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時間を記憶するタンパク質について
時間を記憶するタンパク質というのを聞いたことがあるのですが、具体的に何と言う名前のタンパク質なのでしょうか?それと、そのメカニズムを教えてください。
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いろいろあるみたいですが参考にしてください。
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- 24blackbirds
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#2です。補足します。いきなり時計の話をしましたが、これは動物が慨日周期というものを持つ、という観察から導かれた仮説なのです。太陽光線の全く届かない環境に置かれても動物はおよそ24時間の周期で規則的な行動パターンを示すことが知られています。この時間を刻む物質として、一定の振動数を持つタンパク質が関与している、という仮説が立てられました。クォーツ時計の様なものですね。そのタンパク質を探求する課程の中でperiod遺伝子が注目される様になったわけです。 ということで、時間を記憶するタンパク質というより、時間を記憶しているタンパク質ですね。ご質問の内容とあっておりましたでしょうか?
お礼
回答ありがとうございました。私は岩波新書の分子生物学入門を読んで、その中に時間を記憶しているタンパク質があるとわずかに書いてあったので、それが気になっていました。もう一度読み直してみようと思っています。一定の振動数があるというのは面白いですね。なぜ太陽にだけ頼らなかったのでしょうか?日陰とかがあって太陽光線を浴びれないという状況があったのでしょうか?
- 24blackbirds
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1970年代に、キイロショウジョウバエを用いた遺伝子の突然変異の実験から、時間の周期性に関わる遺伝子座が発見されました。periodと名付けられたこの遺伝子が転写されてできるタンパク質PERこそが、最初に見つかった「時計」に関与するタンパク質です。このタンパク質は4つの特徴的な機能領域を持っています。一つは、細胞質にとどまるために働く領域、もう一つは、核の中に侵入するのに用いられる領域。この2つの領域は片方が開くと片方が閉じる、という風に変性し、このタンパク質を細胞質から核へ、核から細胞質へと移動させる役割を果たします。そして、核に取り込まれたときにこのタンパク質は自分自身の複製を抑制する働きを持ちます。残りの二つの領域は他のタンパク質と結びついて二量体を作る領域です。この領域こそが時計遺伝子の基本構造といわれています。そして、二量体が形成されたときにPERは核に取り込まれるのです。 このPER自身はDNAと直接結びつくわけではなく、そこにはさらに別の二量体のタンパク質が関与し...と、関与する様々なタンパク質は解明されてきているのですが、「時計」の全容が明らかになったわけではありません。
お礼
回答ありがとうございました。時計に関係するタンパク質ということですが、時間を記憶するというのと時計とは関係があるのでしょうか?ぼくの持っている腕時計は時間を記憶しているのでしょうか?でも、確かに時計なしに時間を記憶するということもないと思うのですが。
お礼
ありがとうございました。記憶というと脳のことを考えてしまうのですが、このタンパク質はどこに多く分布しているのでしょうか?シアノバクテリアにも時計タンパク質があるとは驚きでした。