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仮定法についてお願いします
条件説のない仮定法は、全部「できれば~」と訳すというのはどうでしょうか。条件節を訳出する方法としてこれは非常に良いのではないかと思ったのですが。もしかしてコレは常識の知識なのでしょうか。 また、仮定法は時制に関わらないということはどういうことでしょうか。文章の中の時制とは関係なく常に現在の読み手のの視点で考えるということでしょうか。すいません、混乱してきました。
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>でも、仮定法が使われていることを理解していることをアピールするにはこれしかないと思ったのですが。 学校の課題でしたら、s-wordさんの訳で 問題ないと思います。寧ろ 私の訳が 不正解かもしかません。私は翻訳の学習で 英文和訳と 翻訳は別物だと習いました。英文和訳は 言うなれば 厳密に文法に則って 一語一語を忠実に訳す方法です。いわば 漢文の書き下し文に似ています。それに対して 翻訳とは 文全体の意味を汲んで 出来るだけ 原文との等価性に近づけることなのです。つまり、子供の台詞なら 子供らしく、田舎者の台詞なら 野暮くささを訳文に反映させたりするのです。時には 関西弁や名古屋弁、東北弁などをレトリック的に使います。 それから ”「泣いちゃうだろうな」と現在で訳しても良いのでしょうか。”と 質問されておりましたが、それは 現在ではなく 未来の 可能性が低いだろうという 仮定においての 蓋然性を表しています。例えば、When my dog dies,I cry.という文は 「私の犬が死んだら 私は泣く。」というふうに 一つの原因が 必然的に ある結果を導きます。ところが、When my dog died, I could have cried.だと 話者の感情には「私の犬に死んで 欲しくはない、でも 万が一 死んでしまったら 泣いちゃうだろう。」という 気持ちが あるわけです。つまり 条件節が 過去なのは 主観的に確率の低いことを表しています。そして、When my dog died, I could have cried.では wouldでなく couldが 使われていますが、可能を表しているのではなく、条件節を受けて「万が一 私の犬が死んだら ”可愛そうだ”」という 気持ちを込めています。 私も うまく説明できませんでしたが、少しは お分かりに 頂けたでしょうか?
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仮定法は英語では subjoctiveといいます。英語以外のヨーロッパ系の言語を学ばれた方なら、ご存知だと思いますが、接続法とか条件法に相当する言い方で、直説法と対立する叙法なのです。s-wordさんは 「できれば」という訳し方にこだわっていられるようですが、なんでも その訳語を 当てるのは ぎこちないですね。私も 仮定法の問題は フランス語を学習して 英語との比較から再認識しました。フランス語を学習する前までは 日本語と英語との大きい違いにばかりとらわれて こういう細かい点までは さほど意識しませんでした。でも、フランス語のように 似通った言語を学習するうちに 気づいた感じですね。 私は翻訳の勉強をしましたが、英語の文法論の細かい点までは分かりません。 When my dog died, I could have cried. は 私でしたら 「私の飼っている犬が死じゃったら、きっと 泣いちゃうだろうな。」と訳します。
お礼
>s-wordさんは 「できれば」という訳し方にこだわっていられるようですが、なんでも その訳語を 当てるのは ぎこちないですね。 ご回答ありがとうございます。確かにいちいち「できれば」と訳すのはぎこちないですね。でも、仮定法が使われていることを理解していることをアピールするにはこれしかないと思ったのですが。 >When my dog died, I could have cried. は 私でしたら 「私の飼っている犬が死じゃったら、きっと 泣いちゃうだろうな。」と訳します。 すいません、文脈がないのであまりお聞きするのもあれなのですが、「泣いちゃうだろうな」と現在で訳しても良いのでしょうか。
- ezokagura
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条件節がない仮定法といえばこれも当てはまると思います。 An American would not say such a thing. (=If he is an American, he would not say such a thing.) 「もしアメリカ人だったら、そんなことは言わないだろう」 「できれば~」と訳すのは、単純に「couldを含んだ条件節」を一言で言い換えているだけかもしれません。 それから2つ目の質問ですが、「仮定法は時制の一致を受けない」と言うことだと思います。 つまり I think that he is a doctor. で think を thought に変えたら、 is を was に変えるというやつです。 これを仮定法では適用しない、つまり主節の時制が何であっても、仮定法過去か過去完了かは変わらない という話が一般的です。 しかしそれはわかりにくいと思うので、もっとsimpleな考え方を示します。 仮定法過去(if+過去形、助動詞の過去形+動詞の原形) → 現在の事実に反することを言う。 仮定法過去完了(if+had+過去分詞、助動詞の過去形+have+過去分詞) → 過去の事実に反することを言う。 が原則です。 具体例を挙げましょう。 He said to me "I like your sister." =He told me that he liked my sister. He said to me,"If I were a bird, I could fly to you." =He told me that if he were a bird he could fly to me. 