- ベストアンサー
太平洋戦争序盤の日本陸軍を題材とした映画やドラマ
よろしくお願いします。 太平洋戦争序盤辺りの日本陸軍を扱った映画やドラマって、どんなものがあるでしょうか? 海軍側に較べて、陸軍側のものって殆どお目にかかることが無いなと思いまして。あったとしても、終盤の撤退戦やインパール作戦、学徒出陣、終戦後の混乱辺りのものしか見ません。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
戦争中のプロパガンダ映画なら、マレー作戦を扱ったものとかはあるでしょうが、太平洋戦争の序盤戦で陸軍が戦ったといえるのは、マレー作戦とフィリピン作戦くらいではないかなと思います。インドネシアへの作戦は、母国のオランダやフランスなどがナチスドイツの占領を受けた後でしたから実質的な兵力はほぼなく、進駐という感じでしたからね。 そしてフィリピン戦も実質的な陸上兵力がほとんどなくてあまり大きな戦いはなくて、やるとしたら例のバターン死の行進みたいなちょっと日本人が自ら取り上げるには勇気が必要なネタになってしまいます。 マレー作戦はちゃんとやりゃあそれなりにはネタになる話になるとは思いますが、映画やドラマとして成立するほどの知名度もエピソードもありませんからね。 大戦後半も、陸軍にとっては太平洋方面戦線は「俺たちゃオマケの存在」だったのです。ペリリューや硫黄島などの一部の諸島、インパール、ニューギニア及びフィリピン戦に投入された部隊の人たちは悲惨でしたが、その他の戦線は比較的のんびりでした。特にインドネシア辺りは連合軍からの空襲があるくらいで、なんでも聞くところによるとその空襲のときも日本軍が反撃(対空射撃)をしなければ連合軍機も山の中に爆弾を落として帰っていくっていう「無駄な殺し合いはやめにしましょうや」という暗黙の了解が成立していたそうです。 敗戦後の連合軍による捕虜生活も南の島で住まいは暖かいし、当時の連合軍の食事はパイナップルの缶詰なんかもあって日本軍の食事より美味いと人気で不満は女が抱けないことくらいで、そのうち噂で内地は焼野原で悲惨だなんていうことが伝わってきて「(貧しくて悲惨な)日本に帰りたくねえなあ」って言い合っていたそうですよ。帰還兵の手記なんかを読むと、インドネシアの捕虜生活は「楽しかった夏休みのキャンプ生活」みたいな書かれ方をsれてますね・笑。
その他の回答 (4)
- staratras
- ベストアンサー率41% (1512/3682)
ご質問の疑問を解決するには、昭和17年から18年初めにかけての新聞を調べるのが手っ取り早いでしょう。縮刷版の目次には「映画・映画評」の項目がありますし、映画の広告も参考になります。ざっと1時間ほど調べただけですが、以下のような作品がありました。 1、「戦ふ軍楽隊」(今村貞雄)新興映画 昭和16年12月公開 中支に活躍するわが陸軍軍楽隊の活躍 2、「将軍と参謀と兵」(田口哲) 日活 昭和17年3月公開 山西方面包囲殲滅戦 3、「間諜未だ死せず」(吉村公三郎) 松竹大船 同4月公開 中国を舞台に憲兵隊が活躍する「防諜映画」 4、「マレー戦記」日本映画社 同8月公開 5、「ビルマ戦記」日本映画社 同9月公開 6、「翼の凱歌」(山本薩夫) 東宝同10月公開 戦闘機「隼」開発秘話 7、「香港攻略・英国崩るるの日」(田中重雄)大映 同11月公開 8、「開戦の前夜」(吉村公三郎) 松竹 昭和18年1月公開 太平洋戦争開戦直前に憲兵隊が日本でアメリカのスパイの活動を阻止する「防諜映画」 9、「陸軍航空戦記」日本映画社 同2月公開 10、「シンガポール総攻撃」(島耕二)大映 同4月公開 広告に「大映全機能動員映画」 11、「愛機南へ飛ぶ」(佐々木康) 松竹 同9月公開 広告に「松竹初の航空映画」 少し説明しますと、当然のことですが昭和17年前半に公開された映画(1.2.3)は、題材というか扱っているテーマは太平洋戦争開戦前のものです。また4.5.9は陸軍報道班員と日本映画社の特派員撮影による記録映画です。6.7.8.10.11は俳優を使った本格的な劇映画です。 当時は日本映画社という国策映画会社があり、全国の映画館で上映が義務付けられていた「日本ニュース」というニュース映画を制作していました。ニュースは昔も今もスピードが生命ですし、これらの映像をまとめた記録映画も比較的短期間で制作されたことが分かります。 しかし脚本を作り、配役を決めて、現地ロケやセットを製作して撮影する劇映画の制作には、(検閲の時間もかかるでしょう)それなりの時間を必要としたということでしょう。