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繰延資産に評価勘定がない理由

こんにちは。簿記2級の勉強をちょうど始めた者です。 備品などにはその取得価格が分かりやすいよう、わざわざ「減価償却累計額」という項目を設けました。しかし「創立費」などはありません。おかげで、今償却の何年目、ということを精算表の作成時に計算する必要があります。 繰延資産が上記の扱いになるのはなぜでしょうか? 固定資産同様、最初かかった額が一発で分かった方が よろしい気もしますが・・繰延資産の性格がよく分からないゆえの質問かもしれませんが、回答お願いします。

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回答No.1

再調達を前提にしているか、否かによります。 減価償却資産は再調達を前提としているので、どのくらい償却したかな?そろそろ買換え時かな?と判断するために累計額の表示をします。 減価償却資産は、収益との対応関係があるので、適正な期間損益計算を行うために、その使用可能期間にわたり、残存価格を除く部分を減価償却していきます。減価償却資産は収益に貢献する資産なので再調達を前提としています。従って、累計額を表示します。 繰延資産は、商法上は債権者保護の立場から換金性のない繰延資産はB/Sに計上すべきではない、会計上は投資家保護の観点から適正な期間損益計算を行うために支出の効果の期待できる期間に渡り償却する、互いの妥協点から、5年内に償却すべしという内容になっています。繰延資産は減価償却資産と違って、無形の実体のない資産なので残存価格は考慮せずに償却を行い、表示方法も再調達を前提としていないので累計額の表示は行われません。

bagus414
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 再調達のため、という説明は納得できました。 繰延資産という概念はしばらく私のテーマに なりそうな感じがします。費用と資産は表裏一体 なのでしょうか・・ もうちょっと勉強して みることにします。