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マックスウェーバについて
という人物はなにが一番ポイントなのでしょうか?よくわかりません。
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最も有名な業績は『プロテスタンティズムと資本主義の精神』という著書において、「プロテスタンティズムがあったがゆえに西欧において唯一、資本主義が成立した」ということを発見したということです。 これまではお金を得ることは相応に行なっていればよかったか、宗教でよくないこととされているかでそれほど人々が求めるものではなかったのが、ルター、カルヴァンの宗教改革によって起こったプロテスタンティズムにより、人々が必死に求めるものとなったのです。 これまではカトリック教会において、懺悔や儀式をしていれば罪は救われたのですが、当時の免罪符などといった教会の活動が金儲けに結びつくなどの腐敗も手伝って、彼らはカトリック教会を批判しました。 特にカルヴァンは「予定説」を唱え、人々が救われるかどうかは神があらかじめ決めているものとし、教会などの懺悔や儀式は無意味であるとしたのです。そして、ただ「祈り、働け」という教えをいかに守れるかのみが問われるものとました。それを守っても救われる側の人間でないと結局は救われないのですが、人々は救われる側にあると信じそれを守るしかないということになり、カトリックの頃とは比べ物にならないくらい、自分の毎日の行動が神の教えに合うものかどうかが問われるものとなりました。その「祈り、働け」の精神が「勤労」の精神と結びつき、プロテスタンティズムは意図せざる結果として資本主義の成立に大きな影響を及ぼしたのです。 以上が、その概要です。他にヴェーバーは社会科学において「価値〔当為)」と「事実」を区別することを説いた『社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」』という著書や、『職業としての政治』、『職業としての学問』、比較宗教社会学などのさまざまな業績が存在します。
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- maotarou
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ウェーバーと言う人は大変多才な人で、経済、政治、宗教から音楽まで研究していたようです。なので、質問者の方がどの分野に興味があるかによってポイントは変わってくると思います。特に有名なのは、社会学と政治学でしょうか? 社会学に関しては、 (1)社会学とは個人の社会的行為の意味を理解することと規定。(方法論的個人主義) (2)方法論的個人主義に基づき、社会的行為を4つに分類。(目的合理的行為、価値合理的行為、感情的行為、伝統的行為) (3)宗教意識が経済活動に与える影響を分析(#1さんが言っているやつですね。) 等の業績があります。 政治学に関しては 支配の正当性を3つに分類したことが有名です。(何故人が支配者の支配を正しいものとして受け入れるのかということです。) 3類型は ・伝統的支配・・伝統的にそうだからという理由で支配が受容される ・合法的支配・・合法的な手続きに基づくので支配が受容される(代表例が官僚制) ・カリスマ的支配・・支配者個人の卓越した資質によって支配が受容される。(代表例はナポレオンやヒットラー) 他に政治家論、政党論、官僚論なんかも有名ですが、支配の3類型が一番重要だと思います。出典は1922年刊の「経済と社会」です。(政治家、政党については#1さんも書いている「職業としての政治家」が有名です。)