上の例では、likeはsaidに合わせてlikedに変える必要があります。 しかし下の例では、仮定法を過去から過去完了に変えると誤りです。 これは、「私が鳥だ」と言うことは、過去のみならず現在でも事実に反しているからです。 if he had been a birdは「彼は鳥じゃなかったんだよね、昔は」というニュアンスになりかねません。 あくまで現実の視点から、上の原則にのっとれば大丈夫です。 >文章の中の時制とは関係なく常に現在の読み手のの視点で考えるということでしょうか。 は正しい記述ですよ。 If I had been dead after the accident, I could not have seen him at that party. If I were dead after the accident, I could not have seen him at that party. 見慣れない形かもしれませんが、the accident が過去であったとしても、私が今死んでいないのであれば つまり現在の事実に反しているのであれば、下の文の方が適切です。
お礼
>条件節がない仮定法といえばこれも当てはまると思います。 An American would not say such a thing. (=If he is an American, he would not say such a thing.) 「もしアメリカ人だったら、そんなことは言わないだろう」 ---------- ご回答ありがとうございます。これは、主語が条件を表している場合ですよね。主語も何も条件を表していない場合もあると思うのですが。特に物語に出てくるとおもいます。 ----------- >あくまで現実の視点から、上の原則にのっとれば大丈夫です。 >文章の中の時制とは関係なく常に現在の読み手のの視点で考えるということでしょうか。 は正しい記述ですよ。 --------- 良かったです。考えていたことであっていたんですね。それと、そのあとに書いてくださった2つの例文をみて新たに思ったことなのですが、「文章の中の時制とは関係なく常に現在の読み手のの視点で考える」というのは条件節と帰結節が別々に当てはまるんですよね。つまり条件節と帰結節が別々に現在とリンクしているんですよね。
1「できれば~」と訳せない代表的な例を挙げます It is about /high time you went to bed. 「もうそろそろ/とっくに寝ているはずの時間ですよ」 仮定法の中でも特異な例です。また他にどんな例があるか 探しますので、少しお待ちください。 that節の中の「仮定法現在」はこの場合に入りますか? 2「仮定法は時制に関わらない」というのは「時制の一致」を受けない と言うことでしょうか?
お礼
1「できれば~」と訳せない代表的な例を挙げます It is about /high time you went to bed. 「もうそろそろ/とっくに寝ているはずの時間ですよ」 仮定法の中でも特異な例です。また他にどんな例があるか 探しますので、少しお待ちください。 that節の中の「仮定法現在」はこの場合に入りますか? ------- ご回答くださってどうもありがとうございます。挙げてくださった例文は構文演習で慣れ親しんできた物なので、多分ポイントに気づいてうまく訳せると思います。 that節中の仮定法現在の話はこの場合に含まないで、ご教 授していただければうれしいです。 ------- 2「仮定法は時制に関わらない」というのは「時制の一致」を受けない と言うことでしょうか? -------- それです!!すいませんうまく言葉が見つからなくて、曖昧な表現になってしまいました。よく文法書で見かけるのですが、具体的にどういう時のことを指しているのかよくわかりません。よろしくお願いします。 NO.1のcherry77さんのお礼の欄にも少し私の質問の補足をしましたので、良ろしければご覧ください。
>条件説のない仮定法は、全部「できれば~」と訳すというのはどうでしょうか。 仮定法は 現在では 昔より使われる頻度が減りました。それから、必ずしも ifで条件を表すとも限りません。分詞とか 前置詞、副詞などで 条件を表すこともあります。あと、仮定法は 条件節なしで 語気を和らげて丁寧な言い方をするときにも使います。 >仮定法は時制に関わらないということはどういうことでしょうか。 過去のことを言う場合は 仮定法過去完了を用います。
お礼
>仮定法は 現在では 昔より使われる頻度が減りました。それから、必ずしも ifで条件を表すとも限りません。分詞とか 前置詞、副詞などで 条件を表すこともあります。あと、仮定法は 条件節なしで 語気を和らげて丁寧な言い方をするときにも使います。 ご回答ありがとうございます。今回お聞きしたかったのは、 「分詞とか 前置詞、副詞などで 条件を表すこと」や「条件節なしで 語気を和らげて丁寧な言い方をするとき」以外で、条件節がどこにもない文章のことをお聞きしたかったのですが。まぎらわしくてすいません。ある本では、帰結説を条件説にすればよいとか書かれていましたが。これはどうなのでしょうか。 例えば、 When my dog died, I could have cried. 仮定法過去完了が使われているので、時制は過去形で、when節は同じく過去時制なので直説法だからこの文には条件説がないのですが、訳しかたとして帰結説を条件説にする方法ですると、「犬が死んだとき、仮に泣こうと思えば泣くこともできたのに」となるのですが。私は、ここから、自然な日本語に組み立てるのはメンドクサイので、もうすぐに「できれば」を帰結節にくっつけて「犬が死んだとき、“できれば”泣きたかった」とするのが良いのではないかと思ったのですが。皆さんはどうしていらっしゃるのでしょうか。
お礼
お返事どうもありがとうございました。なるほど読み返すたびにだんだんわかってきました。そういうことだったんですね。お返事どうもありがとうございました。