子供のころに見た絵を探しています。洞窟に捕らえられた美女

質問

子供のころに西洋美術全集のような本の中で見つけた子供ながらに衝撃を受けた一枚の絵を探しています。
髪の長い全裸の女性が洞窟のなかで手を頭上に縛られて立っています。顔は青白く洞窟は暗い灰色、横に悪魔のような邪悪な存在が彼女を見つめていたような気がします。イタリアっぽい感じ。もし思い当たるような絵がありましたら是非教えてください。私は絵は素人ですが、西洋美術の全集にのっていたくらいですからきっと有名な作品だと思います。よろしくお願いします。

回答No.9

nikoponsky

美術出版社から『西洋絵画の主題物語２：神話編』という本が出ております。主題別に編集されており、図版も収録されているので手掛かりになるかもしれません。他の回答者さんたちがいくつか主題を指摘してくださっているので、この本で検索してみたらいかがでしょうか。

回答No.8

Opalus

細かい質問にお答えいただき、ありがとうございます。

・予想される時代について
お答えから判断するに、新古典主義、ルネサンス、バロックに属する作品である可能性がとても高いと思われます。

細密という意味ではオランダのほうの可能性もありますが、アングルに似ているということは、たぶん違うでしょう（顔の印象がだいぶ違うので）。
ルネサンスの場合はラファエロが予想されます。この人とはイタリアの画家です。
そして、コントラストはきついけれどスポットライトが当たっていないということで、バロックも第三候補くらいに入ります（リアルで、コントラストがきつく、スポットライトなどの光源が見受けられる作品であれば明らかにバロックです）。

新古典主義に関しては、ちょうど横浜美術館で開催されているルーヴル美術館展に、この時代の作品が多数出ています。アングルなら《トルコ風呂》という、彼の代表作のひとつが出ています。すごい絵ですが（笑）。

・予想される作品の主題について
捉えられた女性を解放するというテーマから予想されるのは
《ペルセウスとアンドロメダ》
《アンジェリカとルッジェロ》
《聖ゲオルギウス》
以上三つです。他には多分無いと思います。
ただ、聖ゲオルギウスについては、竜と戦うシーンが取り上げられることが多いので、女性が全面に出てくる作品は少ないです。

ミュージアムサイトでは作品の画像が載せられている場合が多いですから、英語などで検索するのも手です。

まとめますと、
画集から探す場合、まずは新古典主義・ルネサンス・バロックの時代を扱っているものから探してみてください。
途中のマニエリスムとロココはたぶん違うと思われます（マニエリスムは筆跡が無く写実的ですが、現実的ではありません。ちょっと変な感じです。ロココは明るく繊細で楽しそうな感じです）。
私の場合は、だいたいの時代の見当がついたら、まず美術全集を引っ張り出して、しらみつぶしに探します。意外と近場の図書館に良いものがあったりします。書庫で眠っている可能性も高いですが（笑）。

検索する時は、英語にしたり、人名だけでも結構出ると思います。

私はこの主題にはあまり明るくないのですが、参考になりましたら。
他にもわからないことなどありましたら、お気軽にどうぞ。
私も見てみたいので、目星がついたら教えて戴けると嬉しいです。

回答No.7

Opalus

こんにちは、初めまして。
もう少し情報をお伺いしたいのですが……
・奥行きのある作品ですか？
（平面的に人物が並べられているか、もっとリアルか？）
・陰影は描かれていましたか？
（人物が立体的ですか？）
・全体的に明暗のコントラストはきついですか？
（光がスポットライトのように当たっていますか、それとも全体的ですか？）
・タッチは筆でざーっと描かれたような粗いものですか、それとも綺麗に撫でて作られたような細かいものですか？
（これまで出ている中では、アングル的か、リュベンス的か？）

以上で、だいたいの時代はつかめるかと思いますので、ご解答をお願い致します。

お礼

こんにちは！メールありがとうございます。私の記憶では、この絵は細部まで丁寧に書かれた、おっしゃるように「きれいに撫でてつくられたような細かいもの」です。人物は立体的、コントラストはきついです。後ろの洞窟は暗く女性の裸体は対照的に浮き出るように白かったです。光はなかったような気がします。
実は今週美術館の資料室ではなく図書館にいってアングルやいろんな画家の画家別の画集を３０冊ほど見たのですが見つかりませんでした。顔の感じは確かにアングルに似ている感じがします。アンジェリクをみていたらなんだかそれのような気がしなくもなかったのですが、でもやっぱり私の頭に会った構図や身体の姿勢が少し違うような・・・・。私の中でははっきりとこんな絵だというイメージがあったのに、いろんな絵を見ているうちに少し混乱してきました。当時私は小学校の低学年だったのですが、子供心にその絵を見ると何だか変な気分になってもう一度見たくなったものです。でもそれも一過性のものでしたから、もしかしたら一つの絵を自分の頭の中で作り上げてしまったのだろうか？と思えてきました。でもはっきりしているのは、アンドロメダとかアンジェリクをテーマにした多くの絵が裸体の女性が岩端に縛り付けられているのに比べて、私の中のイメージは暗い洞窟の中に縛られているものだったような気がすることです。もう一度２４日以降に横浜美術館の資料室に行こうと思っています。ルーベンスではないと思います。また私のほうでもご報告したいと思います。

