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第2次世界恐慌時の地政学的リスク
今月に入って、世界恐慌になりそうな様相に なってきましたが、第2次世界恐慌時の 地政学的リスクとして、どのようなことが 考えられるでしょうか? ジョージ・ソロスは、ロシアが軍事行動をとる可能性が 高まると予測しています。
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- 2011年 2月変更(@wwbc)
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現在の世界の勢力構図は、米国と中国。 世界の安定は、この2国が、協調するか、対立するか(=中国がアメリカを深追いするか)にかかっています。 米国が中国を最重要視しているのはそういう理由。 米国は歴史的撤退を画しており、世界に撤退と見せないで撤退したい。それが世界の安定の為であり、米国の存続の為でもあります。 今現在は中国は了承しています。米国とも密談繰り返し、米国撤退期のこの時期を武力衝突無しに穏やかに進めたいと望んでいる。 出来れば日本がその仲介役として寄与できる面が有れば最良だが、日本はここの所鎖国状態続きで心配してくれるアジア各国からの引き立てで少しずつ外に目を向けつつある状態なので、その理想は実現しがたい。 正に今、日本が同盟国米国の国家的危機を外交的に救援する義務さえあるのだが、対米コアラでアメリカと一緒に撤退中。 お話のロシアは、現在世界的に軽んじて見られており、米国・中国も重要視してない。ロシアがこの2国に威圧かければ恐らく米国・中国共同してロシアに当たる。 米国が口先だけで同盟関係を強調している日本に対しても、武力どころか威圧もしにくい。もしそれがあったら日本は、まず米国にお願いする、それが駄目なら中国にお願いする。 この「まずは米国、それが駄目なら中国に頼む」というパターンは今後しばらく続き、恐らくそれは安全に機能する。 ロシアの軍事圧力が危険になるとすれば、米国・中国双方の覇権が希薄な地域。欲を言えばEUから離れた地域。若しくは米国・EUの力が及んでいない中国単独覇権地域。 思い当たるのは大陸内陸部とか、アフガン周辺とか。或いは北極海周辺。現代では武力威圧が意味持つのは地下資源関連位なので、出てくるとしても地下資源狙いですかね。 なので日本の北方領域は漁業資源くらいしか意味ないし、地下資源はもうロシアが握ってるし、日本は安全。 上の2地域にロシアが出てくれば、ロシアの覇権はひとまず確立される。 その地域の国々は可哀そうだが米・中・EUはいかんともしがたい。昔なら米軍が直行して武力対峙してロシア軍を蹴散らすのだが、今の米国はゴミ日本にもすがりたい時期なので無理。ボケてる日本も米国コアラとして米国と撤退中なので無理。 だが、皆が無理なので誰も手が出せない為に、戦争にはならない。(現地ではロシアによる虐殺は残念ながらあるかもしれないが) ロシアの一人勝ちというか、勝っても意味無いが。地下資源の価格は暴落してるし。 10年位待ってみて、ロシアが依怙地になってたら口で苦情を言えば良い。 以下、私個人の無責任な仮想の話です。 今この瞬間に一番危ない地域は極東。 極東で紛争が起これば、建前から米軍は出動せざるを得ない。そうなれば建前からも中国も出てくる。米中、共にしたくもない戦争が始まる。 北朝鮮がミサイル外交してるのは自国存続を望んでいるからだが、その元と成る国家体制が危機に瀕している。ギリギリの瀬戸際外交の破綻により紛争発生の可能性は高い。 米中が嫌々ながらも半島で戦火を交え、米軍が足を取られているのを見れば、ここぞとばかりにアラブ諸国の一部がイスラエル攻撃に出る。当然イスラエルは持ちこたえるが、ここに核兵器も絡んできたり、アフガンも絡んでくればEUも戦争当事者になってしまう。 見えてくる構図は、「米国・EU・イスラエル」←→「中国・アラブ」。 そして「ロシア」が漁夫の利を得ようとするか、構わず自分勝手な行動に出るか。 EUが戦争当事者になった時点で、米中は正面戦・大規模戦に入る。 戦場は韓国と、イスラエルからアフガンにかけての中東一帯。 そして北朝鮮は日本に対しミサイル攻撃をする。場合によっては核弾頭入りの可能性もある。(中国は日本に向けては核兵器を使用しない) 日本の人口は1/2~1/4化し、イスラエルは滅亡。イスラエル軍人・避難民は航路を辿って日本に移住する。 ここで和平交渉が行われ、米中和解。ロシア漁夫の利。アラブはエルサレム開放。そしてイスラエルは永遠の平和地帯を得る。 そして日本は最強兵器イスラエル人を得る。 世界経済は第3次世界大戦により、いつの間にか回復している。 生産活動の工程により、世界大戦は数年間必要。
- pullmandsg
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「地政学的な議論」は、論者の主観が入り易いのでなかなか難しいですね。 以下もそういった有象無象の議論の一つとなりますが・・・ 前回の世界恐慌の展開を考えると、景気拡張期すすんでいた大国の拡張(小国にとっての軍事的脅威)がおさまり、国内の資源を囲いこんで経済の維持を図ろうとし、それが出来ない無資源国のわりに人的資源とか技術力がある国が軍事的拡張をするという事になるので、太平洋に面した東アジアの小国日本が客観的に見ると脅威、という仮説が提示できそうです。 勿論(自覚しているかどうかはともかくとして)平和外交を経済発展の最大の武器としてきたわが国の現状を考えると日本の軍事大国化は荒唐無稽ですが、日本のこれまでの外交戦略を理解していないアメリカのタカ派の一般人あたりは、「日本は資源もないから、北朝鮮あたりに侵攻するんじゃないの?その時わが国は日本と仲良くする必要があるのかな?」とか適当なことを考えそうですし、近隣諸国は「また占領とかしてくるんじゃないの」と警戒して、日本の侵攻を想定した防衛とかを強調し、それが各国の協調体制を崩す可能性があるので、日本はそういう考えとか対応が存在する事を前提に微妙な舵取りを行う事を要求されそうですね。 ロシアは大国/小国の区分で言うと大国に属するので、対外的な拡張を止めて国内経済の立て直しに努めると予想されますが、ロシア人にとっては自国感覚で、旧ソ連の計画経済の影響で経済的には繋がらざるを得ないのウクライナ(今は西側よりでロシアとの関係は微妙)や、コーカサス諸国との関係が微妙になりそうですね。極東は人口が減少気味でもてあまし気味なので、好景気時ならともかく、不況になってしまっては、プライドの問題で領土維持ははかると思いますが、それ以上の問題は起こらないと思います。 あとは、サハラ以南や東部のアフリカが放置状態になって、イスラム過激派の勢力の温床になりそうな気がします。さっきのアメリカ人の話でいえば、「ODAなどの関係を生かして日本が軍事力をちらつかせつつ経済的権益を拡大」となりそうですが、実際には、イスラム勢力の盛衰で、船舶ルートの安全性や石油の入手可能性という面で日本は影響を受けるのかな、と思います。