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李鴻章
昔の中国の清朝末期の政治家である李鴻章は、 なぜ、朝鮮半島を支配する事にこだわったんですか? 当時の清朝による朝鮮支配はかなりひどい有様ですよね。 独立運動家を暗殺したりと。 当時は清朝が次々と領土や植民地を失っていた時期だし、 多少、朝鮮に対して妥協しても 良かったんじゃないかなと思います。
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清朝にとって安全保障上の重要性が高かったからだと思います。 李鴻章は江華島事件後に朝鮮の重臣李裕元に宛てた1876年1月10日付の書簡で「東方朝鮮は中華の屏蔽」であるとして「更に恐れているのは朝鮮が日本に侵略され、東三省の根本重地が遂に藩蔽を失うことである。続いて東三省を失う恐れもあり、憂慮に堪えない」と、朝鮮を中国防衛の緩衝国と位置づけ、もし朝鮮を失うことになれば、清朝にとっての故郷である奉天・吉林・黒竜江の東三省(満州)の地をも失うことになりかねないという危機感を表明しています。 清朝に朝貢する属国という点では琉球やベトナムも朝鮮と同じですが、琉球・ベトナムが日本・フランスに侵略されても、清朝は積極的に防衛しようとしませんでした。民族の故郷である満州と境を接する朝鮮には、ほかの属国とは比較にならない安全保障上の重要性があったということだと思います。 <参考> 李鴻章の属国支配観——一八八〇年前後の琉球・朝鮮をめぐって https://spc.jst.go.jp/cad/literatures/3614
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回答No.1
属国である朝鮮に対して,外国が直接朝鮮と密約や条約を結んで外交関係を持つことを認めています。大幅な譲歩をしているということです。富国強兵に邁進する日本と組んで西洋に対抗することを視野に入れているからです。
質問者
お礼
ありがとうございます。
お礼
なるほど、今の中国と北朝鮮の関係みたいですね。 紹介して頂いたPDFもよく読んでみます。 ありがとうございます。