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1920年の恐慌
1920年の第一次世界大戦後の恐慌が無かった場合は、日本の経済はどの様になっていたと思いますか?私はデモクラシーが続いて軍事主義が続く事が無く、民主主義が継続されていたと思います。如何でしょう?!
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- 岩尾 俊志(@arakan)
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えーと、世界恐慌とはもともと突発的、偶発的に起きたわけではありません。 第一次世界大戦でヨーロッパ各地が戦争に巻き込まれ、製品供給力が 低下したどさくさに日本やアメリカといった戦争に局外者だった 国が突然の好景気に沸き、その(右肩上がり)の景気上昇を 所与のものとした企業や国家の予算構成が、戦争が終わり ヨーロッパ各国が戦前の供給体制に戻った後も調整されず、 在庫過剰、金融過剰、人員過剰にまたがる経済矛盾が 一気に吹き出したものだったはずですが? その意味で30年前の日本が、右肩上がりの成長路線を 調整できず、過度のリゾート開発や国債乱発と一時しのぎの 策に終始し、ますます事態を全体の自滅へと向かわせている 状況と同じはずです。 つまり両者に共通しているのは政治家や経済人の リーダーシップの低下のはずですが・・・? ただ、現在の状況は情報が身近に取れることもあり、 分かりやすいのですが、当時となると文献その他で 類推する以外にないので、「断言」までは出来ません。 ただその後(世界恐慌後)日本が無謀な植民地政策で国内の 経済矛盾を 解決しようとしてますます国家を破滅にまで導いたことを考えれば そう間違っていないと思います。 したがって答は 1 リーダーシップ自体は明治維新後どんどん低下していた 2 しかしその(リーダーシップの低下は)世界恐慌に 巻き込まれ 戦争に突き進むほどではなかった ということで、大正デモクラシーが進み、ちょうどここ30年来の 日本が陥っているようなリーダーシップの低下 → 衆愚政治への移行 による 別の形の経済危機を体験し40年前のイギリス病や イタリア病にかかっていたであろうと思います。 仮定の話なのではっきり断言できません。自由にご批判ください。
お礼
ありがとうございました。 不確かな部分がはっきりとわかり大変参考になりました。