- ベストアンサー
酸化的脱炭酸が起こる場所とリンゴ酸シャトルについての質問
- 酸化的脱炭酸が起こる場所について調べましたが、ミトコンドリアのマトリックスで起こるとされています。
- 生成されたNADHは、リンゴ酸シャトルによりミトコンドリアの内膜へ入り、ATPを生成します。
- リンゴ酸シャトルには細胞質からミトコンドリアの内膜、およびミトコンドリアのマトリックスから内膜への2つの経路があると考えられます。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「解糖系由来のNADHは肝臓ではリンゴ酸シャトルを使いミトコンドリア内膜にある電子伝達系へ入り、一方、酸化的脱炭酸&TCA回路由来のNADHはプロトンポンプにより電子伝達系へ入ると思って良いのでしょうか。」 何か勘違いされている気がします。リンゴ酸シャトルのプロトンもTCA回路由来のプロトンもミトコンドリア・マトリックス内で全く区別は出来ません。2つの経路の意味がわかりません。 リンゴ酸シャトルはミトコンドリア内膜にあります。細胞質のプロトンをマトリックス内に輸送するものです。この輸送されたプロトンは,TCA回路由来のプロトンと共にミトコンドリア内膜にあります電子伝達系で膜間腔に汲み出されます。 どのようなテキストをお持ちなのかわかりませんが,私の手元にあるテキストでは「molecular cell biology」がその辺のところはわかりやすいかもしれません。お読みいただけたらと思います。 適当なURLがありませんが下記を参考にしてください。前にも上げたように記憶していますが…後は何方かにバトンタッチしたいと思います。
その他の回答 (1)
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
高校生レベルのアドバイスしかできませんが… (1)解糖系…細胞質で嫌気的に分解され,ピルビン酸とNADHになります。 (2)TCA回路…ピルビン酸は,ミトコンドリア内膜のピルビン酸-H+共輸送系を通ってミトコンドリアのマトリックス内に運ばれ,酸化的脱炭酸され,CO2とNADHとなります。 (3)電子伝達系…ミトコンドリア内膜の一連の酵素群を電子が伝わりH+をミトコンドリア膜間腔に汲み出し,マトリックス内とのH+濃度勾配と電位差をつくります。 (4)ATP合成…膜間腔とマトリックス内のH+濃度勾配と電位差によってATPaseでATPを合成します。 ご質問の件ですが,質問1はお解りと思いますので,質問2ですが… 解糖系でもNADHができますがこれを利用するためにはマトリックス内にH+を輸送する必要があります。この働きをしているものがミトコンドリア内膜にある電子シャトルです。 リンゴ酸シャトルは電子シャトルの一種です。細胞質でH+がオキサロ酢酸をリンゴ酸へ,マトリックス内でリンゴ酸がH+とオキサロ酢酸へと,途中の反応は複雑ですがやっていることはマトリックス内にH+を輸送するだけです。 2つの経路があるわけではないと思いますが…詳しくは専門家の回答をお待ちください。
お礼
suiran2さん> アドバイスをありがとうございました。
補足
酸化的脱炭酸はミトコンドリアマトリックスで起こるんですね。解糖系由来のNADHは肝臓ではリンゴ酸シャトルを使いミトコンドリア内膜にある電子伝達系へ入り、一方、酸化的脱炭酸&TCA回路由来のNADHはプロトンポンプにより電子伝達系へ入ると思って良いのでしょうか。ご存知の方、アドバイスをお願いいたします。
お礼
suiran2さん> アドバイスをありがとうございます。 参考URLとエッセンシャル細胞生物学を読んでみました。 私が思い違いをしていました。 suiran2さんの解説で理解できました。