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はんぺん、ちくわが作られた理由
魚の練り製品、はんぺん、ちくわなどはなぜ作られたのですか?刺身や焼き魚、鍋でそのまま食べれますね?
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練り物に使用される魚は、エソやスケソウダラ、シログチなどが多く、これらの魚は身の水分が多くて水っぽいです。また、小骨も多くそのままでは食べにくいです。 網で取るとそのような魚も一緒に取れます。 せっかくとれた魚を捨てるのはもったいないので、利用する方法としてすり身にして食べることを思いついたのでしょう。 ・小骨の対策としては、身をとるときにへらなどで身だけをこそげ取るようにすると、小骨が残って身だけが取れますので、小骨の問題も解決できます。あえて、小骨も一緒に擦って、食感を残す地域もあります。 ・水っぽさを改善するために、すり身にして塩を加えて練り、加熱すると塩によって身に弾力が生まれます。 当然、鯛などの食べやすい魚もすり身にして調理すれば、違った食感と味になっておいしく食べられるものもあります。
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- jkpawapuro
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いろいろメリットありますが、まずは保存性があがりますよね。 魚だと一日で腐るものが数日もつ。 そうなるとお供え物、弁当、献上品など幅が広がりますよね。 取れ過ぎた魚を保存すれば翌日荒らしの日でも食べられます。 次に中食・お惣菜にできますよね。 調理済みで販売できるわけですから、価値も上がりますし気軽に売り買いできます。 そしてカマボコの状態になれば、通常魚と合わせにくい料理に合わせて様々な料理の材料になりますよね。どれも生産量が安定しない魚の消費を平準化し取れ過ぎても無駄なく使うことに役立つでしょう。
- D-Gabacho
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人類は、ただ食べられれば良いというのでなく、創意工夫によっていろんな食べ方を試してみずにはいられない、好奇心、探究心の旺盛な種族だからだと思います。 ちなみに、ちくわが登場する最古の文献は平安時代の『類聚雑要抄』で、永久三年(1115年)7月21日、関白右大臣藤原忠実の引っ越し祝いの宴席の料理のひとつとして挿絵とともに「蒲鉾」と記載されています。竹の棒にすり身を塗りつけて焼いたものが蒲(ガマ)の穂に似ていることから蒲鉾(かまぼこ)と呼ばれ、その後、板にすり身をつけて作る板蒲鉾が出てきたことで混同を避けるため、竹にすり身をつけるものは「ちくわ」と呼ばれるようになったらしいです。 はんぺんは、室町時代末期の料理書『運歩色葉集』に出てくるのが最初だそうです。 いずれも、もともとは庶民が食べられるようなものではなく高級料理です。 紀文アカデミー「練りものの起源」 https://www.kibun.co.jp/knowledge/neri/history/kigen/index.html
- ジャンピングハイ(@apostrophe3)
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こんばんは。 まずは、歴史的な物。 ちくわやはんぺんなどは、高級魚などを擦り潰すことが多いです。昔、武士の時代には庶民には高級魚は流石に…という考えが広まっており、魚をそのまま食べずに、擦り潰して食べれば文句を言われない!と言ったものや、かまぼこを試しに作った皇后がおり、それを元に…とさまざまな説があります。 つぎに、保存性の良さ。 魚はやはり貴重な物であると言う考え方が昔は強かったものです。 魚を生身のまま保存すると当然傷みやすくなります。そこで、すりつぶして加工することで、保存性を高めているのです。 今では、保存技術も高まっていますが、中にある穴の「見通しが良くなる」と言う意味などのおめでたい物、伝統として受け継がれているため、今の今でも伝わっているのです。