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遣唐使について

遣唐使については、「渡海」にずいぶん苦労されたようですが、何人くらいの人が渡海を試みたのでしょうか??? そのうち、何割くらい人が唐に渡り、そして日本に帰り着いたのでしょうか??? 東シナ海に沈んだ人たちは、もちろん優秀な人材だったと思いますし、遣唐使が持ち帰ったものよりも大きな損失であったかも???なんて空想してみたのですが、どうなんでしょうか。 それと、ふと「たとえば学徒出陣などで太平洋戦争で失った人たち」と比較して日本にとっての「喪失度」というのはどちらが大きいのだろうか???というようなとりとめのないことを考えてしまいました。

みんなの回答

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34517)
回答No.2

遣唐使ってのは、今でいうなら宇宙飛行士みたいなものじゃないかなと思います。宇宙空間に行って様々な研究をすることは人類に新たな知識と経験を与えてくれます。だから、こないだの前澤さんみたいなごく一部の人を除けば、宇宙飛行士は皆さんエリートばかりです。 NASAは近年でも1986年のチャレンジャー号の爆発事故と、2003年のコロンビア号の空中分解事故を起こして宇宙飛行士を失っています。それより過去にも何度か事故はあり、アメリカやソ連(ロシア)の宇宙飛行士が犠牲になっています。みんな、知力体力ともに優れたエリートばかりです。 何かの知識や経験や研究をしようとして不幸にも事故によって帰らぬ人となったわけですから、結果としては犠牲であり喪失ではありますが、無駄な喪失とはいえないと思います。少なくとも成功すれば国に知識をもたらしてくれるわけですからね。 しかし一方の第二次世界大戦における学徒動員は、学徒動員になった時点でほぼ負け戦が確定しており、勝てるアテがないままに戦場に送られて死んでしまったわけです。これは「当たりがないガチャに投資してる」も同然で、ただの無駄遣いです。 遣唐使や宇宙飛行士のように「任務を完了すれば何らかの利益を国にもたらす」というものでもありません。本来だったら何らかの形で社会に貢献したり、良き夫、良き父になったであろう人を消耗したのは大きな損失ではなかったかと思います。

5555www
質問者

お礼

ありがとうございます。 無駄な喪失とはいえないと思います。……そうですね。まさに「チャレンジャー」だったのでしょうね。 「遣唐使船の遭難の最大の原因は、定員オーバーや積載オーバーではなかったかとみられている」との文章を読んで、そのエネルギーに古代の人々のたくましさを感じました。 しかし一方の第二次世界大戦における学徒動員は、学徒動員になった時点でほぼ負け戦が確定しており、勝てるアテがないままに戦場に送られて死んでしまったわけです。これは「当たりがないガチャに投資してる」も同然で、ただの無駄遣いです。……昭和の戦争、いったい、誰が、何の目的で導いていったのか、あそこまで引きずっていったのか、私には分かりませんが、「何かにとりつかれていた」ということでは表現できない、むなしさを感じます。学徒出陣に限らず、南洋の島々での無残な戦い、インパールだったか???将の無能と卑怯によって引き起こされた惨劇、沖縄の悲劇、広島、長崎、東京の悲劇、「防げたのではないか」という気がしてならないのです。戦後の平和のありがたさをつくづく感謝している一人です。

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8469/18131)
回答No.1

遣唐使については、よくわかっていない。大雑把な推定をしてみると... 日本の人口500万人 遣唐使船に乗った人4000人(合計40隻が出向して1隻あたり100人乗船とする) 途中で船が沈んで死亡した人400人(数隻が沈んだ程度との推定) といったところでしょう。とはいえ死なずにたどり着いたとしても漂着に近いものであったと思われます。なお、遣唐使船に乗ったのは使節や留学生だけでなく医師、絵師、通訳、従者、水夫など多様な人がいました。 学徒出陣と比べてみましょう。 日本の人口7000万人 大学生高校生専門学校生30万人 大学生高校生専門学校生のうち入営のために休学した人10万人 そのうち戦没した人1万人 といったところですね。遣唐使船に乗ることと学徒出陣することの死亡リスクは同じ程度と思われます。日本にとっての「喪失度」という観点でも同程度と見積もればいいのではないでしょうか?少なくとも桁が違うということはないでしょう。

5555www
質問者

お礼

ありがとうございました。 質問した後も、遣唐使のことを調べてみたのですが、1回につき2~4船、120~150人/船、派遣15~19回というところのようですね。ただ、船を操舵する人数が分からないので、何とも言えませんが、ご回答の通り、4000人くらいかもしれませんね。 現代の乗り物と比較すれば、危険度はかなり高かったのかもしれないなぁと想像しました。道真がビビるのも分かるような。 ただ、興味深かったのは、遣隋使船は遭難していないらしいのです。そして、遣唐使船の遭難の最大の原因は、「定員オーバーや積載オーバーではなかったか」とみられているとのことです。「遣唐使あるいは渡唐というものに、それだけ魅かれる理由があったのだろう」と想像しました。 そのうち戦没した人1万人 といったところですね。……昔、題名はしっかり思いだせませんが、「聞けわだつみの声」という本を読んで涙を流した記憶があります。

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