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哲学は自然をどうとらえてきたか

哲学は自然をどうとらえてきたか 以上

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  • apple-man
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回答No.3

>自然世界の認識は科学か受け持つべきであり、 現代科学のことを言っているなら、 それは自然哲学のことです。 自然哲学 → フィジック → 物理学       メタ・フィジック → 形而上学 >哲学は自然をどうとらえてきたか  理性をもって理解できると考え、 その基礎は人間の知性だと考え、 今のところ数学まで持ち込んできて います。知性の極限で人間の経験から くる感性を超えた理解ができると いうのが哲学の常識なわけです。  しかし、知性は所詮、人間の感覚、 つまり感性を超えられないとし説明した のが、18~19世紀の哲学者 イマニュエル・カントで、カントの 考える知性は特に悟性と呼ばれています。  ところが20世紀になって、数学が 飛躍的に進歩したことから、それを 駆使した自然哲学が人間の認識や 感性を遥かに超えるようになり ました。  実験で証明できれば、人間の感性は 関係ないという哲学の極論に到達して いるのが量子力学です。  アインシュタインはこういった考えに 批判的で、神の視点でしか理解できない いわゆる物自体の存在を考えつつも、 重力は空間の歪みで表現できるといった 相対性理論ように、現象は人間の感性の範囲内で 説明されるべきという考えを崩しません でした。  ところが20世紀後半になって、 実験的証明を待たずして、理論的に 正しければそれが真実である可能性 があるといった考えが進み、 そうった理論の1つとして超弦理論と いう物理学の理論が存在し、 認められるようになってきました。  哲学は、理性をもって真理を 探し出す方法のはずでした。 真理とは事実の人間の認識の 一致のことで、事実を伴わない 人間の認識は幻想とか妄想とか 言われていたわけです。  ところが人間の知性の極限の 1つである数学を駆使すると 人間の認識を遥かに超えた ことが証明できることが分かって きたわけです。  量子力学までは、実験という行為を 通じて、新たに分かった事実を 実験データという形で人間の 新たな認識、新たな感性として 取り込んでいたのですが、 今はそれすら必要ないという ところまで来ていて、そういった 考えの1つが超弦理論なんです。  カントの批判を乗り越えて 人間は現象ではなく、物自体、 カントのいうところの超越論 にまで近づいていると思われます。  知性の1つである数学を駆使 すれば、人間の感性、認識 を超えて、真実が理解できる。  自然哲学の1つである超弦理論が、 哲学の理想を実現しつつあると いうところだと思います。  

noname#15238
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 難しいことを、判りやすく、ご説明、頂き有難うございます。 しかし、哲学と科学を対比している質問者の立場が有りません。 宇宙の果てが数学を使って理解できるのかもしれませんが、そのデーターが演繹になるのか、経験的帰納法になるのか、私には判りませんが、早く実現していただきたいものです。 ところで、形而上学では神についての思考が有ったと思いますが、神が死んで以来、自然の恵みをだれに感謝していいのか、哲学は何かしら考えているはずではないだろうかと思って質問したのです。「後知恵ですが」 ご回答に対して、感謝の気持ちがこもっていませんが、「実際、感謝していますが」この方が良いような気がします。 有難うございます。

その他の回答 (2)

noname#8543
noname#8543
回答No.2

失礼して申し訳ありません. 自然こそが哲学の対象でしょう.

noname#15238
質問者

お礼

再度のご回答、有難うございます。 なるほど、そうも言えますね。 「自然世界の認識は科学か受け持つべきであり、それは客観世界の「完全な認識」というより、人間による一般的利用可能性の記述の体系である」 竹田晴嗣 「初めての現象学」P61 最近拝読いたしましたが、何か違和感が有るのです。

noname#8543
noname#8543
回答No.1

あなたの心が見えてきそうだ.

noname#15238
質問者

お礼

ご回答、有難うございます。 おかげ様で、質問の削除と言う処理方法を回避することが出来ました。 私の心が見えてきそうですか? 私には、回答者様の心は見えません、推測するだけです。 自然は自然科学の対象で、哲学の対象ではない と言う当然の回答に対する、不満や異議に、賛同いただけなかったのか。あるいは、回答のつかない質問に対する、同情心なのか、・・・ いやはや、眼力の差でしょうか。

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