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2極化というけど、年収のボーダーラインは?
ここ数年、日本経済も2極化が進んでるといわれてます。 また、市民に対するアンケート調査によると、勝ち組に定義される年収は1000万以上という結果だそうです。 しかしながら、この不況時でも年収500万ぐらいでマンションを買ってる人はたくさんいます。またその年収で結婚して子供を作ってる人もたくさんいます。 というより、そのくらいの年収が一般的な国民の年収だと思います。 2極化と表現するなら、片方は年収いくら以上の人達で、もう片方はいくら以下の人達のことと分類するのでしょうか? もし片方を1000万以上と定義するならば、元々そんな人達は、全国民比率からいって少ないと思うので、2極化という表現が当て嵌まるのか疑問です。 それともそういう人達がそんなに増えてるのでしょうか? 昭和の時代から年収1000万前後の人なんて少なかったのに、なぜ階層化とか2極化とかいわれるようになったのでしょうか? 経済学的には、いくらマンションや自動車や子供があっても、年収500万ぐらいでは貧乏国民に分類されるのでしょうか?
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所得の分布を見た時に、2つ山になるということは ありません。ですのでどこで境界を切るかに科学的 根拠はありません。 しかし、一般的には、ほとんどの人は低所得層に分 類され、高所得層とされるのは数パーセントだけと するのではないでしょうか。たとえば、 http://xxx.lanl.gov/abs/cond-mat/0202388 論文の図をみると日本で4千万円くらいアメリカで 4千ドルくらいが境界にふさわしいように思えます。 所得の2極化が進んでいるといった場合、高収入層 の平均所得が増え、低収入層の平均所得が減ってい ることを意味しているのに過ぎないと思います。 ただし所得による居住地域の分離が進むと所得層が 異なる親を持つ児童が同じ小学校で学ぶといったこ とも無くなり、2極化は単に所得だけの問題ではな くなると考えられます。 昔の小説の少年物には必ずといっていいほど近所の お金持ちの息子といさかいがでてくるのですが、 今後はそんな題材は非現実的になるのでしょう。 年収500万で子供がいる人が買うマンションなんて 小市民的というか悪く言えば貧乏くさいですよ。
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歴史的に見て階層化というのは、現実だと思います。しかし、勝ち組、負け組みという分け方には疑問を感じます。 1970年代から80年半ばにかけて、国民の8割が自分は中流であると考えていた時代がありました。そういう認識がもてたのは貧しい時代を経て、物質的に豊かになったことを幸せに感じる世代が多かったからです。その頃でしたら、「年収500万円、マンション、自動車、子供」は間違いなく幸せな中流階級(あるいはそれ以上)のシンボルでした。ローンでマンションを買っても値が下がるということはなく、むしろ、不動産は早く買ったほうが勝ちでした。ところが、現在、日本国経済はバブル崩壊後の失われた10年で停滞したとはいえ、1980年頃の経済規模をはるかに超えて大きくなりました。経済規模が大きくなったということは相当な富を持つ人も多くなったということです。一方、ふつうの人の給与はあまり上がらず、ローンで買ったマンションの不動産価値は下がり、一説では、買った途端、価値は90%になり、10年経つと半値になると言われるようになりました。子供は教育費が相当かかるわりには、将来、よい職業につけるかどうかが疑問です。その結果、「年収500万円、マンション、自動車、子供」は、相対的に幸せ度あるいは満足度のランクが下がったとも考えられます。だからと言って、ほかに幸せ度あるいは満足度を示すようなスケールが、多様化した現代では見つけにくいです。そこで誰かが(マスコミかな?)引き合いに出したのが「年収というスケール」です。年収は数字なので、データを収集するのに便利ですし、衆目を集めるにはうってつけです。しかしながら、年収xxxx万円を境にして、勝ちか負けかを決めるやり方は単なるゲームにしか過ぎず、現実を反映しているわけではありません。人それぞれの生活やそれに対する満足度は異なって当たり前ですから、つまらぬゲームに加わって不愉快な思いをするのはやめた方がよいと思いますよ。
- rnai
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今現在は、はっきりと二極化していないと思います。 戦後の高度成長期で、国民のほとんどが就職でき、社長さんまでもサラリーマンで、大きな給料の差はありませんでした。 ポーカーゲームをずっとやっていると、一人のところにお金がどんどんたまり、貧富の差がどんどん出てきます。 それと同じように、経済も成熟していくとアメリカやイギリスのように、貧富の差が強くなり、中間層がいなくなっていきます。 また、中国も経済を自由化してきたため、日本人の賃金と中国人の賃金の格差はだんだん少なくなっていくと予想されます。 (日本も昔は貧富の差が歴然としていました。儲かっているところはとても儲かっており、貧乏なところは貧乏でした。国は財閥解体をしたことがあります) 以上から、成熟した資本主義経済では、貧富の差がおおきくなるのが自然のことだと思います。 将来的には、年収100万円台の人が多くなると思いますが、その分、製品や土地の値段も安くなると予想されます。
お礼
お返事ありがとうございます。 あなたの回答通りだとして、それならばアメリカとイギリスの2極化のボーダーラインの年収を教えてもらえませんか? 年収100万とそれ以外、というのが2極化の定義、なんて考えにくいですし。 中間層がなくなる、とよくいわれますが、どうも理解しがたいです。 アメリカでは、年収ごとの国民比率はどうなってるのでしょうか? 例えば300万以下4割、500万前後4割、1000万以上2割とか。