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河川敷の草刈と屋上緑化。
最近、屋上緑化が盛んです。グリーンを増やし冷却効果を狙ったものと理解しております。 一方で河川敷の広大な面積の草刈をする理由を最近知りました。主な理由は防災害らしいのですが、雑草とはいえCO2削減や冷却効果もあるかと思います。 だったら初めから河川敷の広大な面積にも屋上緑化で使用できるような植物を植えとくわけにいかないのでしょうか? ・草刈をする人件費があまりにもムダ ・河川敷は面積は膨大 ・芝生に費用がかかるのであれば、ローメンテナンスでイニシャルコストが安く、背の低い植物が理想 と考えております。
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>河川敷であればかえって深い根の植物がいいんでしょうねきっと。 実際に、芝(だったと思いますが)の根が横方向にもネットのように張ることで、洪水時に堤防の保護の効果が出るという話を聞いたことがあります。だから、そういう効果のある芝を守るためにやってるのだと思います。背の高さというよりは、根の張り方が基準かと。 草刈ではないですが、川に生えた樹木を除去する理由として、下流の街に住む人々を守るために上流にダムを作った結果、見事洪水は起こらなくなったものの、その結果、かつては洪水で流されていた外来の若木が流されなくなり、それが成長繁殖して固有の植物を駆逐する可能性というのがあるため、洪水の代わりに自然の撹乱作用の代わりとして樹木の伐採をしているという話を聞いたことがあります。ただ闇雲に意味もなくやっているというわけではないと思います。 それでも、川については、何かやるときには、まずは防災が第一の目的だと思います。結局、川の水の存在できるスペースが減ると、その分だけあふれる危険性が増すので。今年の台風や梅雨の被害もひどかったですし。川は広いし長いし全国に大小無数とあるので、全国的にはちょっとずつしか出来ないのではないかと思いますが、より安全に、より安く、より効果的にという方法を色々試してるんじゃないのかなと思っています。
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- historya1
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冷却効果はとくに人工建造物を緑で被覆することによって効果があります。 CO2削減効果は(様々な計算方式がありますが)定期的な刈り取りでマイナス効果があるわけではないです。 また、河川敷は自然立地ですので、放っておくと植生遷移が進みます。すなわち高木ヤナギ林、ムクノキーエノキ林、ハンノキ林など、樹林化してしまいます。高木の根茎伸長は土壌の結束には役立ち、堤防の地固めには役立つかもしれませんが、大水の時は下流に樹木が流れて危険であったり、樹林が堤防の役割をして水をとめて堤外(河川敷)の水を住宅地にあふれさせてしまうことが予想されます。このため河川敷の樹林化を避けるためにも、刈り取りを行っています。 維持費用を軽減させて、自然環境への配慮をするのであれば、河川敷の本来の初期植生である、ヨシ、オギなどの草原に維持しておくのが一番適当かもしれません。
お礼
>冷却効果はとくに人工建造物を緑で被覆することによって効果があります なるほど、さすが専門家の方です。 >河川敷は自然立地ですので、放っておくと植生遷移が進みます なるほどです。 >ヨシ、オギなどの草原に維持しておくのが一番適当 ありがとうございます
河川敷などは既に「緑地」として算入済みのはず。 >屋上緑化で使用できるような植物 屋上緑化に使われる植物は「根が浅い」「乾燥に強い」(多くの場合水に弱い植物になります)という特徴があります。一方根が浅いと雨などで簡単に流れてしまうということを意味します。結果として.「雨が降るたびに堤防が決壊する」「氾濫げんとなったときに草が枯れる」ことになり.ぼうさいじょうのきのうを果たしません。
お礼
根が浅い、言われてみれば確かにそうですね。 私がイメージする屋上緑化の植物とは雑草が発生しにくく、省メンテナンスな緑のイメージを勝手に抱いてしまったものです。 河川敷であればかえって深い根の植物がいいんでしょうねきっと。 回答ありがとうございました。
お礼
>実際に、芝(だったと思いますが)の根が横方向にもネットのように張ることで、洪水時に堤防の保護の効果が出るという話を聞いたことがあります なるほど、ありがとうございます。