• ベストアンサー

92[A]数列

漸化式{a(n+1)=a(n)+a(n-1)(n=2,3,4,・・・),a(1)=1,a(2)=1 とする。このとき、次の問いに答えよ。 (1){a(n)}の第1項から第9項までを書け。 (2)自然数n(n≧2)に対して{a(1)}^2+{a(2)}^2+・・・+{a(n)}^2=a(n)a(n+1)が成り立つことを数学的帰納法を用いて示せ。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

(1)は解けたでしょうけど,念のため。 a(1)=1,a(2)=1 a(3)=a(2)+a(1)=1+1=2 (漸化式にn=2を代入) a(4)=a(3)+a(2)=2+1=3 (漸化式にn=3を代入) 以下同様に続けて a(5)=3+2=5 a(6)=5+3=8 a(7)=5+8=13 a(8)=8+13=21 a(9)=13+21=34 (2) 「自然数n(n≧2)に対して」とあるので,第1段ではn=2の場合を調べます。 〔第1段〕 n=2のとき 左辺={a(1)}^2+{a(2)}^2=1^2+1^2=2 右辺=a(2)*a(3)=1*2=2 よってn=1の時は等式は成り立つ。 〔第2段〕 n=kのときに等式が成り立つと仮定すると {a(1)}^2+{a(2)}^2+……+{a(k)}^2=a(k)a(k+1) この両辺に{a(k+1)}^2を加えると {a(1)}^2+{a(2)}^2+……+{a(k)}^2+{a(k+1)}^2=a(k)a(k+1)+{a(k+1)}^2 ……① (ここで左辺を『証明すべき式の右辺にn=k+1を代入した式ができるまで』変形していきます。これが重要なポイントです) ここで 右辺=a(k)a(k+1)+{a(k+1)}^2 =a(k+1){a(k)+a(k+1)} (a(k+1)を共通因数として出しただけ) =a(k+1){a(k+1)+a(k)} ここで漸化式(前2項の和が次の項ですね)より a(k+1)+a(k)=a(k+2) だから 右辺=a(k+1)a(k+2) よって①は {a(1)}^2+{a(2)}^2+……+{a(k)}^2+{a(k+1)}^2=a(k+1)a(k+2) となります。これは証明すべき等式にn=k+1を代入した等式です。つまりn=k+1のときも成り立つことを示しています。 ゆえにn=kの時に成り立つと仮定するとn=k+1のときも成り立ちます。 〔第1段〕〔第2段〕で示したことから,全ての自然数n(n≧2)に対して等式が成り立つことが証明されました。 ※【厳重注意】 数学的帰納法による証明をよく犯す間違いは n=k+1のときも成り立つことを証明するのに,n=k+1を代入してしまう間違いです。この回答で示したように両辺に何かを加えたり掛けたり……を考えてください。

Hunter7158
質問者

お礼

ありがとうございました。

関連するQ&A