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「宇宙を支える綱」って何?(紘の字)

八紘一宇の「紘」の字の意味を調べると「宇宙を支える綱」って載ってるのですが、この「宇宙を支える綱」って何ですか?仏教か何かの概念ですか?

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回答No.1

八紘一宇の初書は橿原奠都の詔 (日本書紀 巻第三 神武天皇の詔) でして「八紘一宇」は宇宙という概念がなかった頃の言葉ですので「宇宙を」という解説の「宇宙」を現在の「宇宙」の意味にとってはいけないでしょう。 訳者は現代語訳で「宇宙の」としたのでしょうが、本来は「世界の」でしょうね。 「紘」は「太い紐」を表しますので「綱」と言って良いでしょうが、訳者は「宇宙の」と言い初めてしまったので「宇宙を支える綱」と言い続けてしまったのでしょうね。 三千世界とか、兎に角、無限に広がる世界 (宇宙と言っても良い) は何かに支えられているという概念があった頃の言葉ですので「宇宙 (世界) を支える綱」と訳したのでしょう。 でも「八紘一宇」の「宇」は「宇宙」ではなく「家 (屋根の下にある部分)」の意味ですよ。 八紘は「四方」と「四隅」を合わせた「八方向」という意味でして、八方向に無限に張られた力によって世界が支えられているので、その下にある世界は一つの家のようなものであり、だから「八紘一宇」はみんな仲良くしなさい (地球は一つ、人類皆兄弟) みたいな意味になります。……まぁ神武天皇の頃は「八紘 (四方八方の天地)」といっても地球ほどの広さではなく、日本列島から中国大陸ぐらいの広さしか知らなかったと思いますが……。

noname#259238
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