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ガソリンと酸化剤
ガソリンを酸化剤と混ぜた場合の危険性についてお尋ね致します。もし、ガソリンと酸化剤が混ざった場合、酸化熱によりガソリンの発火点に達して発火する、と理解しているのですが、間違ってはおりませんでしょうか?
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>ガソリンと酸化剤が混ざった場合、酸化熱によりガソリンの発火点に達して発火する、と理解しているのですが、間違ってはおりませんでしょうか? 間違っています。 燃料の種類と酸化剤の種類の組合せによっては混ぜただけで発火する組合せもありますが、ガソリンや灯油のような石油を精留して造られる燃料油の場合、混ぜただけで酸化反応が始まるような酸化剤は殆どありません。 但し、ガソリンは引火性が強いので、静電気の火花など僅かな火の気があれば引火して燃焼し始めます。 そして、点火源が何であるかに関わらず、酸化剤が混じっている場合、一部でも燃え始めれば油面より下の空気に触れていない部分も含めた全体が殆ど同時に燃え始めますから、一気に燃焼が進み爆発します。 また、火の気が無くても白金などの酸化反応を促進する触媒が傍に存在していると、揮発したガソリンの蒸気が触媒と接触して酸化反応が始まり、その酸化熱によって触媒の温度が上昇し、それにより高温となった触媒に触れる事でガソリン蒸気が自然発火し、その火によってガソリンが引火する事もあります。
お礼
触媒の存在が必要なんですね…その触媒が無い場合ほ、恐らく、「ガソリンが酸化剤と混ざった場合、加熱、衝撃、摩擦等により発火する危険性がある」ということなんでしょうね。ありがとうございました。