【家族の役割について扱った本について】
理論の名前そのものは分かりませんが、ご質問の「hero」「crown」などの役割はアダルトチルドレン(AC)に関連して扱われることが多いようです。ご存じかとは思いますが、ACは、子供時代、アルコール依存者もしくはそれに相当するような深刻な問題を抱える親と、その問題を解決しようとするもう一方の親の間で、ある役割を演じることで真実の自分を押し込めてしまった人々です。ACが家族の中で演じる代表的な役割の定義を以下に記します。
【ヒーロー(優等生)】少しでも親を助けようとして、小さな頃から健気にがんばる良い子を演じる。
【問題児】殉教者のように、自分をいけにえにして問題を起こすことで、他の家族の問題を見えなくしてしまう。
【ロスト・チャイルド】人とのつながりを切ってしまい、自分の殻に引きこもる。
【道化(クラウン)】家族の緊張感を和らげようし、深刻な状況でも笑って誤魔化したり、冗談で済ませようとする。
【ヘルパー】献身的に人の世話をするが、自分自身が何をしていいのか分からなくなる。
これはおたずねの理論に近いと思われますが、いかがでしょうか。もし合っているようでしたら、AC関連の書籍から出典をたどっていくとよいかも知れません。
「アダルトチルドレン・シンドローム」
著者:W・クリッツバーグ 斎藤 学監訳/白根伊登恵訳
出版社名:金剛出版(下記サイトをご参照下さい)
お礼
ありがとうございます。 大変参考になりました。 感謝します。