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なぜ日本人は英語が苦手なのか
なぜ日本人は英語が苦手なのかについて考えているのですが、「翻訳文化」が少なからず影響していると文献で知りました。 「翻訳文化」について詳しく説明できる方 よろしくお願いします
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まだ閉めていないようなので思ったことを書きます。 ヨーロッパを例に取ると、フランス人とドイツ人は英語を学ぶのには日本人よりもずっと有利なんですが、それでもフランス人はドイツ人よりも英語がずっと苦手です。英語とドイツ語が同じゲルマン語だからと考えることも出来ますが、逆の立場で英米人が学習するのには ドイツ語とフランス語では若干ドイツ語の方が難しいとも聞いたことがありますから、ほぼ互角なはずなのに、その差はどこから来るのかと考えたことがあります。 そこで分かったのは両国の英語教育のウェイトの違いです。ドイツでは小学3,4年生からで、フランスは中学1年生(小学校が5年までなので、実際は日本の小学6年に当たる)で英語を習い始めます。当然のことながら、ドイツの方が時間割で英語の占める割合も高いです。フランスだと、第2外国語が 英語でなく、ドイツ語やスペイン語の場合もあり、何よりも 外国語より国語(フランス語)に力を入れています。 しかしながら、フランス人の英語の読解力は日本人よりずっと高いですね。英語との類似性に加え、小学校からみっちり自国語の文法をやっているので、英文法の観念も掴みやすいし、さらに 単語もフランス語から類推のきく単語も非常に多いからです。ですから、フランス人の中卒で日本の高卒、フランス人の高卒で日本人の大卒に匹敵する英語力は持っているはずなんですが、喋れないのは日本人と似ています。 それから、フラン人の場合 英語と似ている単語が多いだけにフランス語読みしてしまい、日本人以上に 英語の音を疎かにする傾向も考えられます。それに、ドイツ語に比べてフランス語のリズムに 英語リズムは乗りにくいようです。これも大きな要因だと思います。 ついでにスペインですが、ヨーロッパでは日本以上に英語の通じにくい国です。先ず、英語の履修率が半分程度しかありません。それから スペイン人はマイペース主義で、フランスは隣国だし 歴史的なつながりも深いので そこそこ関心がありますが、イギリスやアメリカに対する関心が比較的薄い傾向にあります。日本人のような憧れもないし、フランスやロシアのような対抗意識も乏しいし、中国のような発信型にも程遠いですね。また、北欧やオランダとは まるっきり正反対に スペイン語の話者は非常に多く、スペイン語でビジネスも教育も十分に用が足せますから、そういう意味では英語の必要性が低いと言えます。ただ 英語圏の人の観光客は日本よりも多いですから、観光ビジネスに携わる人たちにとっては必要不可欠になりますけど。
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- matchboxtwenty
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こんばんは。 私の独断と偏見に満ちた意見を言わせていただきます。 思うに明治時代の方が英語を学習する人が少なかったという点では今と比較にならないくらいでしたが、当時、英語を学習していた人は今の人よりも短期間でかなりの英語力(語彙・文法・表現力・発音等)を身に着けていたと推測します。 つまり普通にきちんと勉強すれば、日本人にとって英語はさほど習得するのに困難ではないと考えます。日本人だけが英語を習得することにおいて劣っているとか、脳の構造云々という問題ではないのです。 ということは、現在これだけ多くの人が学校教育の場や英会話学校等で学習しているにも関わらず、習得に時間がかかったり、ある程度のレベルで止まってしまうのには、なんらかのブレーキが働いていると考えられます。 (ここから、独断と偏見が色濃くなります。) 戦後、日本人にとって英語は「カッコいいもの」であり、憧れの対象であり、それは今でも変わっていません。それは自分だけでなく相手もそう思っているだろうという憶測を生み、近くで英語を流暢に話している人がいると「なに、カッコつけやがって」と思う人が少なからずいるよううですし、学校の授業では真面目に先生の言うことを聞き、自宅では辞書で発音記号を調べ、ネイティブの英語のCDでリスニングとスピーキングの練習をして、かなり流暢にしゃべれるようになっても、学校では「カタカナ英語」でたどたどしく話さなければならないのです。