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帰納法、演繹法について
帰納法、演繹法について 例をあげて説明をしたいのですが なにかいい例はないですか
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帰納法というのは、数多くの「例」を集積することで結果を導く方法です。 たとえば、「果物であるリンゴは甘い」「果物であるミカンは甘い」「果物であるブドウは甘い」「野菜であるほうれん草は甘くない」「野菜であるキャベツは甘くない」「野菜であるニンジンは甘くない」という事実を積み重ねていき、それらを1つ1つ本当かどうか検証していきます。 このとき、野菜果物それぞれの事実は、無関係であっても構いません。 それらの事実から、「果物は甘い、野菜は甘くない」という結論が導き出されます。 この方法が帰納法です。 帰納法はあくまで統計論で物を語るため、「現在のところ、果物は甘い、野菜は甘くないと言われている」という言い方をするときに非常に便利です。 結論が正しいかどうかは統計情報が教えてくれるからです。 欠点は、導き出された結論はあくまで統計論にすぎない、という点です。 たとえば、「果物であるトマトは甘くない」という、それだけの事実が新しく追加されただけで、結論である「果物は甘い、野菜は甘くない」という理論は崩壊してしまいます。 演繹法とは、順序立てた仮定によって最終結論を導き出す方法です。 「果物が皆甘いという仮定を認めるならば、当然、トマトは果物であってはならない」という考え方をするのが演繹法です。 演繹法の欠点は、1つずつ順序立てて仮定していくので、1つでも理論が破綻したら、その先にある結論へは絶対にたどり着けないという欠点があります。 ですが、仮定を1つずつ真実かどうか検証していくことになるため、導き出された結論はより強い説得力を持ちます。
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りんご、みかん、なし、モモ、パイナップル、レモン・・・ これらをまとめて「一つの言葉」で言うと何? と考えて、「果物」というカテゴリーを思いつき、この箱の中に「りんご、みかん、なし、モモ、パイナップル、レモン・・・」を仕舞うこと。これが「帰納法」。 「果物」というカテゴリー(箱)を前にして、「中には何が入っていたっけ?」と考えて、箱を開けて「りんご、みかん、なし、モモ、パイナップル、レモン・・・」を順に取り出して確かめていくこと。これが「演繹法」。 語義的にも、「帰納」は「戻して仕舞う」、「演繹」は「広げて引き出す」です。 先の例は「手に取れる物」でしたが、「事柄」や「概念」がその素材になる場合。 「茶碗蒸し」や「鍋焼きうどん」を、あまり調理をしたことのない人がレシピを見ながら作りました。おいしく出来たので、他にもいくつかのメニューを憶えましたが、それらもやはりおいしく出来ました。で、その方がふと気が付いたのは、どのメニューにも「お出し」が入っていることでした。そこでこの方は、「お出しを入れるといい味になる」と言う結論を得ました。これが、「帰納法」。 新しいメニューに挑戦する時に、この方は先ほどの結論から「これにもお出しを効かせよう」と考え、実行しました。これが「演繹法」。
- shangyan
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理科の実験から法則を導き出すのは帰納法、 数学の公式から個別の問題を解くのは演繹法です。
- yoshi170
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演繹法・・・一般的原理から論理的推論により結論として個々の事象を導く方法。大前提・小前提・結論三段論法が代表的 一般的原理「A社の出すゲームはつまらない」 事実「ゲームBはA社製だ」 結論「Bはつまらない」 一般的原則に偏見や誤りがあると結論が誤ったものになります。 帰納法・・・個々の事象から、事象間の本質的な結合関係(因果関係)を推論し、結論として一般的原理を導く方法。 個々の事象「S社製のパソコンが壊れた。S社製のプリンタが壊れた。S社製のテレビが壊れた。」 因果関係(共通部分)「S社製だから壊れた」 結論「S社製のものは壊れる」 欠点は、上記のように一部分のもので全ての結論を導くため、必ずしも正しい結論にならない(結論が推論になってします)ことです。(S社製のほかの製品については全く言及していない。)
- toko0503
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帰納法と演繹法を説明するのに有名なものとして 「ソクラテスの例」があるそうです。 <演繹法> 全ての人間は、いつか死ぬ。 ソクラテスは人間だ。 だから、ソクラテスはいつか死ぬ。 <帰納法> ソクラテスは、死んだ。 プラトーも死んだ。 彼らは共に人間だ。 だから、人間は全員いつか死ぬ。 参考まで……