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三蔵法師は何人ぐらいいたか?また、「三蔵法師」の定義は?
仏教界において三蔵法師と言われる人は歴史上何人ぐらいいたのでしょうか? 私の乏しい知識で即座に名前が浮かぶのは、 玄奘 鳩摩羅什 菩提流支 康僧鎧 ぐらいです。 「三蔵法師」とは、「経、律、論」に精通した者 (下記サイトの解説) だそうですが、誰が「認定」したのでしょうか?また、その基準は?? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%94%B5%E6%B3%95%E5%B8%AB それとも「認定」や「基準」等はなく、名声が高まると世人が自然に「三蔵」と尊称したのでしょうか? (そう考えるのが自然な気がしますが) ご存知の方コメントを頂けると幸いです。 # 子どもの頃、「三蔵法師」は人名だと思い込んでいたものです。(^-^;;
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1番の方が引用している文章の解釈ですが、 玄奘がもらたしたものが、仏舍利150粒で、 三蔵法師ではなく、インドから経典をもたらした人の数がわかっているだけで150人と読むべきです。 三蔵法師の人数ですが、私の管見の範囲では、おそらくわからないというのが答です。 三藏法師の定義ですが、 古くはインドで三蔵(経律論)を憶持する者のことを三蔵師と呼んだようです。 三蔵法師の語の初出は『出三蔵記集』(僧祐(445~518)撰)十四 僧伽跋摩の伝 だそうです。 「道俗敬畏し、咸く宗として之に事ふ。号して三藏法師と曰う」とあります。 また同本十には、「外国の沙門あり、名づけて三蔵と曰う」とあります。 その後、三蔵の語は一般化して、北周(556-581)には、昭元三蔵、周国三蔵などのように、僧官の称として用いられることとなったそうです。 さらに、『歴代三宝紀』(597 費長房撰)以後、渡来訳経僧の尊称として用いることになりました。 それが更に進み、八世紀には、玄奘のような、中国訳経高僧にも用いられるようになったとのことです。 これ以後、過去の高僧に対しても遡って、三藏法師の尊称を用いられるようになったそうです。 多くは、「名声が高まると世人が自然に「三蔵」と尊称した」ということでしょう。 さて、玄奘の場合ですが大般若経には、「三藏法師玄奘奉 請訳」とあります。 はたして、玄奘が自らこの署名を行ったのかどうか、それは私にはわかりませんでした。 大正新脩大蔵経の校訂をみると、校訂に用いられた本の全てに三藏法師の語が入っているようです。 故に自称の可能性もあります。 参考文献 望月仏教大辞典 「三蔵」 岩波仏教辞典第二版 「三蔵法師」 仏書解説大辞典 「大般若波羅蜜経」 大正新脩大蔵経五巻「大般若経」他
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- third-1
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人数については、主なものは仏舎利150粒、仏像8体、経典657部です。インドから経典を運んだ僧侶はたくさんいます。名前が明確な人だけでも150人程といわれていますが、玄奘三蔵法師は質、量ともに記録的なものです。また旅行中に記録した地理のようすや風俗、天文、数学、医学的な分野のものまで含まれています。 定義はわかりませんでした・・すみません。
お礼
ありがとうございます。 そのページは見たつもりでしたが、「150人程」の箇所は見落としていました。 ところで、引用の仕方がおかしくありませんか? > 人数については、主なものは仏舎利150粒、仏像8体、経典657部です。 「仏舎利150粒、仏像8体、経典657部」は「人数」の説明ではないように見えますが・・・。(汗
お礼
やはり、よくわかっていないのですね。 詳細な解説、ありがとうございました。