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「蜻蛉物語」一部分の解釈について
- 蜻蛉物語の一部分を解釈するためには前後の状況が重要ですが、具体的な情報がないため困っています。
- 質問者は、外国人から「木をつくりたる男のかたあしに こひつきたる」という部分の解釈を求められましたが、適切な答えがわかりません。
- 質問者は、前後の文脈が不明瞭であるため、この部分の意味を正確に解釈することが難しいと述べています。
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#1です。 >「片足にコブのついている木彫りの人形に何かをかつがせていた」 そうです。 現代文では少し違和感がありますが、 順序を変えずに「○○で、××なの」と訳すのが一応セオリーのようです。 ちなみに、この場合の「何か」は、 「かいぐりをあみたてゝ二つにし」たものです。 先述の『完訳 日本の古典』では、 原文は 「かいくりをあみたてて、贄(ニヘ)にし」となっており、 訳は 「かいくりを糸でかがりつけて捧げ物のようにし」たものだそうです。 「かいくり」については、 「栗の菓子か。一説に「貝・栗」」と脚注があります。 で、紙をその人形の脛に貼り付けて、歌を書いて「あの御かた」に差し上げるわけですが、 結局、例によって例のごとく、その歌 「かたこひや 苦しかるらむ 山賤の あふごなしとは 見えぬものから」で、 「かたこひ」(片足の瘤/片恋) 「あふご」(天秤棒/逢う期) を掛けるためという、手の込んだ洒落(…といったら怒られますが)です。 モノに絡めて掛詞を使うケースでは、 文脈と関係なく突拍子もないモノが登場するので往生しますね。 正直、昔の人のセンスには理解しがたいものがあります(^^;; ところで、質問のタイトルで『蜻蛉物語』とありますが『蜻蛉日記』では?
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直感訳 「木で作った男で、片足にコブのついているのに担がせて持ち出した」 小学館の『完訳 日本の古典』では、 「下僕の木彫り人形で片足にこぶのついているのに担わせて、持ち出してきたのを」 となっています。 …まぁ、当たってなくもないか(苦笑 ご参考まで。
お礼
有難う御座いました。
補足
早速、ご回答くださり、有難うございます。 これって、「片足にコブのついている木彫りの人形に何かをかつがせていた」っていうことなんでしょうか? 現代文訳でもわかりにくいですね。 すみません。...^^;;;
お礼
二度も詳しくご説明していただき本当に有難う御座いました。 お蔭様で何とか説明して上げられそうです。 私個人にとっても、いい勉強になりました。 それにしても、ずいぶん手の込んだ事をしたものですよね。 昔の貴族の女達というのは、今、我々が誕生日のプレゼントに凝ったりするよりも、ずっと芸の細かい事をしていたんだなあ、と感心させられました。本当にすごいですね。 助かりました。 そして、新しい事を教えて頂き、本当に有難う御座いました。