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マルクスがユダヤ人じゃなかったら、資本論を書いて?

マルクスがユダヤ人じゃなかったら、資本論を書いてないですか?

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  • Nakay702
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回答No.3

>マルクスがユダヤ人じゃなかったら、資本論を書いてないですか? ⇒結論を先に申しますと、マルクスはユダヤ人でなかったとしても資本論を書いていたと思います。なぜなら、マルクスには先天性より後天性を、出自より環境への順応を、決定論より因果関係を重視する傾向があったと推測されるからです。 歴史学者E.H.カーは、カール・ポパーらがマルクス主義を歴史決定論であると批判したことに触れて、マルクスの立場は決定論ではなく、因果関係の重視であると反論しています。カーは、マルクスが単純な歴史決定論ではなく、より精緻な態度をとっていることを指摘しています。 マルクスは自由主義的なライン地方に生まれ育ち、6歳のときにキリスト教に改宗していたのでハイネのようにユダヤ人の出自に苦しむということはほとんどありませんでした。さらに、自分がユダヤ人であることを否定したことも、逆にそれを積極的にアピールしたこともありませんでした。マルクスはユダヤ人より国際人であろうとしていた証しと見る事ができます。 しばしば指摘される批判として、マルクスはユダヤ人を蔑視していた、というものがあります。マルクスが若い頃に書いた『ユダヤ人問題によせて』でユダヤ人のことを悪徳な貸金業者として描写したことがその根拠となっているようです。しかし、彼は「同胞(同国人)よ、自らを人間解放しよう。我々はユダヤ人であるより、国際人であるべきだ。そうして自己疎外から抜け出そう」と言いたかったのでしょう。 事実、マルクスは「ユダヤ人がユダヤ人的なやり方で自己を解放したのは、ただたんに彼らが金力をわがものとしたことによってではなく、貨幣が彼らの手を通じてまた彼らの手をへないでも、世界権力となり、実際的なユダヤ精神がキリスト教諸国民の実際的精神となったことによってなのである」と語っています。 このように、マルクスはみずからユダヤ人というより国際人たらんとしたことや、ユダヤ人にその狭小なユダヤ主義からの解放を推奨していたことから、彼マルクスがユダヤ人でなかったとしても、『資本論』(や世界の経済社会批判書としての「経済学批判」)を著したであろうことがあり得たことと推測するに難くない、と言えます。

rameznaam
質問者

お礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

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その他の回答 (3)

回答No.4

a) 悪魔はイエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」(ルカ福音書4章) 著名人というものは、極端に言えば、神もしくは悪魔の後ろ盾があって、著名になるものだろうと思います。そして、神のために働く者は、この世で大きな苦労を味わい、逆に、悪魔のために働く者は、この世で富や快楽を謳歌するのです。 b) という訳で、マルクスの唯物論は神を否定する目的があり、マルクスが悪魔のために働いていたのは事実でしょう。ユダヤ人云々は特に関係無いでしょう。

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2126/7991)
回答No.2

資本論はいくつかの民族の人が書いていて、最後にユダヤ人のカール・マルクスが書いて、世界中に浸透する結果になっています。穏健派よりも、過激派の方に味方する人が多かったわけで、ユダヤ人が一番過激だったからでしょうね。

  • gunsin
  • ベストアンサー率32% (417/1292)
回答No.1

理論を著作で表すのは個人の頭脳による能力から来ている事柄 で、人種や民族には関わりは無いでしょう。 そもそも、現在ではユダヤ民族は存在していないのです。 ユダヤ人の定義は「本人がユダヤ教徒で母親がユダヤ教徒である事」 なのです。 イスラエルには人口の5%程度の黒人のユダヤ人が居ます。

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