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動物の知能をはかる実験について

動物行動学者は動物の知能をはかるため野生環境下ではなく人間の都合のいい人工物、場所、時間で実験するのはなぜですか?人間の都合のいい環境のなかでは、野生環境下よりいいデータがとれるとは思えないのです。動物は動物の都合のいい環境で実験しないのは、なぜそうしているのですか? (1)野生環境下では実験しにくいからですか? (2)どちらの環境でも結果は変わらないのでしょうか? (3)主語と動詞を組み合わせた、文章のような表現は人間にしかできないとれていますが、ミーアキャットは鳴声を組み合わせて文章みたいにできるそうです。これで、言葉は人間特有という考えはくつがえされますか? (4)知能で動物の優劣を決めたがる学者はどのくらいいるのでしょうか? (5)動物行動学は遅れているとおもいますか?

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回答No.1

> (1)野生環境下では実験しにくいからですか? そうです。もちろんそういう研究をしている人もいますが。 しかし、一般に「人間の都合のいい環境」で実験した方が サンプル数を遙かに多く揃えられるので 結果的に自然環境よりも精度が高まると考えられます。 > (2)どちらの環境でも結果は変わらないのでしょうか? 検証する内容と実験方法次第です。だから論文を読むときは注意が必要。 同じ実験を引用する場合でも肯定的に引く人も否定的に引く人もいます。 しかしうまい実験系を組めば(1)の通り自然環境よりも 精度の高い実験結果がえられると考えられます。 > (3)主語と動詞を組み合わせた、文章のような表現は・・・ 発表する立場としては「くつがえった」と発表するでしょうね。 しかしその意見が同業者に広く受け入れられるかは別問題ですし、 「そんな例はいくらでもある」と主張する人もいるかもしれません。 > (4)知能で動物の優劣を決めたがる学者はどのくらいいるのでしょうか? 「動物の優劣」というのがサイエンティフィックな表現じゃないので 何を指しているのかいまいちよくわかりませんが、 おそらく一般の人と同じくらいではないでしょうか。 知能が高い動物ほど野蛮な実験に供しがたいというのは誰しもありますが。 別の側面から言えば、行動学的見地で動物の知能を研究している人は ある意味で皆動物の優劣をつけていると言えなくありませんが・・・ > (5)動物行動学は遅れているとおもいますか? これまた「遅れてる」が何を指しているのかわかりませんが、 動物そのものの行動に関する研究は遅れている気がします。 逆に動物の行動から一般概念を抽出し人間の行動を研究する という研究の方が進んでる(?)というパラドックス状態かもしれません。

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