自分だけ流暢にしゃべってしまってクラスの中で孤立してしまうのが怖いからです。 つまり戦後の日本人にとって英語や英語圏の文化は、いまだに憧れの対象であり、日本と対等な位置に置いてはいないのです。 もし、対等の位置に置かれていれば、もっと気楽に英語を覚えられるでしょうし、下手な人は下手なりにしゃべることに抵抗がないでしょう。 私がかつて、自分も生徒の1人としてネイティブの講師を迎えて「英会話サークル」を運営していたときに、何人かのメンバーが家庭の事情で辞めたために、新たなメンバーを募集しなければならなくなりました。 そのときに見学に来ていた2人の主婦から「やっぱり付いていけそうもないから参加を辞退します」と言って断られました。理由を詳しく聞くと「先生の言っていることがあまりよくわからない」というので、私は「それは私たちだって同じですよ。わからないから習うんじゃないですか」と説得しましたが、「自分で勉強して、もっと上達したら来ます」と言って、考えは変わらないようでした。 私はその以前に、別の英語教師(カナダ人)に "Mistakes are important." ということを言われました。 「間違うことを恐れていたら英語は上達しないよ」という意味でした。 たぶん、その主婦たちは「わからないから勉強しよう」というより、英会話サークルで講師の言っていることが理解できる自分に誇りを感じたかったのでしょうし、間違えたり、理解できなかったりする自分の恥ずかしい姿を晒したくなかったのでしょう。 独断で言ってきましたが、日本人がしゃべる英語を苦手としているのは、「翻訳文化」が先にあるのではなくて、以上のような目に見えない社会的な抑圧のせいで、話す英語を避けて文字として書かれている英語の方に逃避している傾向があるからではないかと推測します。
- hakkoichiu
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翻訳文化以前の問題として次の数点が挙げられないでしょうか。 1)文化、思考方法の違い。 2)No.2の方の仰るとおり。 3)教育の拙さ。 完全を求める律儀さ。 要領の良い勉強方法に無知。 4)日本語でほぼ何でも用が足せて、外国語習得の必然性が無い。 5)完全を求める律儀さ。
日本人が英語が苦手なんてことはないと思います。 先の大戦で、大きな都市や工業地帯は絨毯爆撃でことごとく焼け野原と化して瀕死状態となり、その上、当時最新鋭の究極兵器である原爆を2つも落とされたのに、20数年を経ずして、戦前を上回る復興を見せました。 どこの国も、日本語で話しかけて助けてくれたわけじゃありません。日本人が主にアメリカとの関係の中で、自ら復興したわけです。当然、日本人が英語でアメリカとの関係を築いてきたわけです。 現在でも、仕事で輸出入に関わる日本人は英語で仕事をしています(仕事ができる英語のレベルは生易しいものじゃありません)。 確かにTOEICの得点を見る限り、日本人の平均得点は、特にアジア諸国の中で低いのは事実です。しかし、これに事情があります。ある程度以上の規模の企業の多くはは、全社員にTOEIC受験を課しています。他のアジア諸国では、英語で仕事をしたいために英語力の証明資料としてTOEICを受験する方が多い。当然、その方々は勉強をして試験に臨んでいます。対する日本では、英語を必要としておらず勉強もしていない人々も、半ば強制で受験しています。 このように、母集団に差異があるので、TOEICの平均得点に差が出てくるのは、当然だといえます。 漠然と「日本人」というくくりで考えるのではなく、似たような環境に置かれている日本人と、諸外国の方々をきちんと想定し、情報収集して、整理・考察しないと、有用な結論は得られないと考えます。
- blueyellow
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その文献等、なにも知らないシロウトの発想ですが、 例えば、「book」と聞いて「ブック」のまま 認識しておけばいいのに 「本」と無意識的?瞬時に変換してしまう脳構造が 邪魔する、ってコトではないでしょうか?
- GENESIS
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こんなサイトがありました。 第2回「日本人はなぜ英語が出来ないのか?」 http://www6.ocn.ne.jp/~tll/take_eng/t_eng02.html ご参考になるでしょうか?。
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