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宇宙の大規模構造。泡の膜面?繋ぎ目?
Wikipediaの宇宙の大規模構造の形状の説明には 「石鹸を泡立てたときにできる、幾重にも積み重なった泡のような構造である。つまり、泡の膜面たる銀河フィラメントには銀河が存在し、泡の中の空洞たる超空洞には銀河がほとんど存在しない。」 とあるのてすが 説明の図では泡の膜面ではなく泡と泡の繋ぎ目たる線上部分に銀河が存在しているように見えます。以上を踏まえまして泡の ①:繋ぎ目(建物に例えるなら骨組) ②:膜面(建物に例えるなら骨組を含む壁及び間仕切り) どちらでしょうか?又 ③:②であるなら 説明では泡の「膜面たる」とあるのに なぜ糸状構造の糸の部分(泡で例えるところの泡と泡の繋ぎ目)を意味するフィラメン トという言葉を用いているのか? よろしくお願いします。
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以下のとおりお答えします。 >泡の ①:繋ぎ目(建物に例えるなら骨組) ②:膜面(建物に例えるなら骨組を含む壁及び間仕切り) どちらでしょうか? ⇒両方です。密度は異なりますが、銀河は「繋ぎ目」の部分にも、「膜面」の部分にも分布します。 >又 ③:②であるなら 説明では泡の「膜面たる」とあるのに なぜ糸状構造の糸の部分(泡で例えるところの泡と泡の繋ぎ目)を意味するフィラメン トという言葉を用いているのか? ⇒銀河は、通常、「繋ぎ目」の部分により多くが密集し、「膜面」には線状に連なるような形で分布するのが普通です。それで、「フィラメント」という言葉を使うのでしょうね。 差渡しが数億~数十臆光年にわたるような大規模の宇宙構造(例えば、The 2dF Galaxy redshift surveyの発表した「宇宙の大規模構造」)などを見て、ルーペで拡大して細部をよく観察すると、確かにボイドの周りに1億~1億5000万光年もの距離に渡って、線状に分布するさまが見て取れますね。そして、この「フィラメント状の分布」は、必ずしも「膜面」に沿っているとは限りません。ヒュルヒュルと伸びている場合もあります。
お礼