- ベストアンサー
本質と根本原因との違いは?
私は、現在製造系のエンジニアとして働いている者です。 早速ですが、仕事がら物事を論理的に考える際に必ず「本質とは」という言葉を用いて話す方々がいるため、業務上の迅速かつ深い推敲に必要であるその定義について明確にしておきたいと考えています。 また、”本質”と”根本原因”の違いについてもご教授できる方がいれば、ご教授いただければ幸いです。 個人的見解でもよいので、その定義について多くの方からご指導頂ければ幸いです。 下記は、この疑問を考え始めた背景です。 ======================= 本質の定義とは何なのだろうと考えています。私なりには、まだ若い(30歳未満)ため「そのものが、そのものであるための不可欠な因子である」という漠然とした(かつ、正しいかどうかという事すらもあいまいな)回答ぐらいしかできません。けれど、「そのものがそのものであるということ”全体”が本質であるかもしれないな」などとも考えています(この”全体”というのは間違いかな?とも思えてきています)。 「この問題の”本質”とは・・・」という言葉を、「この問題の”根本原因”とは・・・」に置き換えても言葉の意味が通じることもあります。製造業として不具合を未然に防止するためには、”根本原因”を改善することが必要です。もちろん、もろもろの事情により”応急処置”を行うことも必要でしょうし、”放置”や”現状監視”などの措置も必要です。 けれど、ここで、”根本原因”と”本質”という言葉の定義が分からず、困っています。使い分ける方もウェブサーフィンをするだけでもそれなりの人数の方がいるため、それらがどのように異なるのかを明確にすることによって、より内容の把握や分析を迅速にし、かつ、深めたいと考えています。
- みんなの回答 (23)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
お世話になります。 >本質が結果でもありえるのではないかと 今までとはまた別の視点ですが、なるほど、 と思いました。 システム設計でいうウォーターフォールモデルは 原則最初に本質を定義しますが、要件が 顧客の目的によって変わっていくのはよくある話です。 それで、プロトタイピングモデルという考えも 提唱された位ですから、 本質は使う側のニーズの目的(原因)によって 変化する(結局最後には「結果」となる)という事ですね。 さて、目新しい事は書けませんが、 このスレッドの本質とは? と仮に考えてみました。 標題にある通り「本質と根本的原因の違いとは?」 という事でしたね。 その根本的原因は、 「仕事がら物事を論理的に考える際に <中略>考えています。」 という事でしたね。 kansai_daisuki様にとっての本質を分析していくと、 もしかしてそれだけでは無いかも知れません。 (例えば暇だったから、とか 多くの人の意見を聞いてみたいとか) 本質の一つ以上の要素に含有されているかもしれません。 一方、読む側にとってのこのスレッドの本質とは kansai_daisuki様の意見なわけです(それ以外の者は こちらのコミュニティーから消えるだけの話です)。 仮に途中で視点が変わっても、 いきなり締め切られても、それは変わりません。 何が言いたいかというと、 本質とは作る側≒定義する側によっては (No.16でいう「1.」の定義)変化し得るという事で、 それは一つ以上ないしはkansai_daisuki様全体の要素を 含むかも知れません。しかし必ず独自のものです。 それは辞書に載っていないしマスメディアからの 情報でもありません。 私は1-2.の側にいます。 「この要素(もの)の本質は?」と聞かれれば 辞書を引くなり情報を入手して、後は自分の 目的によって解釈すればいいだけでしょう。 しかしこれも独自のものを含みますね。 よって、本質とは結果ではあり得るが、 その「もの」の一つ以上あるいは全体の要素 (情報であり目的を含む)を含み、 更にユニークさを含む。 と考えました。 長文失礼しました。 追記:本質とは流動的でもあり案外私達は情報に 影響されていて、そこで今回のように 辞書に載っていない事を定義する際には 「結果」と考えるのも妥当ではないかとも 思います。
その他の回答 (22)
- Syo-ya
- ベストアンサー率31% (558/1780)
