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この部分の解釈を教えてください
こんにちは英語の長文問題集で質問をさせて下さい。 It was necessary that the young citizen should think his country deserving of support into whatever quarrel she enter. 若い市民が、国とは、それがどんな争いに巻き込まれても、支えていくだけの価値があるもなのだと考えることが必要だった。 上の英文の into whatever quarrel she enter の部分がよくわかりません。これは前置詞+複合関係代名詞(こんな形があるのかわかりませんが)なのでしょうか、それとも into は前の語句のどれかと関係を持っている? また enter に三人称単数のsがついていないのはミスプリですか? どうかよろしくお願いします。
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関係代名詞 whose は次のような使い方ができます。 Tom is a student about whose father I know very well.「トムは,私がその父親についてよく知っているような生徒です」 whose という所有格は father と結びつき,about whose father(←about his father) という前置詞を付ける言い方ができるのです。 whatever は,I am interested in whatever you are interested in. 「私はあなたが興味を持っているどんなことにも興味を持っています」のように,whatever 単独で用いる場合,interested in (whatever you are interested in)と用います。whatever 以下が in の目的語になっており,関係代名詞節内の in は後に残ります。しかし,whatever を形容詞的に用いる場合は,In whatever subject you are interested, I am interested in science.「あなたがどんな教科に興味を持とうとも,私は理科に興味がある」のように,in whatever subjest と,関係代名詞節内の前置詞を前に持ってくることができるのです。 whose, whatever, which(ever) は,前置詞+関係詞+名詞+S V という形が可能です。 into whatever quarrel she enter であれば,「彼の国(「国」は she で受けることがあります)がどのような紛争を始めようとも」となります。enter は「場所に入る」の場合は他動詞ですが,「問題・事業などに入っていく」という場合は enter into ~となります。 「~しようとも」という譲歩構文は may を用いることがある他,法律文書など堅い書き言葉では仮定法現在すなわち原形を用いることがあります。 譲歩構文と原形の関連では,be it ever so humble「いかに粗末であろうとも」というのが有名です。 くわしい由来は知りませんが,日本語でも「いずれにせよ」とか,「いずれにしろ」のように命令形になっているのは非常に興味深いと思います。
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- wind-sky-wind
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疑問詞によって導かれる節,いわゆる間接疑問文も,一般的には名詞節だと説明されます。 関係代名詞が名詞的に主語・目的語・補語になるはずだ,と言うのであれば,間接疑問文も同じことです。 間接疑問文である疑問詞節が譲歩節になる,というのも例外的な用法になってしまいます。 結局,名詞的なものが譲歩節として副詞的に用いられているわけです。 何でも日本語と比べてみるのもよくないかもしれませんが,「どこに行くにせよ,何をするにしろ」のような表現も,命令的に言い切っていて,何の接続助詞とか接続詞も用いずにつなげられるのは,偶然とは思えません。 それと,確かにミスプリなのかもしれませんが,whatever や,even though などの譲歩節で,仮定法現在,すなわち原形が用いられることがあるのも事実です。
- mochi-mochi
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もうすでに解答は出ていますが、このwhateverは譲歩の節を 導きます。たとえ~でもという意味です。 intoはenter intoの熟語を作っています。 ~をはじめる、起こすというような意味です。 そのintoがwhateverの前に出ています。 前置詞がwhateverの前にでている譲歩の節の例文をあげます。 collinsのcobuildにあげられている例文です。 Wherever we went and in whatever hotel we stayed, my room was always the same. どこに行っても、どんなホテルに宿泊しても、私の部屋はいつも同じだった。 enterにsがついていないのはミスプリです。mayがぬけてしまったのです。 internetで発表されている英語の教材の一部ですね。もとは九大の入試問題のようです。 参考URLの295ページに同じ問題があります。 http://www.tonamikk.com/kanzenEB.pdf
- eazyurider1997
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例えば、類似表現で Sit wherever you like.「好きなところに座っていいよ」のwhereverを=in any place whereと分解し、ゆえに複合関係副詞、というならば何の異論もありません。(譲歩表現でもないですしね) ただ、whateverがno matter whatだから複合関係代名詞だ、という説明はwhateverが「複合関係代名詞=二つの働きをする」ということの構造的な解明をしたことにはならず、そこに学習者の疑問が残るケースが多いです。「複合関係代名詞が副詞的働きをする」といいますが、特殊表現では何でも許される、というイメージを与えることが学習者の理解を妨げているのではと私は考えているため、あえてこの説明はとらない、ということです。 議論もこれで尽きるかはわかりませんが、本題からずれすぎるため私の書き込みはここで終了します。
- wind-sky-wind
