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カウンセラーの勉強について
- カウンセラーになるための勉強方法や本を教えてください。
- 自主的にカウンセラーの勉強を始めたいけど、職業にするのは難しいと思っています。
- 大学は法学部卒ですが、心理系の勉強の経験はありません。
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初めまして。こんにちは。 私は心理学科卒で、現在は子供たちに勉強を教える仕事をしている者です。 No1さんが仰る様に、矢張り心理学やカウンセラーは、 生半可な気持ちでは出来ないというのは正直なところです。 けれど、仕事は心理系ではなくても、普段の生活の中に、 心理学全般、カウンセリング心理学の基礎知識はとても役立つと思います。 心理学に関しては、色々様々多種多様な捉えられ方があって、 No1さんの様に捉える方も居れば、私の様に思う人間も居て、 そして、あなたの考えもまた、別に存在するでしょう。 私個人としては、カウンセリング心理やその他心理学を学び、 社会に出て行くことはとても重要だと考えています。 現在、私は子供たちに勉強を教えて生活していますが、 その中でも子供たちや保護者様の気持ちを「聴く」という動作1つとっても、 そこにも心理学は役立っています。「聴くことの心理」や 「聴いて貰うことの心理」、そういったものを理解していないと難しい職ですので。 そういった意味では、心理学は幅広い職業に役立つ学問だと思っています。 将来職業に出来るといいとありますので、 心理職、臨床心理士や心理カウンセラーを目指すのであれば、 矢張りNo1さんも仰っておられる通り、大学、大学院をお勧めします。 ただ、矢張り大学院を出て、臨床心理士の資格を取ったとしても、 就職は本当に少なく、そして金銭的にも苦しいです。 更に臨床心理士という資格自体、曖昧なものですので、 今後国家資格にならない限り、厳しいかも知れません。 更に、最近では臨床心理士という資格名だけが知られてしまい、 その資格を取るためだけに大学院に進学する学生さんも多く居ます。 そうなってくると、たとえ臨床心理士だとしても、 結局のところ、「何が出来るのか」を問われることになるでしょう。(勿論それが大切なのですけどね。) ただ、forest2005さんが今現在の仕事や生活の中で、 心理学の基礎知識が必要だと感じているのならば、 入門書や専門書、そういったものから始め、 実際心理職をされている方のお話を聴く機会を持ったりしてみるといいと思います。 先にも書きました通り、心理学はどの仕事をする上でも役立ちますから。 結局、世の中人対人です。その中で相手の立場であり、 相手の気持ちであり、そしてその相手を取り囲む周囲の人の立場まで、 そういったところまで考えて行動出来る人は素敵です。 本気で心理職に就こうとお思いでしたら、専門的に勉強されることが1番ですが、 現在の生活の中で心理学を活かしていきたいのであれば、 それは私個人としてはとても素敵なことだと思います。 私もそうですが、学生時代の友人も、心理学科卒だからと云って、 心理系の仕事をしている方は極少数です。 皆、その他何らかの職業に就いて、その中で学生時代に学んだ心理の知識を活かしています。 私は心理学は専門職に成るために学ぶのではなく、 その他の職業に活かすために学ぶことも大事だと思うんです。 こんなに物が溢れた日本でも、心の豊かさはまだまだです。 そんな国で生きていく以上、どんな仕事をされていても、 きっと心理が役立つ場面は多々ありますから。 そういった意味で、forest2005さんが心理学を学びたいという意志を応援させて頂きます。 最後になりましたが、お勧めの入門書や読みやすい本を挙げておきます。 ・図説 現代心理学入門 金城 辰夫 編 培風館 (一般的な入門書です。専門書ですので多少難しいですが、図説なのでお勧めです。心理学の中にも色々な分野があるのだと解ります。) ・心理学 詫摩 武俊 編 新曜社 (図は余り無いのですが、各ページの左側に、そのページで述べられている専門用語が書かれていて、一目見て知りたいことが解ります。個人的には使いやすいです。) ・新版 カウンセリング心理学~カウンセラーの専門性と責任性~ 渡辺三枝子 著 ナカニシヤ出版 ・学校に生かすカウンセリング 渡辺三枝子 著 ナカニシヤ出版 (学校カウンセリングについてなら、こちらがお勧めです。) ・河合隼雄のカウンセリング入門 河合隼雄 創元社 (河合先生の著書ですので、楽しんで読めるかと思います。) ・「聴く」ことの力~臨床哲学試論~ 鷲田清一 阪急コミュニケーションズ (こちらは哲学試論ですので、文章は結構難しいですが、とても為になる本です。「聴く」こととはどういうことかを知りたいときにどうぞ。) 何かのお役に立てれば光栄です。 長々失礼致しました。