養老孟司さんの「唯脳論」からのヒントを得ての回答ですが 「機能」と「構造」の違いではないかと想います。 例えば「自動車」という構造は「走る」という機能を生みます。 「この問題の”本質”とは・・・」という場合は、 「走り」という【機能】が問われていて、 その根本原因を考察する為には、 「自動車」という【構造】に帰結するのだと想います。
お礼
ご解答ありがとうございます。 なるほど、「本質=機能」であり「根本原因=構造」であるということですね。 では、「”本質”は、”根本原因”によって構成され、かつ、実現されている」ということになりますね。 これは、私が述べていた、【「そのものがそのものであるということ”全体”が本質であるかもしれないな」などとも考えています(この”全体”というのは間違いかな?とも思えてきています)。】という「”全体”=”本質”」ことが正しいということになるのでしょうか?では、全体の中の特定の一部が本質である。即ち、「”全体”∋”本質”」ということは、間違いであるということですか? 昔、「人が人であるための本質は、言葉を話すことである」ということを言った教授(?)がテレビに出ていました。でも、その後、他の動物(サル?)にも会話(複数の発音の組み合わせで成り立つ複合語による意思の疎通?)することが出来るということが証明され、人間の定義があいまいになった」と聞いたような気がします。 これを基にすると、本質については「”人が人である本質”∋”言葉を話す”」ということになり、”言葉を話す”ことが、即人間であるということにはならないという事ですよね。確かにSyo-yaさんの説明はつながりますね。 けれど、根本原因については「”人が人である根本原因”=”言葉を話す”」となりますか?”根本原因”というより”因子”と読み替えたほうが良いのでしょうか?確かに、”根本原因”を”因子”と読み替えることは出来る(等価であり得る)かもしれませんね。 この方向での検討は、もう少し皆さんの意見も聞いてみたいですね。
- kaiu
- ベストアンサー率20% (65/315)
こんにちは。 私個人の使い分けでいいですか。 (1)「物事の本質を知ってこそ言える事」 「物事の根本的原因を知ってこそ言える事」 (2)「そもそもこのシステムの本質は・・・」 「そもそもこのシステムの根本的原因は・・・」 ニュアンスと使い方が違いますよね。 直すと(一例)↓ (1)「物事の本質を知ってこそ言える事」 「物事にある不具合の 根本的原因を知ってこそ言える事」 (2)「そもそもこのシステムの本質は・・・」 「そもそもこのシステムのミスの根本的原因は・・・」 例えばお客様とシステム等の提案で折衝するときに、 「本質」という言葉を良く使います。 お客様がどういうものを求めているのか、 それに対してこちらから提供できるのはどの様なものが 可能なのか、それを明確にしたいからです。 一方、稼動し始めて色々不具合が出てくると 言い訳(?)に「本質」とともに 「根本的原因」という言葉が良く出てきますね・・・。 こんな感じです。 「本来こちら側では~機能を本質としたものとして 設計していましたが、今回の不具合の根本的原因 としては現行の運用での~が挙げられます」等。 漠然としていますが、使い分けのニュアンスは 分かっていただけましたでしょうか?
お礼
ご解答ありがとうございます。 Kaiuさんの話しを要約すると、「”本質”と”根本的原因”は本質(?)的には同じ因子であるけれども、”本質”は(要求仕様などの)肯定的に使用し、”根本的原因”は(不具合などの)否定的な内容に用いる」ということでよろしいのでしょうか?なるほど、そういうニュアンス的違いであるとも考えられますね。貴重なご意見ありがとうございます。 また、”本質”(または、”根本的原因”)の定義についてもご解答いただければ幸いです。また、大勢の方からのさまざまな意見もまだまだお待ちしています。
お礼
お世話になります。 この10日ほど、インフルエンザで寝込んでいまして、 返信が送れて申し訳ありませんでした。 ここで、そうですね。 Kaiuさんの言うことは、本質と言ってよいかもしれません。 ここで、私としましては、回答の受付を終了したいと思います。 皆様との回答の中で、十分な議論がなされ、 本質についての定義も十分になされたと思うからです。 ご回答いただいた皆様におかれましては、今までありがとうございました。