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特許貧乏にならないために
特許貧乏と言う言葉を知りました。 なんとなくわかりますが、どの程度貧乏になるのか。 その例は? 費用の明細や、事例を教えて下さい。
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- uyama33
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私の場合は、 ヨーロッパ、アメリカ、日本へ出願して いま5年目で、約500万円の支出 まだ取れません。 1000万円までは無条件で出します。 商品開発は含まれません。
>違います。電話で問い合わせました。 そうですか。 いずれにしても各手続の料金ぐらいは自分で調べられますよ。 http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/shutugan.htm これから先のことを考えたら、発明協会発行・特許庁編「工業所有権法令集」の特許法、特許法施行法、特許法施行規則ぐらいは目を通しておいた方がいいです。 また、特許出願に関する情報の発信元は特許庁です。 そして、外郭団体の社団法人発明協会や国家資格の弁理士によって構成されている弁理士会からも、各種情報が提供されたり、無料相談室が設けられたりしています。 そちらのサイトも覗いてみてください。 http://www.jpo.go.jp/indexj.htm http://www.jiii.or.jp/ http://www.jpaa.or.jp/?05291100 >外国に登録されているものまで調べることができないので弁理士に調べてもらうようになるのかと聞きますと、受付の女性が日本で使用するものなら調べる必要はない、と言っておりました。 それは勘違いです。 たぶん、その発明を実施すると既存の特許を侵害しないかどうかという話と、特許を取るための特許要件とを混同しているのでしょう。 使用する(実施する)だけなら、海外での特許は気にする必要はありません。 日本で特許になっていないかどうかを心配するだけでいいです。 でも、自分が日本で特許を取るためには、海外での公知・公用・刊行物公知は特許要件に含まれています。 「特許法第29条(特許の要件) 1 産業上利用することができる発明をした者は、次に掲げる発明を除き、その発明について特許を受けることができる。 一 特許出願前に日本国内又は外国において公然知られた発明 二 特許出願前に日本国内又は外国において公然実施をされた発明 三 特許出願前に日本国内又は外国において、頒布された刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となつた発明 2 特許出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が前項各号に掲げる発明に基いて容易に発明をすることができたときは、その発明については、同項の規定にかかわらず、特許を受けることができない。」 なお、外国に登録されているものまで調べることができないと仰っていますが、海外の特許は米国特許商標庁やヨーロッパ特許庁の検索サイトからある程度調べられます。 (もちろん英語をある程度理解できることが必要ですけど。) http://www.uspto.gov/patft/index.html http://ep.espacenet.com/ >はじめから赤字になるかどうか、それは、商売すべてにおいて最初から判断できるものではありません。商売は、一種のギャンブルです。 そうですね、特許出願も一種のギャンブルです。 特許を取ってお金儲けをしたければ、賭けに出るしかないんです。 念のため言っておくと、先に書いたように完璧な先行技術調査はできませんから、特許にならないという予測はできても、特許になるという予測は誰にもできません。 「この発明は素晴らしい!是非特許出願をしましょう!」などと言う人は、胡散臭いと思ってもいいです。 >気に入るか気に入らないかは個人の問題ですが、日本中の人、世界中の人に使っていただけるはずです。 alessandraさんは外国への輸出もお考えということですか? 日本で特許をとっても海外には権利が及びません。 海外で独占的に実施したければ、少なくとも実施(輸出も含む)を予定している各国で特許出願しなければなりません。 その費用も考えると膨大な金額になります。 残念ながら、個人の思いつきで簡単に特許をとれるような仕組みにはなっていないのが現状です。 まあ、無責任なマスコミに踊らされた素人の方に大したことないアイデアを次から次へと出願されると審査機能が麻痺してしまいますから、仕方ない部分もあるのですが。 >特殊なものではありません。ごくごく一般的な道具です。 世界中の企業や超一流大学・大学院卒の研究者が様々な分野で日夜研究を積み重ねている中で素人の方がお金になる特許を取れる確率は、残念ながら、極めて低いと考えなければなりません。 せめて国内の先行技術調査ぐらいは先に済ませておいた方がいいですよ。 http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
補足
