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「直径に対する」円周角
ある県立高校入試問題の模範解答(県発表のもの)に、「直径に対する円周角」という表現が使われています。数学事典などで見かけることもあります。私は、円周角は弧に対するものと認識していますので、 その表現はふさわしくないと考えます。ただ、自分でも、例えば、「半円の弧に対する円周角」などと考えてはみますが、自信なしです。「直径に対する円周角」でよいのでしょうか、どなたかお教えください。
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お礼
ご回答ありがとうございます。先ず、丁寧で分りやすいご説明に対して敬意を表します。命題「等しい弧に対する弦は等しい」は真ですが、その逆が成り立たないのは、おっしゃるように「1つの弦に対する弧は2つある」からですよね。また、「直径に対する円周角」という表現でも実質的な不都合は起こらない、というお考えにも同意します。先に、その表現でも「誤解の余地は微塵もない」というNo.2氏に同意したとおりです。ただ、私が問題にしていますのは、「直径に対する円周角」という表現を認めることは、「弦○○に対する円周角」という表現を認めることと同値であり、定義に違反しないか、ということなのです。長文となるのをお許し下さい。小平邦彦氏の「幾何への誘い」から引用します。「点Aが弧BCの共役弧の上にあるとき、下の図の∠BACを弧BCに対する円周角といい、弧BCを円周角∠BACに対する弧といいます。(記号⌒と図は省略)」中学の教科書の定義も「共役弧」という言葉を使っていないだけで同内容です。また初等数学体系の整合性の問題もあると思います。円周角は中心角の1/2という定理に当てはめると、「直径に対する円周角の大きさは一定であり、直径に対する中心角の半分である」となります。「直径に対する中心角」て、いかがでしょうか。