数式処理ソフトお持ちですか?
せっかくだから4次方程式の「解の公式」なるものをTeXに打ち出そうかと思いましたが、半日以上かかりそうだったのでやめました。
数式処理ソフトを使ってご自分のPCで解の公式をご覧になってください。
以下はMupadというフリーの数式処理ソフトのためのスクリプトです。
p:=(8*a*c-3*b^2)/(8*a^2):
q:=(b^3-4*a*b*c+8*a^2*d)/(8*a^3):
r:=(-3*b^4+16*a*b^2*c-64*a^2*b*c+256*a^3*e)/(256*a^4):
a1:=-8:
b1:=4*p:
c1:=8*r:
d1:=q^2-4*p*r:
D1:=-(4*(-b1^2/(3*a1^2)+c1/a1)^3+27*(2*b1^3/(27*a1^3)-(b1*c1)/(3*a1^2)+d1/a1)^2):
k:=0:
pm1:=1:
pm2:=1:
u1:=-b1/(3*a1)+((-1+sqrt(3))/2)^k*(-b1^3/(27*a1^3)+(b1*c1)/(6*a1^2)-d1/(2*a1)+sqrt(-D1/3)/6)^(1/3)+((-1-sqrt(3))/2)^k*(-b1^3/(27*a1^3)+(b1*c1)/(6*a1^2)-d1/(2*a1)-sqrt(-D1/3)/6)^(1/3):
x1:=(pm1*sqrt(2*u1-p)+pm2*sqrt(2*u1-p-4*(u1+pm1*(q/2)*sqrt(2*u1-p))))/2:
↑をMupadのプロンプトにコピー&ペーストしたのち、
x1;
と入力すると解の一つが表示されます。
4つの解をそれぞれ表示するには
pm1とpm2をそれぞれ1か-1に設定することで実現します。
デフォルトはpm1:=1, pm2:=1なので
pm1:=-1:
x1;
と入力すると、最初とは異なる解が表示されます。同様に(pm1,pm2)=(1,1),(1,-1),(-1,1),(-1,-1)の設定で4次方程式の4解がそれぞれ表示されます。
3次方程式が絡んでいたのでkという変数も設定しましたが、おそらくpm1,pm2の組み合わせですべての解があらわされていると思います。ちなみにkは0,1,2のいずれかの値をとり、デフォルトは0になっています。
数式処理ソフトMupadの導入法については参考URL等を参照してください。
もし、Mathematica等、ほかの数式処理ソフトをお使いの場合でも、上記の計算については互換性が保たれていると思います。
お礼
ありがとうございます。一番下に出ているのが解の公式ですね。 4次方程式にも解の公式があるはずなんですが、一度も見たことがありません。どの教科書を見てもフェラーリの解法しか載ってません。