alessandraさんは外国への輸出もお考えということですか? >そのような大それた考えは持っていません。 私のアイデアは、特許というより実用新案または意匠登録に該当すると思います。 外国へ輸出したい、したくないということを言いたいのではありません。ありふれたもの、ということを言いたいのです。初恋ダイエットスリッパにしてもそうですが、女の発想というのは、実用性が高いと思うのです。複雑な理科の発明ではありません。ちょっとしたアイデアです。例えば、目玉焼きを同時に2つできないだろうかと考えました。2つの目玉焼きをひとつのフライパンで焼くと、2つの目玉の1つの目玉焼きになってしまい、それを分けるのに、面倒でした。これを電子図書館で調べると、登録がありました。これを先行調査と呼んで良いのですか?この目玉焼き器も、世界中で使用することができます。そのような意味で世界中で使うことができると言いました。
- kanpoco
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補足でのご質問を頂きましたのでお答えします。 Q1)見積もりを受ける、のは良いですね。考案者は一般的にそのようにされるのでしょうか。 A1)特に個人の方へはそうアドバイスしてますが、(私の居所が後進県なのか)出願経験の少ない方では余り知られていないようです。 Q2)回答者さまは弁理士さんですか? A2)違います。知財立国にからんで公的な立場でお手伝いしているものです。もちろんこの場ではボランティアですが(笑) Q3)ライセンスという言葉の意味も正確に理解していません。要するに、工場やメーカーにアイデアなり、発明なりを売り込むということですか? A3)それもありますが、特許が登録になりますと特許権が発生するわけです。たとえばその中に「模倣されたときに実施者の実施を指し止めることができる」ので、訴えられればせっかくやっている事業をやめなければならないか、裁判で解消しなければならなくなり大変です。 それをリスクヘッジすすために、あらかじめ自分の商品や事業などの特許調査を行って、関連する特許の許諾を受けてから事業化に踏み切る、その「許諾を受けること」をライセンシングといいまして、広義には、出願中のものの[使用許諾]も含めています。 別な観点でよく新聞などで「アイデアを買ってもらう」という話を見ますが、これはリスクヘッジで行われるケースは少なく、その商品が市場で売れそうと感じたり、その技術が自分の事業にとって有効に活用できそう、といった観点から許諾を受けるようです。 ついでの参考までにですが、技術を提供するほうを「ライセンサー」受けるほうを「ライセンシー」といいます。 Q4)市場占有率が確保される、とは?それもあり、とは何がありなんですか? A4)変な言い方でごめんなさい。特許は独占排他の性格がありまして、A3で書いたように真似したものをやめさせることが法律で保護されているのです。つまり、そうされたくない人は、他人の特許技術を真似ないで「違った方法」にて実施しなければならなくなります。 特許にも強い特許と弱い特許があって基本的でどうしてもそれを使わないとならない「基本特許」も中にはあります。それが登場すると事業を見合わせるか使わせていただくか、となります。 その結果、特許を有している方はその事業関連内では非常に優位な立場になるわけでして、このことを、「市場占有率が確保される」と申しました。 「それもあり」の意味は、自分の商品や事業を「防衛するため」を最大の目的とすると他人は基本的に実施できなくなりますので、日本の産業界全体としてみたときに国際競争力を強くする面でマイナスなことがあるのです。だから、「独占排他のみを目的として自己防衛のみを行う」こともできますがあくまで一つの手段であって、世界を視野に入れた戦略をとってほしい、というのが私の願いです。 (補足)下記のリンクからたどって、一度「特許流通促進事業」を参照してみてください。
- 参考URL:
- http://www.ncipi.go.jp/
まず誤入力を訂正させていただきます。失礼しました。 ×虚説 → ○拒絶 >先行調査でも2,3万円かかると特許事務所の方は言っていました。 特許事務所に相談に行かれてるということですね。 それでしたら、各手続の料金については、そちらでお訊き下さい。 ネット上でも調べられますし。 なお、先行技術調査は、専門家でも完璧に行うことはできません。 何故ならば、特許されるためには、世界中の刊行物に記載されていないこと・世界中の国で実施されていないことが必要です。 そんなことを調べるのは実質的に不可能です。 また、特許は原則として出願から18ヶ月間は公開されません。 まだ公開されていないものの中に同一発明がある可能性だってあります。 従って、先行技術調査については、調べ方さえきっちり教わっておけば、自力でやってもそれほど大きな違いはないかと思いますよ。 ただ、その後の手続は、法律的な知識が必要となりますから、専門家に任せた方が無難です。 >弁理士も、腕のある人、ない人があるのですか。 あらゆるジャンルの最先端技術の詳しい話まですべて知ってるなどという人はまずいません。 従って、得意分野・不得意分野はあると思います。 でも、法律的知識や専門家としてのノウハウについては、極端な差はないと思います。 もちろん、素人の方と比べれば歴然とした差があるでしょうけど。 >こないだ、テレビで特許をとるまでに、トータル3、40万円かかり、特許をとったのだが、それを製作するのに400万円かかるといっていました。とても、売れる商品には見えませんでした。へんてこりんな発明品にしか見えませんでした。 特許になるまでのトータル料金はケースバイケースです。 拒絶理由通知が来たときの対応に失敗して拒絶査定になれば、拒絶査定不服審判費用を支払う必要が生じます。 また、特許になった後も同業他社が特許無効審判請求をする可能性だってあります。 場合に依ったら100万円ぐらいになることもある(特許事務所に依頼した場合)と考えておいた方がいいでしょう。 ただ、特許云々の話とは別に、商品化するに当たっては当然収支の見積もりをしますよね。 初めから赤字になるとわかっているようなものを商品化する意味はありません。 それだったら特許を取る必要もありません。 最初から特許出願しない方がましです。 >特許貧乏にならないために 特許出願する段階で収支見積もりをきちんと考えた方がいいですね。 そして、その際には特許出願~登録までの間の約100万円を加算すればよろしいのではないでしょうか。
