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円の接線に関する問題の解説で分からないところが

円の問題で、 円の外部の点P(p, q)から2本の接線を引き、接点を点A, Bとしたとき、その2点A, Bを通る直線を考えるとします。 A(a, b) B(c, d) とおくと、これらの点における接線の方程式は、それぞれ  ax+by=半径の二乗  cx+dy=半径の二乗 これらが点(p, q)を通るから  ap+bq=半径の二乗  cp+dq=半径の二乗 ・・・となることは分かるんですけど、次の記述 ゆえに、2点A, Bを通る直線の方程式は  px+qy=半径の二乗 ・・・となる理由が分かりません。AをいれてもBを入れても右式が変わらないからですか?なんだか納得できないんです。解説してください! 数学不得意なので、易しく説明して欲しいです。

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回答No.2

これは「極と極線」という問題で,有名問題として取り上げられます. 例えば,2000年阪大理系数学(I)がその問題です. 解説は以下の通りです. 円 x^2 + y^2 = r^2 の外側にある一点 (x_1, y_1) から その円に引いた接線は二本ある。 各々の接点を (a, b), (c, d) としよう。 公式によって, これらの接線は ax + by = r^2, cx + dy = r^2 である。 これらは各々 (x_1, y_1) を通る。 従って ax_1 + by_1 = r^2, cx_1 + dy_1 = r^2 を満たす。 さて, 直線 x_1・x + y_1・y = r^2 を考えよう。 ここに (a, b), (c, d) を代入すると ax_1 + by_1 = r^2, cx_1 + dy_1 = r^2 となって, 上記と同じだから, この等式は満たされる。 ということは直線 x_1・x + y_1・y = r^2 は点 (x_1, y_1) から円 x^2 + y^2 = r^2 に引いた 二本の接線の両接点を通っている直線であることが分かった。 因みにこのとき最初の点 (x_1, y_1) を極 (pole), 求まった直線 x_1・x + y_1・y = r^2 を極線 (poler) という。

noname#12213
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 有名問題だったんですか?そういやいつか昔、「極と極線」って見たことある気が・・・でもコレとは分かってなかったです。 詳しい解説、とても参考になりました!分からない所がすっきりしました。

その他の回答 (1)

回答No.1

たぶん、こんな感じなのではないでしょうか。 基本事項:直線の式はx,yの1次式であり、直線上の2点が判れば1つに決定される。 上記の基本事項を踏まえると、2点A,Bを通る直線の式は、以下の3つが全て満たされているものであればよい。(どんな方法でもいいから、3つを全て満たすものを見つけ出せば、それが解答、ということ) 1:x,yの1次式であること。 2:x,yにAの座標を代入すると成立すること。 3:x,yにBの座標を代入すると成立すること。 ところで、  ap+bq=r^2  cp+dq=r^2 なので、1次式px+qy=r^2は、上記1~3を満たしている。よって、求める直線はpx+qy=r^2である。

noname#12213
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 あ~確かに!!!冷静に考えたらそうかって思いました。やっぱり数学は苦手です・・・。

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