たとえば4と10は同じシンガポール攻防戦を扱っていますが、劇映画が公開されたのは記録映画の公開から8か月あまり後のことです。こうした状況下、次第に戦局が厳しくなって、陸軍の序盤戦を扱った映画を作る時期を逸してしまったのではないかと想像します。 一方の海軍も多くの事情は同様でしたが、戦場が戦闘後に日本の占領地となった中国大陸やマレー半島などとは異なり、日本の大きな勝利だった真珠湾攻撃などはそもそも「現地ロケ」が不可能だという点は大きく違います。太平洋戦争中の戦争映画の白眉ともいわれる「ハワイ・マレー沖海戦」が、特殊撮影の技術を駆使して制作されたのも必然性があったと思います。
お礼
遅くなりましたが、ご回答有難うございました。
- mm058114
- ベストアンサー率30% (102/337)
1式戦『隼』で軽く調べただけでこれだけあります。 ・映画『加藤隼戦闘隊』(1944年3月公開)【飛行第64戦隊・マレー上陸戦支援、シンガポール攻略、パレンバン侵攻、ジャワ島攻略、ビルマ航空戦 等】 ・記録映画 『空の神兵』(1942年9月公開)【第2挺身連隊・スマトラ パレンバン降下作戦】 ※この2作品はDVDになっています。 ※第64戦隊先任中隊長の黒江保彦陸軍大尉(のち少佐)は、機関銃1機降ろして代わりに海軍の八九式写真銃の陸軍版を搭載して実戦を空撮しています。この実写撃墜シーンは映画『加藤隼戦闘隊』に織り込まれたそうです。 ※パレンバン空挺作戦の撮影には、陸軍の意向で30台の撮影カメラが動員され、カメラマンは画面に映っても支障のないよう挺身兵の降下服姿でこれを行った。カメラ30台を持ちだされた東宝撮影所は、このため一時他の作業がすべて止まってしまったという。 他 ・映画『翼の凱歌』(1942年10月公開) ・映画『愛機南へ飛ぶ』(1943年公開) ・記録映画『陸軍航空戦記 ビルマ篇』(1943年公開) ・『タイ空軍「隼」戦闘機で訓練』(1944年4月27日の日本ニュース第204号) ※Youtubeとかに上がってないから眼に付かないけど、上記の様なモノも見つかりました。私は見た事ないけど、たぶん靖国神社向かいにある昭和館の資料室動画コーナーにあると思います。昭和館の動画には海軍だけでなく、陸軍関係もたくさんありました。
お礼
遅くなりましたが、ご回答有難うございました。
- kitsunetoneko
- ベストアンサー率27% (66/243)
○日中戦争(日支事変)以降~太平洋戦争前半(1942年頃まで)の,旧日本陸軍航空隊,特に,陸軍機『隼』や加藤隼航空隊などを扱った日本映画では,『あゝ 陸軍隼攻撃隊』(名前 違ってたら,ごめんなさい m(__)m)などがあるようです.. ○太平洋戦争開戦後~翌1942年以降などの(戦争)映画では,当時の旧日本陸軍による,泰麺鉄道の橋の建設の話などをモチーフにした映画,『戦場にかける橋』や,インドネシアのジャワ島での,当時の,日本人捕虜などの話で,ビートたけしさんが出ている映画,『戦場のメリークリスマス(坂本龍一さんの音楽が有名)』や,ガダルカナル島(通称;餓島)での,日米の戦いなどを描いた,アメリカ映画で,『シン レッド ライン』という映画が,あるようです..こちらの映画は,当時の,アメリカ軍や,旧日本陸軍双方の,兵士達の持つ武器の装備などの演出も,史実に則していて,大変リアルだそうです..当時の,東南アジアなどを舞台にした,旧日本陸軍の兵士達などが,出て来る映画は,日本映画というより,アメリカや,外国の映画が,多いように思います..日本映画では,いわゆる,真珠湾攻撃を扱った映画の,『トラ!トラ!トラ!』や,ミッドウェー海戦で亡くなった旧日本海軍の重鎮;山本五十六氏を扱った映画や,旧日本海軍の戦闘機;零戦を扱った映画(例;『永遠の0』など)などなどが,多いように思いますが,嵐の二宮和也くんの出ている,『硫黄島の戦い』は,当時の旧日本陸軍,海軍海兵隊,共に,出て来ますが,印象深いですね‥ すいません 拙い文章ですが,回答させて頂きました m(__)m 。
お礼
遅くなりましたが、ご回答有難うございました。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
当時の陸軍は日中戦争から続く中国大陸での戦闘が主で、「太平洋戦争」と言える部分が少ないため、そのような作品はほとんどないのだと思います。
お礼
遅くなりましたが、ご回答有難うございました。
お礼
遅くなりましたが、ご回答有難うございました。