お釈迦さまが実際に喋っていた言葉は『 旧マガダ語 』とも言われていて、
マガダ語の俗語のようなもので、現存しない言葉なんだという説もあります。
パーリ語でも、サンスクリット語(梵語)でもないんだそうです。
(そもそもパーリ語というのはマガダ地方の言葉ではないそうです。 また中国に伝来して漢字に訳された経典のオリジナルはサンスクリット語でしたが、これらは仏滅から約500年後に書かれた大乗仏教の経典です)
また文字の無い言葉だったとも言われています。
当時は、文字に残すという習慣さえなかった時代で、あったとしても商用か政治の一部だったそうです。
内容が「教え」となると、文字に残すとその価値が損なわれるとして、お釈迦さまの教えが文字化されたのも、仏滅後300~400年後だったんです。
この文字化されて、今現在、残っている仏教最古層の経典と言われるものでも、特に古いといわれているのがパーリ語の「スッタニパータ」ですが、ここに、さらに古い言葉から翻訳されたのではないか?という痕跡が見られるんだそうです(だから旧マガダ語ではないかという説があるんだそうです)