補足
特許事務所に相談に行かれてるということですね。 >違います。電話で問い合わせました。 世界中の刊行物に記載されていないこと・世界中の国で実施されていないことが必要です。 >外国に登録されているものまで調べることができないので弁理士に調べてもらうようになるのかと聞きますと、受付の女性が日本で使用するものなら調べる必要はない、と言っておりました。 初めから赤字になるとわかっているようなものを商品化する意味はありません。 >はじめから赤字になるかどうか、それは、商売すべてにおいて最初から判断できるものではありません。商売は、一種のギャンブルです。売れないと思ったものがバカ売れ、その逆もあります。私は、私のアイデアを商品化したら、売れると思っています。もし、それがあったら、まず自分が使ってみたいのです。だから、試作段階で気に入れば、個人で使用する範囲にとどめておくこともできます。売れるとも売れないともなんとも言えません。 特殊なものではありません。ごくごく一般的な道具です。気に入るか気に入らないかは個人の問題ですが、日本中の人、世界中の人に使っていただけるはずです。
- kanpoco
- ベストアンサー率25% (1/4)
自分で全ての書類(文書、図面全て)作成をした場合、特許では出願時1万6千円の特許印紙を貼らねばなりません。(自分でした場合ですが)審査請求をするのに、特許印紙代を168,600円+(請求項の数×4,000円)だけ貼らねばなりません。 まして外国に出したら大変な金額になります。(翻訳など掛かりますので) 発明自体が面白くて、何件も出願したら、貧乏になるかは別として、一杯費用が掛かることはお分かりですね。 発明には思い入れがある場合が多いけれども、「特許は一杯出したが出願費用で業績赤字」では困りますね。壁の飾り用の特許証に対して≪何百万円≫も掛けても放っておけるお金持ちならいいですが。出願は先行投資なので、すぐには収入にならなくともいずれ黒字化しなければ。 つまり、特許出願や特許取得をしたらなるべく早めにそれに見合う収入を得ましょうということです。 他人にライセンスしなくても、自分の事業が守られて市場占有率が確保されていればそれもありです。(この方が多いパターンかも) 事務所での費用については、平成13年1月6日の新弁理士法の施行をもって廃止されておりまして、まちまちのようです。お近くの特許事務所で見積もりを受けられることをお勧めします。 発明が既におありでしたら、詳細につきまして各県の発明協会県支部で主催する「弁理士による無料発明相談会」の紹介を受けて相談されますことをお勧めいたします。 参考までに特許庁のURLを付記しますので出願、審査、登録の料金体系はごらんになってください。。
お礼
わかりやすいご説明、ありがとうござます。 見積もりを受ける、のは良いですね。 考案者は一般的にそのようにされるのでしょうか。 回答者さまは弁理士さんですか? タウンページで、特許相談の欄に名前のあった事務所に電話してみました。相談だけであれば、出向いても無料だというのですが、、、 本当でしょうか。 10人くらいの弁理士を抱えている事務所だそうです。 特許事務所としては規模が大きい? 私は地方在住です。(県庁所在地) いろいろとご親切に教えてくださり感謝しています。 ありがとうございます。
補足
他人にライセンスしなくても、自分の事業が守られて市場占有率が確保されていればそれもありです。(この方が多いパターンかも) >ライセンスという言葉の意味も正確に理解していません。要するに、工場やメーカーにアイデアなり、発明なりを売り込むということですか? 市場占有率が確保される、とは? それもあり、とは何がありなんですか? 今、自分でも発明に関する本を取り寄せているところです。いちいちお聞きしてお手数ご面倒をおかけし、申し訳ありません。
>どの程度貧乏になるのか。 出願費用、出願審査請求費用、虚説査定不服審判請求費用などでしょうか。 ところで、それらがいくらぐらいかかるのかはご存知ですか?
お礼
回答、ありがとうございます。
補足
それぞれいくらぐらいかかるのか、また、挙げていただいた費用の内容もわかりません。 先行調査でも2,3万円かかると特許事務所の方は言っていました。これは、どこの事務所でも、そのくらい提示するのですか。枚数によっても変わると言っていましたが。規定があるのですか。 弁理士も、腕のある人、ない人があるのですか。 それは、特許庁から拒絶?された場合の話ですか。 こないだ、テレビで特許をとるまでに、トータル3、40万円かかり、特許をとったのだが、それを製作するのに400万円かかるといっていました。とても、売れる商品には見えませんでした。へんてこりんな発明品にしか見えませんでした。
お礼
今、ちょうど特許についてディベートする番組が放送されています。 90%以上が職務発明だということですね。 uyama33さんは、個人で発明されたのですか。 良いアイデアがあっても、お金がないと実現しないのですね。 実体験をご紹介くださり、ありがとうございます。 青色発光ダイオードの訴訟について、知りました。 社員の方は最初2万円の報酬しか支払われなかったようで、会社は120億円の利益を産んだそうです。社員が訴えを起こすのは当然だと思いました。 話がそれましたが、、、 これから、このような番組などを通して、少しずつ発明の世界を覗いていこうと思います。