回答No.6

jakyy

jakyyです。
東京には美術の本を集めた図書館は下記のものがあります。

東京国立近代美術館ライブラリ
東京都現代美術館美術図書室
神奈川には
横浜美術館美術図書室

図書の検索サイトに図書館の利用方法が書かれています。
図書館をクイックしてください。
http://alc.opac.jp/

いい機会ですから、世界の名画の鑑賞をおすすめいたします。

参考URL：

http://alc.opac.jp/

お礼

jackyさん。ありがとうございました。
ここ一週間のうちに横浜が一番近いので横浜美術館美術図書室に行って探してきます。もしみつかったら皆さんにもお知らせしたいと思います。
見つかるといいな！でも一日時間をかけなくてはならないだろうな！

補足

図書館に行くのにもう少し時間がかかりそうです。
みなさんに結果をお知らせしたいので、ポイントの問題などありますがもうしばらくご辛抱ください！！みなさますみません！

回答No.5

jakyy

【ルーベンス　　Rubens】
ルーベンスの「Andromeda」でしょう。
下記のサイトに絵画がありますので、
お確かめ下さい。
1638年の作品です。http://www.abcgallery.com/R/rubens/rubens60.html

【ヴァザーリ　Vasari】
Vasariの作品に"Peruses and Andromeda”があります。
ミケランジェロの影響を受けた画家ですね。
http://www.windows.ucar.edu/tour/link=/mythology/images/andromeda_constellation_jpg_image.html

【 Edward John Poynter】
イギリス、ラファエル前派の画家です。
この画家の作品にも「Andromeda」があります。

http://www.illusionsgallery.com/Andromdea.html

余談ですが、Andromedaはギリシャ神話に出てくるエイチオピアの王女です。
母親Casiopeiaが、娘は海の精よりも美しいと誇ったために、
国に大洪水が起きました。この災難を救うために
Andromedaは、自ら海の怪獣に餌食になろうとしました。
だがPerseusに救われて、彼の妻になったというお話です。

参考URL：

http://www.abcgallery.com/R/rubens/rubens60.html,http://www.illusionsgallery.com/Andromdea.html

お礼

貴重な情報をありがとうございます。確認して見ましたが
、やっぱり違うようです。特にルーベンスのような色調が明るいものではありません。肌の青白さと岩か洞窟の限りなく黒に近いグレー色。女性の体も豊満すぎるほどではありません。顔はどちらかといえば正面を向いていたとおもいます。
アドバイスをお願いしたいのですが、たとえば大きな図書館で探すとしたら、特定の絵を探すコツというのはあるのでしょうか？また東京近郊でここなら美術関係はばっちりという図書館はありますか？教えてください！

回答No.4

pingapinga

失礼しました、#2さんが挙げておられるのはメトロポリタンでしたね
(^^;

回答No.3

pingapinga

アンドロメダで探して見つからないなら、画題はアンドロメダではなく、アンジェリカかもしれません。
ちなみにアングルでは、『アンジェリカを救うルッジェロ』という題名の絵で、似た構図があります。
ルーブル美術館所蔵ですので、もしかしたら#2さんの回答されている絵はこちらかもしれません。

アンジェリカは、『狂乱のオルランド』という叙事詞に登場する姫です。
多くの画家が画題として扱っています。
参考URL、アングルのアンジェリカが見られます。

しかしアングル・アンジェリカ・アンドロメダと、やたらアンが付きますね（＾＾；

参考URL：

http://www.ne.jp/asahi/art.barbizon/y.ide/10NHK.HTM

お礼

情報ありがとうございます！
でも残念ながら『アンジェリカを救うルッジェロ」ではないようです。絵の構図としては一番大きなエレメントがこの全裸の女性で、背景の割合は少なかった気がします。

皆さんのおかげで似たような題材をこんなに一度にみることが出来てとてもうれしいです。
本当にありがとうございます！

回答No.2

sirayukihime

初めまして。
昔、美術展で（メトロポリタン美術館展だったかなあ？）そんな感じの絵を見た記憶があります。
確か「アングル」じゃなかったかと・・・。
No.１のかたへの御礼にあるサイトのＵＲＬ、いま覗いてみましたが私の見た絵は、ここにはありませんでした。
私が見たのも「アンドロメダ」という名前が含まれている画題でしたが、もし「アングル」じゃなかったら御免なさいね。

お礼

情報ありがとうございます！！
アングルの描き方は、なんとなく顔のタッチは似ていなくもない気がしますが、サイトを見てみたらアンジェリカを救う・・・・の絵ではありませんでした。どちらかといえば、ただの「アンジェリカ」の方が近いです。こちらのサイトで確認しました。
http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/I/Ingres/Ingres2.htm
けれども、やはりこれではありません。でも少しづつ近づいてるのかな？？

回答No.1

nemosan

作品自体は特定できないけれど…

海の怪獣の生け贄にされた美女の構成からして、ギリシャ神話の「繋がれた アンドロメダ を解放する ペルセウス」の絵かな？

けっこう沢山の画家が描いてるはずです。

お礼

こんなに早くお返事いただけるなんて素晴しい！
ありがとうございました。
早速以下のサイトを見て８０点ほどの関連絵画を見ましたが、きっと題材は同じなのかもしれませんがわたしの記憶にある絵はありませんでした。http://www.abaxjp.com/andrmd/andrmd.html
このサイトに詳しくのっていました。
数あるアンドロメダの絵を見ると、もっともっと暗く、肌は透き通るように青白く、表情も悲壮かつ官能にあふれ、そして何よりもその肌の白さと対比して洞窟の色が暗かったのです。ぜひまた情報をお願いします。