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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:黒猫は不吉?)

黒猫の不吉さについて知りたい

このQ&Aのポイント
  • 黒猫はヨーロッパの魔女思想の影響で不吉とされていますが、実際はどうなのでしょうか?
  • 黒猫は夜道で目だけを光らせる姿からも不吉と思われることがあります。
  • 日本には独自の黒猫観があり、黒いまねき猫は魔よけになるとも言われています。その観方に至る慣例や考え方も知りたいです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • chatea
  • ベストアンサー率69% (922/1323)
回答No.3

日本の場合は、猫を非常に大切にしていました。 日本に来たのは平安時代ですが、そのころの貴族にとって猫を飼うことが一つのステータスであり、紐をつけて飼うくらい珍重されていました。 有名なものだと『枕草子』に出てくる一条天皇の愛猫の「命婦のおとど」がいます。この猫は爵位や、専用の世話人までつけられていたほどです。どれほど猫が大切にされていたかがここからもうかがえます。 ほかにも『源氏物語』の若菜上下巻では女三宮のかわいがっている猫が、『更級日記』でも大納言の娘の生まれ変わりとして大切にされている猫が登場します。 ただ、猫を神扱いする傾向はあまりなく、犬や狐などに比べて猫を祀った神社はほとんど見当たりません。知っている限りでは山形と鹿児島に一つずつです。実際にはもっとあると思いますが、やはり神としてはマイナーな存在です。 これはやはり、猫が日本にきてから千年程度と歴史が浅いことが原因でしょう。 しかし、民間信仰においては猫が、非常に重要な存在になっています。 昔から、漁師は安全のシンボルとしてオスの三毛猫を大切にしましたし、江戸時代に民間信仰として生まれた招き猫はいまなお、厄除けや商売繁盛などのシンボルとして人気を誇っています。 それと、鍋島や有馬の化け猫騒動や「猫を殺すと7代祟られる」という言い伝えは、猫に対する畏怖・尊敬の裏返しでしょう。 神扱いまでは行かなくても、得体の知れないパワーを猫は持っていると考えていたことは間違いありません。 日本の猫は、もともと米をかじりあらすネズミを退治するために船に乗せられて日本に来たのが始めとされます。 ネズミは病原菌を運んだり、お米を食い荒らして被害を与えるなどしますから、それを退治する猫は一種の守り神というかシンボル的な存在となったのでしょう。 招き猫が生まれたのはそれも関係あると考えられます。 これらを踏まえて考えると、もともと日本人は黒猫に対しても、さしてマイナスのイメージは持っていなかったと言えます。というか、黒猫だから、と特別に意識することはなく、いろいろいる猫の一種類として見ていたと思われます。 不吉扱いされるようになったのは、質問者様のおっしゃるとおり、明治以降、欧米の考えが入ってきてからでしょう。

jakkini
質問者

お礼

 丁寧な説明、ありがとうございます。  猫の歴史が1000年程度と浅い事も知りませんでしたので、驚くばかりです。  歴史的背景などを含めた解説をいただけて、知りたい事が全て解決しました。  本当に、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • keer
  • ベストアンサー率28% (231/808)
回答No.2

魔女の本場のイギリスでは黒猫は吉兆のシンボルとなっていますね。 大体日本で黒猫が不吉のシンボルとされたのはいつ頃の話なんでしょうかね? 恐らくそれほど遠い昔の話ではないと思いますが・・・はてさて。

参考URL:
http://allabout.co.jp/pet/cat/closeup/CU20020228A/
  • ryo0223
  • ベストアンサー率42% (3/7)
回答No.1

黒猫は日本では「吉」だと言うようなことを読んだ覚えがあります。 自宅で黒猫を飼っていながら、詳しいことは覚えてないのですが...

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