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複合関係詞節が譲歩節として副詞的に働く場合は,whoever=anyone who, whatever=anything which ではありません。whoever=no matter who, whatever=no matter what です。anyone ... や anything ...に置き換えること自体に誤解の原因があるのではないでしょうか。 Whatever you are interested in, I am interested in English. や Whoever comes first, I will give this to my mother. の場合も whatever や whoever は疑問詞だとおっしゃりたいのでしょうか。
- eazyurider1997
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englishlearnerさん、本筋から少し話がそれることをお許しください。 wind-sky-windさん、ご返信ありがとうございます。今回、私は「名詞はあくまで名詞」という原則をどこまではずさずに解釈できるか、という点に留意して回答しました。例外はどの規則にもありますが、少ないに越したことはありません。そのほうが初学者や中級者にとっては整理しやすいでしょう(私が上級者というにはおこがましいですが…)。 今回の複合関係詞については、「複合」の意味に焦点が集まると思います。私は、これを「先行詞+関係代名詞に分割できる」と捉えています。 Do you know what she wants on her birthday?はご承知のように =Do you know the thing which she wants on her birthday?と置き換えられます。 I am interested in whatever you are interested in.は =I am interested in anything that you are interested in. です。 複合関係形容詞の場合、形容詞+先行詞+関係代名詞に分割できます。 You may read whatever book you like.は =You may read any book which you like.です。 この分け方が一番シンプルである、と思います。分割した先行詞と関係代名詞が両方とも名詞本来の機能(主語・補語・目的語)を果たします。 では、あくまでも私の論法で進めるならば、 In whatever subject you are interested, I am interested in science.という文はどうなるでしょう。 =Any subject which you are interested in, I am interested in science.と、ここではAny subjectが構造の中で浮きます。これを便宜的に副詞的用法と解釈しろ、という説明には私は違和感を覚えます。 「そこまで言ってない、ただ関係詞を含めた節を副詞的用法と解釈する、と言っているんだ」という説明もあるのですが、じゃあ関係詞ってそもそもなんですか?という疑問が消えません。先行詞を詳しく説明するために形容詞節を導くんじゃないのか、と。最終的には何でもありですか?と。極論すればそうなんだけど、そうしないですむならそうしたくない。今は私は教育畑ではないですが、教える、教わる側からすると、できるだけ思考の手段はシンプルにいきたい。極力一貫した論理で考えさせたい。関係詞に副詞節なんか導かせたくないのです。 …ちょっと熱くなりました。戻ります。 私が危惧するのは、つまるところ「同じ品詞なのになぜ別の品詞のような働きをするの?」という無用の混乱が出ることです。 また別の例ですが、たとえば先ほどの I'll give this to whoever comes first.において、toの目的語をwhoever comes first全体と説明された学習者が、いわゆるthat節などの名詞節と混同するケースも多々見られます。「名詞節は『出来事や発言、思考の内容』」と定義して教えても、この説明で再び霧の中に踏み込んでしまうんです。分割して「toの目的語はwhoever、もっと言えば分割したanyone whoのうちのanyoneだ、その場合who以下の形容詞節がanyone修飾だ」といってやれば混同しなくて済むんです。なのにひどい先生になると堂々と「whoever以下は名詞節だ」などといっている。で、肝心のthat節などとの違いについてはお茶を濁したりして。 …はい、すみません。で、 Whoever comes first, I'll give this to my mother. です。 =Anyone who comes first, I'll give this to my mother.で、In whatever~の文と言いたい事は同じです。Anyoneが浮きます。私の「疑問代名詞の強調」説については、「疑問の強調は『一体全体~?』じゃないの?」意味が違うよ?」という反論が浮かぶのですが、「一体全体~?」については疑問詞+at allなどを用い、「たとえどんな~とも」という譲歩については疑問詞+everだ、と棲み分けを作ってやれば学習者の混乱はないと思うのですが。「どんな」という日本語の感触のために疑問詞という定義に対する違和感は関係詞と定義するよりも少ないと思います。少なくとも私の過去の体験ではそうでした。 大体言い尽くしました。言いたいのは学説がどうだろうと、学習者を混乱させるような解釈を辞書に載せるのはどうなのか、ということなのです。手元の「ランダムハウス英和大辞典」でさえwindさんのご指摘のとおりの解釈です。でも、名詞・代名詞は最初「主語・補語・目的語になる」と日本では教えてるはずです。関係詞は先行詞を必要とし、形容詞節を導くといっているはずなのです。原則どおりにいけるなら行けるとこまで行きませんか!?と、windさんへの攻撃では決してなく、誰ともなしの訴えでした。 windさんとのやり取りをきっかけに好き勝手いう形になってしまいました。重ね重ねすみません。私の議論における欠陥は容赦なくご指摘願います。
- wind-sky-wind
