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古典
1得んとす。 2行かんとす。 3死なんとす。 上記に3つ例文を挙げましたが、ここでそれぞれ使われている助動詞「む」が何形なのかわかりません。考え方を教えてください。 あと、「大江山いくのの道の遠ければまだふみもみず天橋立」という和歌がありますが、枕詞又は序詞は使われていますか? どちらか分かる方いましたら是非教えて下さい。 宜しくお願い致します。
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「む」の方は活用形のお話ですよね?(違っていたらごめんなさい) ここに使われている「ん(む)」は全て「連体形」になります。 「む」の次に来ている「と/す」は文法的に説明すると、 ・と…格助詞「と」 ☆格助詞「と」は、体言・連体形・引用文に接続します。 ・す…サ変動詞「す」の終止形 となります。 なので、この短文を見る限りでは、会話文や引用文とはとれないので「連体形」と考えるのが妥当であるということになります。 ただ、もし例文が、 「得ん。」とす。 「行かん。」とす。 「死なん。」とす。 という風に「 」で括られて会話文や引用文であるならば、この時の「ん(む)」は「終止形」になるので気をつけて下さい。 「ん(む)」の後に「。」があることから、それは分かりますよね?
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「ん」は「む」と同じものということはご存じなのですね。 「『得ん』とす」と分けて考えれば、分かりやすいでしょう。しかし、この当時から『』という区切りは意識されなかったようで、この「む(ん)+と+す」が、「むず(んず)」となる形も存在します。「む(ん)」は意志を表す助動詞、「と」は引用を受ける格助詞でしょう。「む」の活用形は終止形と考えるべきでしょう。 「大江山」の歌は、枕詞などが余り使われなくなった平安時代のものなので、この歌にも使われていません。ついでに言えば、「行く野」と「生野」(地名)、「文」と「踏み」といった掛け詞がテクニックとして使われています。
- tenten525
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「む」の使い方は、↓を参考にしてください。 下の句は、百人一首でも有名な句ですね。 これは、「掛詞」がたくさん使われていますが、枕詞、序詞は使われていません。 ちなみに掛詞をあげると、 『大江山いくの・・・』 「行く」と「生野」という地名 『まだふみもみず』 「踏みもみず=踏んでいない=行っていない」と「文も見ず」=「手紙も見ていない」=読んでいない このように、短い句に二つの掛詞が入っています。
- Sinfonietta_No3
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「大江山」のご質問ですが、枕詞・序詞ともに使われていませんよ。 文法の質問に関しては…ちょっと自信がないので(^^;)パスさせてください。