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「太古の昔から」って正しい日本語ですか?
実は、どうしても納得ができない表現があるのです。それは「太古の昔から~」という表現です。(友人が使用していました。) これは「上を見上げる」と同じように、「昔の昔から」といった言葉の重複になるのではないでしょうか? 私の友人は「文法的にどうこうよりも、意味が伝われば良いと思う」と言うのですが、私は正しいのか間違っているのかをハッキリさせたいと思います。 ご存知の方は、教えてくださいませんか?
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- artist0
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単に「昔から」と言わずに、どれくらい昔からなのかを表現するために 「太古」と付けているだけでしょう。 「太古という昔」(同格)なのか「太古から見て昔」(比較)なのかは わかりませんが。 「太古」という漠然とした言葉を使うことで「昔」という漠然とした 言葉を具体化するというなんとも不思議な話ですね。
「太古」と「昔」は100%イコールではないので、許容範囲ではないでしょうか。 (「太古」の方がより古い時代に限定される) 例えば、 「白馬から落馬した」 「年取った老人」 の延長線上の表現といえます。 そもそも、 「古代の昔から」 「中世の昔から」 「明治の昔から」 という表現も使いませんか? しかし、 「白馬の馬」 のように、このような表現が常に許されるわけでもなく、自然な表現になるには、定型化しているなど、何らかの条件が必要かもしれません。
お礼
ありがとうございました。「太古」と「昔」は確かに100%イコールではないので「許容範囲かもしれない」と思いつつあります。定型化についても仰る通りで、定型化すればそれが「正しい日本語」になってしまいますからね。でも、正しくなかったものが通例になり正しくなるなんて、何か怖いですね。ら抜き言葉の代表的な言葉「食べれる」も定型化しつつありますね。
確かに気にすれば気になる表現ですね。しかし、言葉は数学とは違い答えは一つではありません。その言葉を使う人々の歴史、環境、年令、職業などによって不思議な言葉使いはいくらでもあります。 昔から行われていることだ・・・親の代から?明治時代から?江戸時代から? 昔という言葉は、会話をしている二人には分かっても第三者には分かりません。 太古の昔からまたは太古から・・という表現は一挙にこれらの疑問を解決し万人に理解できる文学的表現です。意味は時代に関係なく昔からということでしょう。 似たような表現に北の果てからがあります。どこから?答えは北からで十分な訳ですが、強調して北の果てからという訳です。この場合も北の果ての具体的な意味は 会話の当事者しか分かりません。最近はあまり使いませんが、「明け方早くから」といって早朝であることを強調する表現もあります。明け方は多くの人は未だ起きていないので、早いに決まっています。
お礼
これは#1さんの補足的なご説明なのですね。ありがとうございました。「北の果て」「明け方早くから」う~ん、確かに違和感は覚えませんでした。例えば「上を見上げる」はおかしいと思うのですが、「空を見上げる」はおかしくないと思うんですよね。「空は横にも下にも無い、故に見上げるしか無い」にもかかわらず。言葉の重複の許容範囲なのでしょうか?
- Eivis
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太古の(時代というくらい)昔から~・・・という文学的な表現だと理解しては如何でしょう!
お礼
文学的表現と言われれば「確かにそうかも」って思うんですよね。ありがとうございました。
たしかこの場合の「太古」という言葉は、 「太古代」=「始世代」という意味だったと思います。 「始世代」は地質年代では最古の時代にあたり、 約25億年前のことです。 直訳すれば「始世代の昔から」となるんじゃなかったかな?
お礼
なるほど。「太古」とは「どれくらい昔なのか」ということを表している言葉なのですか。ありがとうございました。でも約25億年前のことを指しているのなら、太古の昔から「人類は」なんて言っちゃったら大変ですね。
お礼
やはり「同義ではないから間違いではない」ということですね。許容範囲内かも、と思えるようになってきました。ありがとうございました。