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鉄粉の自然発火について
危険物取扱者試験の物理化学問題からです。 鉄粉は自然発火することがありますが、その際の反応熱は何になりますか? 選択肢には 1)吸着熱 2)酸化熱 3)分解熱 があります。自分的には酸化熱だと思うのですが自信がありません。 ちなみに、ニトロセルロースの自然発火は「分解熱」、動植物油類の自然発火は酸化熱 でいいのでしょうか?
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微細な鉄粉は空気中の酸素と発熱反応し燃えます。つまり「酸化熱」が正解です。 下記URLの4.4を見てください。 http://www.aichi-c.ed.jp/contents/rika/koutou/kagaku/ka10/tetsu/tetsu.html ニトロセルロースの自然発火は、ニトロセルロースの分解により発生した硝酸により起こります。 硝酸が未分解のセルロースを酸化し、その発熱により発火します。 硝酸は、直ぐ解離してNO,NO2やH2Oになります。NO2は強烈な酸化剤(NO2は更に解離して Oが発生します)なので未分解のセルロースを酸化し発熱させます。 紙に硝酸液を付けると焦げて黒くなるのも同じです。 下記URLを見てください。 http://kotobank.jp/word/%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%99%BA%E7%81%AB つまり、No.2の回答が正しいのですが、問題の回答が「分解」となっているなら問題です。 動植物油類の自然発火も基本的には酸化熱ではないでしょうか。 ”含油物の「余熱発火」は、油脂類の中の二重結合(-C=C-)となっている炭素に酸素が結合 するときの発熱反応により、熱の蓄熱が起こり、出火に至ります。” 下記URLからの引用です。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~fireschool2/d-A2-07-3.html もし問題集の解答が違っている場合は、化学のスレッドで尋ねられるようお勧めします。
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- fxq11011
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言葉の遊びの範囲を超えませんが、反応熱というのは次のどれでしょうか。 1)吸着熱 2)酸化熱 3)分解熱 通常、自然発火と言われる物の多くは酸化反応では?、ニトロも分解して酸素が放出され、酸素濃度が高くなり、発火は酸化反応です。
- kokubosino
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試験問題集の本に載ってますよ
お礼
試験問題集とは危険物安全協会の「必携」、若しくはその例題集でしょうか? 「基礎的な物理学おより基礎的な化学」の全頁をチェックしたのですが 鉄粉については載っていませんでした(平成22年度版)
補足
何が言葉遊びなのか解かりかねますが、 物質が常温の空気中で自然に発熱して、その熱が蓄積されることによって物質の発火点に達し 燃焼し始めること=自然発火 (自然発火の要因) 分解熱(物質が分解されるときに発する熱。セルロイドなどがある) 酸化熱(物質が酸化されるときに発する熱。乾性油、石炭などがある) 吸着熱(空気中の水分を吸収して化学変化が起こるときの熱) 微生物(微生物が分裂したりするときに発する熱。たい肥やごみなどがある) ◆参考書では上記の様に書かれているのですが、鉄粉がどれに該当するのかが分かりません。