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具体的事例を教えてください。
「不倫や援助交際が小鳥などでよく知られた行為であることを考えれば、むしろ、動物たちがやっていることを人間もやっているにすぎない。」という文章があったのですが、 「小鳥など」と「不倫や援助交際」について、具体的に「種名」と行動事例を紹介してください。
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どの本、記事から引っ張ってきた記載か忘れましたが、 ------ Zoe Donaldson コロラド大学ボルダー校行動神経科学助教授 「一夫一婦制」の定義で変わってくるでしょう。一夫一婦制で、もっとも大切な特徴は何でしょうか? 忠実さ? リソースの共有? 性的な意味での一夫一婦制と、社会的な意味での一夫一婦制は、はっきりと区別されています。つまり、性的にパートナーに忠実なのか、ほとんどの時間を共に過ごしてリソースを共有し、共に育児をする特定のパートナーがいるという意味なのか、という区別です。社会的に一夫一婦制の動物のうち、性的にも一夫一婦制を守る動物は、あまり多くはありません。最新の研究からすると、コヨーテはそこに含まれ、ほかにも数種が挙げられます。ちなみに、いずれかの意味での一夫一婦制を守る哺乳動物は非常に少なく、社会的に一夫一婦制の哺乳類は、わずかに9%とされています。 おもしろい実態を紹介しましょう。父親判定や犯罪捜査に用いられるDNAテストは、そもそも一夫一婦制と考えられてきた鳥に、浮気をして生まれた子どもがいないかを確かめる研究に端を発しています。巣のヒナ鳥のDNA鑑定をして、本当にその巣にいる父親の鳥の子孫かどうかを確かめました。社会的に一夫一婦制を守っていると考えられてきた鳥たちでさえ、実は性的には一夫一婦制を守ってはいませんでした。DNA鑑定をしたうち、11%は巣にいる父親の鳥とは異なる子孫だと判明したのです。もちろん、この割合は、鳥の種ごとに異なりますが。 -------- 引用終わり つまり、「どの鳥が」などと言っている余裕がないほど浮気する生物が多いということなんでしょう。 イギリスの雀に似た小鳥は、雄は雌が帰宅すると雌の尻(交接器)の中をつついて中の精子を外に出して捨てるという記事を見たこともあります。私のデーターベースに入れたと思うのですが、キーワードを忘れました。 また、一番不倫しない生物は、「どうも、アヒルっぽい」という研究があります。 余談ですが、魚でも、連れ合いの雌が見ている時と連れ合いの姿が見えない時の、他の雌に対する態度、行動が違う魚もいます。
お礼
ありがとうございました。 少し足を突っ込んでみようか、と考えた世界が、単純な世界ではないということが分かりました。 余談ですが、魚でも、連れ合いの雌が見ている時と連れ合いの姿が見えない時の、他の雌に対する態度、行動が違う魚もいます。……「魚にも、人間らしいのがいるんですね。」と、笑い話で済ませたら、動物の行動も、人間の行動も永遠に誤解したままで終わってしまうということですね。