→P=-∂W/∂Q,q=-∂W/∂p に代入してもWが定まりません。 なにか他の解法があるのでしょうか?
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ボゴリューボフ変換ですね。 まず、質問文の三行目は、P=pcos(ωt)-qsin(ωt) の間違いですよね。 母関数を最初の方W(q,P)だとすると、 p=∂W(q,P)/∂qは偏微分方程式ですから、解は W=∫pdq+h(P) となります。但し、h(P)はPのみを含み、qを含まない任意関数です。ココがミソだと思います。 次に同様に、 Q=∂W(q,P)/∂Pという偏微分方程式からは、 W=∫QdP+g(q) と言う解が出ます。これも、g(q)は、qのみを含みPを含まない任意関数です。 次に、∫の中に入っているpやQを、与えられた正準変換の式を使って、母関数の変数である(q,P)で現してやり、実際に積分します。たとえば、Q=[q+P・sinωt]/cosωtです。 そうして出てきた二つの式を見比べてやり、完全に同じ式になるように、h(P)とg(q)を決めてやるのです。 答えはPqの積をcosで割ったものとq^2+P^2に何かtanを かけて定数をかけたようなものになると思います。 ボゴリューボフ変換は超伝導の解明にも使われた、正準変換の王様です。院試でしょうか?頑張って下さいね。
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- KENZOU
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既にspinflopさんの処方箋で母関数を求められていると思いますが、お節介ながら余禄を。。。 求める母関数は次のようになりますね。 W=(1/2)(q^2+P^2)tanωt+P・q/cosωt
お礼
なるほど、ボゴリューボフ変換の 母関数はそうなるのですね。 回答ありがとうございます!
- spinflip
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そうですか、すると、解析力学の定期試験ですか。 もし絶対にP=pcos(ωt)-psin(ωt) だとすると、 ポワッソンの括弧式が、[P,Q]=[p,q]に ならないので、正準変換ではありません。 まぁよくある、書き間違いですねぇ(先生の)。見逃してやってあげたら、、、つぅか、見逃してあげてください。きっと今ごろ先生も、ヘコんでると思います。それに当然、この問題は採点対象から外してくれると思いますし、、、。
お礼
そうです。解析力学の試験です。 やはり、正準変換ではありませんでしたか。 良い点で単位取得出来ないなら取りたくなかったので、 放棄してしまいました(>_<) また来年頑張ります…(^^;
お礼
質問の変換は間違っていたのですね! どうも母関数が求まらず、正準変換ではないのでは? と思っていました。 この質問の変換のまま試験で出たのですが、 全く解けず、出来ませんでした。 Q=qcos(ωt)+psin(ωt) P=-qsin(ωt)+pcos(ωt) という変換はとても有名な変換なのですね。 とても参考になりました。 丁寧な回答どうもありがとうございました。