スミスチャートについて

質問

スミスチャート上に規格化インピーダンスa+jbという点があったとします。このインピーダンスを純抵抗にするにはどのように点を動かせばいいのでしょうか。自分は1からこの点を半径とした円を描き実軸と交点が規格化純抵抗で正規化するともとまると考えました。

回答No.4

fftec · ベストアンサー

お待ちしてました。(^_^;)

>つまり実軸上に持っていけば純抵抗になるということですか？

その通りです。
(ご質問に書かれた内容の通りです)

ただ、わたしがいろいろ書いたのは、「ただ純抵抗になっただけでは、実用性の観点からはあまり意味がない」→「任意の値（c+jdというような）に持っていくのでなければ、スミスチャートを使う意味がない」
ということを云いたかったのです。

質問外の話で、混乱させたようなら謝ります。

回答No.3

fftec

A1の書き出し、
>その方法は「ストリップラインで整合をとるとき」のやりかたです。

を、「そのやりかたは、同じSWR（同じ反射係数）を持つ純抵抗に変換するやりかたです」に訂正させてください。

具体的にはストリップラインで実現するのですが、あまり具体的な表現より、広い意味を持つ表現の方がよいと思い訂正します。

しかしこの方法では、「任意の純抵抗」に変換できないことは、A1,A2に書き込んだ通りです。

A2,上から4-5行目「適当に設定しものです」は「設定した」の「た」が抜けています。

お詫びします。

補足

つまり実軸上に持っていけば純抵抗になるということですか？

回答No.2

fftec

A1です。

a+jb=51.0+j99=0.7∠45度
でやってみました。
（この数値を選んだ理由は、先ず、始点がチャートの右上中ほどにくるように適当に設定しものです）

これをご質問の方法で実軸上に持って行くには二通りの方法があります。
1.45度右回転させる。
　この場合実軸上の交点は、285Ωになります。
（申し遅れましたが、中心＝50Ωの設定です）
　22.5度、すなわち1/16λの50Ωストリップラインを直列に入れた場合です。

2.225度右回転させる。
　この場合実軸上の交点は、8.8Ωになります。
　112.5度、すなわち0.31λの50Ωストリップラインを直列に入れた場合です。

いずれも、「任意の純抵抗に設定することは困難」であることがおわかりいただけるかと思います。
ちなみに、20Ω　9.1度（0.025λ）のストリップラインを入れた場合は、純抵抗20Ωを中心に回転するので、実軸（中心より右側の）との交点は、249Ωになりますが、この結果は上記と大差ありません。

つまり、「中心点を軸にした回転では、任意の純抵抗変換はできない」→「任意の純抵抗値に変換するには、C,Lの併用が不可欠」ということです。

回答No.1

fftec

その方法は「ストリップラインで整合をとるとき」のやりかたです。

整合をとる方法には、Cを直列（並列）に入れる、Lを直列（並列）に入れる、ストリップラインを間に入れる等いろんな方法があります。

C,Lを直列に入れるとき役立つのは、インピーダンスチャート（これがスミスチャート）です。
C,Lを並列に入れるとき役立つのは、アドミッタンスチャートです。
インピーダンス整合を考えるときは、この両方がないと解決しません。
この両方が記載されたものは、イミッタンスチャートです。（イミッタンスチャートのことをスミスチャートと呼ぶ人が多い）

このサイトでご質問に的確にお答えすることはできないので、スミスチャートの使い方を書いた本をもっと読まれるとよいですね。
スミスチャートの使い方を書いた本はいっぱいあります。
無料の計算ソフトもあります。

話が前後しましたが、ご質問は純抵抗に合わせこむ方法でしたね。
「純抵抗に合わせこむ」のは、「整合をとる」の一分野ですから、上記回答もそれほど見当外れではないと思うのですが・・・・。