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こんばんは,eazyurider1997さん。 In whatever subject you are interested, I am interested in science. においても,whatever は複合関係形容詞と解釈できると思います。 I am interested in whatever you are interested in. において,whatever you are interested in という関係詞節において,whatever は in の目的語になっています。そして,I am interested in の in の目的語になっているのは whatever 一語ではなく,whatever you are interested in 全体なのです。そういう意味で,同じ複合関係詞といっても,what と whatever は異なっています。 whatever you are interested in 全体が名詞的に働く場合もあれば,譲歩節として副詞的に働く場合もあります。この場合は副詞ですので,2つめの目的語になることはなくなります。 whatever 単独の場合と,whatever +名詞の場合の違いを説明するために,#1のような分け方をしましたが,全体で名詞的か,譲歩として副詞的かという違いの説明なら,別に+名詞にする必要はありません。 Whatever you are interested in, I am interested in English.「あなたがどんなことに興味があろうとも,私は英語に興味がある」 これは二重に目的語にはなりません。whatever you are interested in 全体が譲歩的に副詞の役割を果たしているからです。この whatever は疑問代名詞なのでしょうか。 I will give this to whoever comes first. Whoever comes first, I will give this to my mother. この whoever はいずれも複合関係代名詞と説明されるのではないでしょうか。上は whoever comes first 全体が名詞的,下は whoever comes first 全体が副詞的という違いはありますが。 複合関係詞は,whoever を「~する人は誰でも」のように,「誰」という意味が出てきますので,疑問代名詞との違いが明確ではなくなっています。しかし,一般的には複合関係詞として説明されています。 辞書や参考書を見てもらえばわかると思いますが,複合関係詞の用法として,名詞的と副詞的と分けて説明されています。whatever を疑問詞として考えられるのは,Whatever is that loud noise?「あの大きな音はいったい何だろう」のような場合です。
- eazyurider1997
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こんばんは、englishlearnerさん。こんばんは、wind-sky-windさん。 前置詞の位置についての解説、およびenterが原形である理由について、私もとても勉強になりました。ありがとうございます。englishlearnerさんの気にしていらっしゃる、複合関係詞については若干意見があります。 wh-語を関係詞ととっても、疑問詞ととっても、日本語訳は同じになることが多いです。ですので私の意見は構造的な整合性を問うだけで、ある意味重箱の隅なのですが、豆知識程度にお聞きください。 I am interested in whatever you are interested in.ではwhateverは2つのinの目的語になっているのがお分かりでしょうか。このように文の構造上2役を果たしている代名詞を複合関係代名詞といいます。everは強調ですね。 He is what is called 'a walking dictionary'.「彼はいわゆる’生き字引’というやつだ」という文ではwhatは前のisの補語であると同時に後ろのisの主語になっています(what is calledを慣用句で挿入と教えている場合、この成り立ちを省略しているものです)。もちろん複合関係代名詞です。 翻ってIn whatever subject you are interested, I am interested in science.の文では、whatever subjectは最初のinの目的語でしかないですね。で、In whatever以下が譲歩を表す副詞節(疑問詞が頭にある節では、名詞節・副詞節にかかわらず接続詞は置きません)。なのでこの場合whateverは疑問形容詞ということになります。複合関係形容詞に修飾されるならば、その名詞もまた、2役を果たさなければ構造上は(あくまで構造上は)矛盾するのです。 ご質問の文ですが、whatever quarrelはintoの目的語になっているだけです。したがってwhateverは複合関係形容詞ではなく、疑問形容詞。into以下が譲歩の副詞節です。 ちなみに、Do you know what she wants on her birthday?「彼女が誕生日に何を欲しがってるか(または欲しがってるものが)わかる?」という文あたりは、どちらでも解釈できます。関係代名詞の場合、whatはknowとwantsの目的語で、「彼女が欲しがっているもの」という訳になり、。疑問代名詞ならば、whatはwantsの目的語で、what以下が名詞節でknowの目的語です。「彼女が何を欲しがっているか」になります。日本語に疑問の意味を入れるか入れないかで、解釈が分かれるところです。学校ではこういう基本の文で構造を充分掘り下げないので、小さな矛盾が気になる人はここで躓くかもしれません。 複合関係形容詞と明らかに解釈できるような文は、You may read whatever book you like.「何でも好きな本を読んでいいよ」というような文です。whatever book がreadとlikeの目的語ですね。whatを疑問形容詞、what以下を名詞節を解釈することは「’あなたがどんな本をすきでも’ということ(名詞節の内容)を読む」という意味になるので矛盾します。 細かいことで長文になりすみません。また、windさん、揚げ足取りのようなまねをしまいすみませんでした。それでは。
補足
ご回答頂いたみなさんへ どうもこんばんは。質問者本人であるにも関わらず、コメントがこれほど遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。 オリジナルの問題集に may が入っていたことに大変驚いています。問題集にミスプリがあるのはよくある話ですが、そのせいでみなさんのお手を煩わせてしまったことがとても心苦しいです。 それでもみなさんのコメント一つ一つは大変勉強になりました(正直レベルが高くて理解するのに時間がちょっとかかりましたが)。どうもありがとうございます。今回は大変申し訳ございませんでした。