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仏性
中世の日本で、万人に仏性があるという立場の人と、万人に仏性はないという立場の人が法論したとうろ覚えしているのですが、誰と誰の法論で、何という法論だったかご存知の方おりませんか? 最澄と空海? よろしくお願いします。
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多分、法相宗の僧侶・徳一(生没年不明)と日本天台宗の祖・最澄(767年 - 822年)との間で行われた法論でしょう。 天台宗では、「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」つまり生きとし生ける者、そして石ころのような無機物まで、すべての存在物が成仏できると説いていますから、万人に仏性があるという立場です。 私は、天台宗については、法事の都度、僧侶からこの話を聞いて知っていましたが、法相宗については知りません。 ちょっと調べてみましたが、この法論の結論はでなかったそうです。 今から1200年前、2人の僧侶の間で行われた“仏教史上最大の対決”の大論争…「三一権実諍論」ってなんだ? 著者は語る 『最澄と徳一 仏教史上最大の対決』(師茂樹 著) https://bunshun.jp/articles/-/51300 徳一と最澄との 「三 一権実論争」* 南華大學外文系助理教授 郭瓊瑤 http://buddhism.lib.ntu.edu.tw/FULLTEXT/JR-MAG/mag549535.pdf (一部抜粋します) 最澄と徳一との論争は新興宗教であった天台宗と、法相宗をはじめとする伝統仏教との対決だと言える。(中略)一乗と三乗をめぐる論争は結局、その両者の違いは やはり『法華経』を如何に見るかの問題に関係する。(中略)この三一権実論争の勝敗は最後まで決まらなかった。仏教は 時代の流れの中でどんどん変わっていく。今日の日本仏教の情況から見れば、天台宗の勢力はやはり法相宗を凌駕している。
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- oska2
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>万人に仏性があるという立場の人と、万人に仏性はないという立場の人が法論したとうろ覚えしているのです その通りですね。 >誰と誰の法論で、何という法論だったかご存知の方おりませんか? 誰と誰?は、覚えていませんが・・・。 「誰でも心に仏が居る」という教えは、禅宗系ですね。 座禅を組む事によって、悟りを開く。 「誰もが仏になれない」という教えは、浄土系です。 凡人は修行が出来ないので、仏にすがる・助けを求める事で仏になる。 この関係だと、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗と浄土宗・浄土真宗・時宗などです。
お礼
ご回答有り難うございました
- aeromakki
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もしかしたら、道元禅師と他宗の僧侶ではないかと思います。 https://zenken.agu.ac.jp/zen/story/h15.html やはり、禅宗は考え方が厳しく厳密かも。
お礼
仏教を勉強しているのですが、また謎が増えました 新しい知識を有り難うございました
お礼
徳一だったような気がします ありがとうございました ※他の方の情報もいただけるかもしれないので、この質問はもうしばらく開けておきます。(この場で失礼します。