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- jupiter5
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最初にちょっと厳しいことを言わせていただきます。 カウンセラーを軽く考えているわけではないと思いますが、 まだまだ考えが甘いです。 「ボランティアや、ライフワークとしてカウンセラー」 などという生易しいことを考えているうちは、 エセカウンセラーにしかなれません。 例えるなら、 「人助けのために独学で医学を学び、人の治療をしたい」 ・・・と言っているのと同じです。 精神的な問題に直接的な介入をしたいなら、 むしろ精神科医になったほうがいいはずです。 それなのに、 独学で精神医学を勉強しようとは思わないのですか? 「精神医学は難しそうだけど、 臨床心理学くらいなら独学でどうにかなるかも」 と考えているとしたら、 その考えが甘いのです。 カウンセラーは医師とは方法論が違いますが、 不適応に陥っている人の命を預かるという点では、 まったく同じです。 確かに、 医師になるには国家免許がいりますが、 カウンセラーには免許はいりません。 ですが、倫理的問題として、 だれでもカウンセラーをやっていいわけではありません。 生半可なカウンセラーほど危険なものはありません。 アカデミックな心理学の経験を持たず、 独学でどんなにたくさんの本を読んでも、 実際には何も出来ません。 まして、 ボランティアという責任の所在が不明確な状態で、 不十分な知識でのカウンセリングは、 不適応を悪化させるだけです。 うつ病の人のカウンセリングをし、 その人が自殺でもしたらどうするのですか? 十分にありうることですよ。 ・・・というわけで、 ライフワークとして「心理学」の勉強をするのは 大いに結構ですが、 カウンセラーになるなら、 専門的な学問的訓練を積んでください。 つまり、大学・大学院に通うことです。 放送大学などでは通信講座もあります。 民間の「カウンセリングスクール」などもありますが、 信頼できるスクールはほぼゼロです。 ちなみに、 今後本気でカウンセリングを学ぼうとなさろうとする場合も、 心理学の基礎知識は必須ですので、 まずは「カウンセリング」ではなく、 「学問としての心理学」の勉強から はじめてみてはいかがでしょうか。 独学するおつもりならば、 まず最初は、 読み物風のものから入るのがお勧めです。 例えば 「心理学ビギナーズトピック100」 (斉藤勇 編 誠信書房) こちらは学問的な堅苦しさは抜きにして、 心理学のさまざまな古典的研究を紹介しています。 同じシリーズで 「対人心理学トピック100」 「欲求心理学トピック100」 などもお勧めです。 これらの本で心理学の概要がつかめたと思ったら、 大学の心理学科の教科書として使われているような、 心理学の概説書をお手にとって見ると良いでしょう。 お勧めは 「キーワードコレクション心理学」(重野純 編 新曜社) 「図説心理学入門」(斉藤勇 編 誠信書房) 「心理学」(鹿取広人・杉本敏夫 編 東京大学出版会) あたりでしょうか。 こういった本をご覧になると、 想像していた心理学とは全く違う世界が見えると思います。 しかし、カウンセリングは心理学の応用中の応用ですので、 ユングやフロイトのような非科学的心理学ばかりではなく、 動物実験や神経生理などの理系的な分野も含め、 幅広く心理学の知識を持つ必要があります。 よって、 まずは「学問的心理学とは何なのか」ということを、 しっかりと見極めるところから始めてみてください。
お礼
真摯なご意見ありがとうございます。 仰るとおり、中途半端な知識・気持ちで、 精神的に病んでる方に対応することの危険さ、 改めて考えさせられました。 現在は、カウンセリングに興味をもっている状況 なのですが、なにかカウンセリングを活かして仕事を することができないかと模索しております。 (例えばキャリアカウンセラーなどの 精神疾患ではない方の相談に応ずる仕事など) 只、現在まったくカウンセリング技術や心理学などに ついて勉強したことがない為、まずはどういうものなのか も分かりません。 そこで今は情報・知識を得ようとしている段階です。 もしいわゆる心理カウンセラーになりたいと考えた場合は やはり、専門的な勉強は不可欠ですよね。 もし自分が患者側の立場に立った場合を考えても そう思います。 まっすぐなご意見ありがとうございます。 仕事にするかどうかは別として 一社会人として生きていく上でもカウンセリング的な精神 を持って人に関わって行きたくおもっております。 まずは教えて頂いた入門書などから、 勉強を始めたいと思います。 ありがとうございます。