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生物の本質とは
生物の本質とは、遺伝子を後世に残すことだと聞きました。ドーキンス曰くいきものはDNAの方舟だそうですが、別の著書で生物の本質は自己の組織化だという見解を見つけました。 どっちが真に本質的な要素なのかというのが一つ目の疑問なのですが、 第二に、それではどうして細胞はより高度に組織化された動植物などへと形を変える必要があったのでしょうか。遺伝子を残すだけなら単細胞生物が地球全体に広がった方が効率はよくなかったのか。何故多細胞になる必要があったのか。 稚拙な質問かもしれませんが、どうかご教授のほどよろしくお願いします。
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地球上の環境は一定であることが保障されませんでした。ですから単細胞であることは有為ではありませんでした。進化する余地を求めたたほうが有為です。また進化はしたいからするのではなく余儀無くされてあった事象です。 単細胞は生き残りを遺伝子に担保させますが、多細胞は個体の生命を優先します。この際種族の保存は優先されません。単細胞は変わり続けることを維持し、多細胞は現遺伝子の保全を図ります。 お答えになりましたでしょうか?
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- カルマ(@mimicry-budda)
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その昔、NHKで『生命』という番組が有りました。 お時間があれば検索されてみて下さい。 >遺伝子を残すだけなら単細胞生物が地球全体に広がった方が効率はよくなかったのか ↑ 地球は、長い年月の間に何度も気象が激変してるらしいです。 単細胞生物は、細胞分裂で増えて行き、増えた仲間は、どれも同じような性質です。 「同じような性質」ということは、気象の激変や病気などが流行すれば「一斉に全滅」の可能性も有る訳ですよね?。 >遺伝子を残す ↑ その為には、気象の激変や病気などに対抗し「生き残っていく【多様性】」が必要に成って来ます。 「生物として活動する能力」は、あらゆる面で「単細胞」では限界が有ります。 捕食者として強くなる、早く泳いで危険地帯から逃げる、危険から身を守る、優秀な遺伝子(子孫)を残す、などなど・・・。 「単細胞生物」よりは、多細胞で作られた大きな体の方が「有利」だった訳です。 また、最近耳にした事ですが。 人間を始めとする「脊椎動物」の遠い遠い祖先は、下の「ナメクジウオ」という原始的な生物なのだとか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%82%AA 「ナメクジウオ」は、何も特別な存在でも何でも無く、「カンブリア紀」に出現した多種多様な生物の1種に過ぎなかったようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%B4%80 ↑ 「カンブリア紀」には、様々な生物が現れ、「生物のデザインが出揃った時代」とも言われているようです。
お礼
つまり自己複製→自己組織化ということですね。 回答感謝します。
- ORUKA1951
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生物の要件は ・外界と自身を区別する境界があること ・成長や活動のため外界から物質を取り入れ、不要なものを捨てる--代謝を行うこと ・自身のコピーを残せること。 この三点でしょうね。このどれかが欠けても生物とは言えない。ウィルスは2番目の要件を満たさない >それではどうして細胞はより高度に組織化された動植物などへと形を変える必要があったのでしょうか。 これは生命の要件を満たすものが、その世界に現れた時点で、【必然】なのではないですか? 「遺伝子を残すだけなら単細胞生物が地球全体に広がった方が効率はよくなかったのか。」もし、えさとなる物質が足りなくなったときに、その生物を破壊して自分の栄養とする生物が現れたら、境界も代謝も子孫もままならなくなります。その子孫は残らないでしょう。 あなたがプログラマーだとして、パソコンのウィンドウ内で ・外界と自身を区別する境界があること ・成長や活動のため外界から物質を取り入れ、不要なものを捨てる--代謝を行うこと ・自身のコピーを残せること。 のようなものをつくったとします。彼らはどんどん増えていき、生存競争がおき、それぞれの生き残る形に進化していくでしょう。
お礼
生物の定義というのは難しいものですね。生物という言葉が曖昧なので仕方ない気もしますが。 回答ありがとうございます。
お礼
簡潔にして明快な説明ありがとうございました!