「子どもが好き」という心理について
「子どもが好き」という心理について
「子どもが好き」という表現を、自然に聞く機会は多いですが、最近、この表現に違和感をおぼえるようになりました。
自分の子どもが好き、姪が好き、などの対象を特定する場合は別ですが、子ども全部ひっくるめて好きだと言ってしまうと、なんだか「個人」を無視した表現だなぁと思うからです。
例えば、自分の子どもは、小さくても、大きくなっても「自分の子ども」です。
でも、子ども全部好き、となると、じゃあその子らが思春期を迎えた頃は好きじゃなくなるのか?
と思ってしまうのです。
それって「子犬は好きだけど成犬は好きじゃない(だから大きくなったら捨てる)」とか、「制服美少女は無条件で好きだけど卒業したら全員対象外」などの考えの人と大差ないんじゃないのか?と感じます。
そんなわけで、「子どもが好き」と公言する人はどうも信用できません。
好きな理由は様々なので、みんながそんな偏った考えではないと思いますが…
私は知らない子どもを見て、可愛いと思うことはあっても、「子どもが好き」だとは思ったことがありません。
身近に小さい子と接する機会がほとんどないというのもありますが。
「子どもが好き」というのは、どんな気持ちを表すのでしょうか?
子どもが子どもの年代を過ぎても、好きでいられるのでしょうか?
もしそうなら、「人間が好き」というのが前提なのでしょうか?
幼い子を相手にして自分が優位に立ちたいだけ、なんてことはないんでしょうか?