- ベストアンサー
現代仮名遣いとアメリカ人
アメリカ人が日本語を習う時,現代仮名遣いはスペリングでなくて発音記号みたいだという違和感を持つというようなことはないのでしょうか。ちょうちょうよりてふてふの方がいかにも蝶々が飛んでいるように感じます。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ようやくkaitaradouさんの主張が読めました。 ★英語では、音声と(対応する)表記との間に乖離が見られる[事実] →当該言語話者は、乖離している状態が標準であり[まぁ事実]、 一致している言語には違和感を感じるはずだ[推測] ということですね。 およそ地球上で用いられている言語(verbal languageに限定)の中で、音声をもたない言語はないでしょう。それに対し、文字(または表記法)をもつ言語は限られています。 文字をもたない言語を言語学者が「記述」する際には、その音で記述します。ここでは、音声と表記が厳密に一致します。 文字をもつ言語のうち、音声と表記がどの程度一致するか。ラテン語あたりでは、まだ両者の一致の度合いは高いでしょうし、韓国語も一部の助詞などを除いて音声に忠実です(というよりも、忠実であるように文字を作ったわけですが)。一方、デンマーク語では綴りが発音のきっかけにすぎず、そのまま発音してもまず通じないと聞いたことがあります。また、日本語における漢字の当て字も厄介ですよね。 英語はその中間に位置するでしょう。G. B. ショーのように、音声と表記の乖離に苦言を呈した例もありますが、もはや変えようもないのでしょうね。しかし、これが英語話者の標準であるかといえば、即座にyesとはいえません。母語が音声と一致しない表記である言語だからといって、他国語にもそれを求めるとは考えにくいのです。よくは知りませんが、外国人が日本語を学ぶ場合、まずは音のみ、またはローマ字表記から始めるのではないでしょうか。ここに音との乖離があるはずがなく、しかしスンナリと頭に入っていくはずです(日本語は、読み書きがなければ学びやすい言語らしいので)。 これにより、ご質問文中の「違和感」に対する反論を挙げることとなります(もっとも、romanizeする際に「英語表記っぽく」することは十分にありえるでしょう。例えば、カズをKazuとせずKazとするとか)。 また、ご質問の「ちょうちょうよりてふてふの方がいかにも蝶々が…」のご主張にも同意しかねます。あくまで個人的な不同意であり、何ら客観的な根拠があるわけではないですが… 私自身、歴史的仮名遣いで育ったわけじゃないからでしょうかね。
その他の回答 (3)
- esistdas
- ベストアンサー率33% (104/306)
既に回答が出ておりますが、私はいまだにご質問が理解できていません。第一文と第二文は、論理上どのようにつながっているのですか? 第一文では、現代の日本語の仮名遣いが「(歴史的仮名遣いよりも)音に忠実だ」ということを言っておられるのだと思います。これは事実でしょう。確かに整合しない部分はありますが、歴史的仮名遣いよりは音に即した表記になっています。 第二文では、文字から受けるイメージについて述べておられるのでしょうか?それとも、てふてふを「てふてふ[teФuteФu]」と発音したときの話でしょうか? 「いかにも蝶々が飛んでいるように感じます」について、詳しい説明をお願いします。(難しく考えすぎなのかな…?)
補足
うまく自分でも把握できないのですが強いて表現するならばちょうちょうとだとちょうちょうという字が飛んでいるかのようにというか,うまく表現しにくいです・・・てふてふだとちょうちょうといったときに音があまりにも違うのでてふてふという字が飛んでいるとは思いにくく(やむなく?あるいは比較的自然に?)実物の蝶々を想像しやすいというような感じでしょうか・・・私にとってこれは英 語の発音記号と単語の関係に似ているように思うのですが・・・
- vanvanus
- ベストアンサー率21% (18/85)
まず、いわゆる現代仮名遣いは発音通りではない部分があり、その点では歴史的仮名遣いと同様です。そして、論理性では歴史的仮名遣いの方が優れているといえます。 まあ、アメリカ人で外国語を学ぶ人は少なく(だからアメリカ語はわかりづらくなるのですが)、その中でも志の高い人しか日本の古典には眼を向けませんから、そういう外国人は共に話すに足るわけですが。
お礼
ご教示どうもありがとうございました。
そのような疑問はあまり起こらないと思います。 先ず、アメリカでは外国語の学習自体 あまり熱心ではなく、それに日本語の地位は、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語の次で第5位くらいだと思います。それに、日本語の古文を学習する人は極めて限られています。日本でギリシャ語を学習している人くらいしかいないでしょう。 歴史的仮名遣いは 現代仮名遣よりも少し難しいので、 違和感を持つとしたら、むしろ 歴史的仮名遣いの方だと思いますが。
お礼
早速どうもありがとうございました。スペリングと発音が違う方が言葉としての落ち着きが良いのだろうかと思ったものですから。
お礼
大変ご丁寧な解説をいただきありがとうございました。おかげさまでかなり疑問が解決された感じがします。