「むちゃ」のお笑い芸人の関西風表現としてTVを通じて四半世紀前頃から使われだしており、「めっちゃいいオトコになってて…」(花井愛子「王子様を探して」1988年)などと、若者語として拡散した経緯があるようです。
「めっちゃカワイイじゃん」などでは連用修飾語として「非常に」「きわめて」と同様な「程度副詞」用法になります。
一方、オノマトペは「情態副詞」の中に含まれるものですが、「むちゃなことを言う」のような言い方では情態副詞といえましょう。
なお、「むちゃな・むちゃに[もと擬態語]」(「新明解国語辞典」三省堂)とする辞書もあります。
ただしその辞書の用例②「むちゃに(=ひどく)暑い」では程度副詞であり、今回の「めっちゃ」に該当します。
そもそも「無茶/滅茶」や「無茶苦茶/滅茶苦茶」自体は江戸後期以降、名詞としてまた形容動詞として用いられていた経緯がありますが、次第に様態を表す副詞に、さらに程度を表す副詞に、近頃では感動詞にも、と多様化を見せています。
お礼
語源はともかくとしていろいろな使い方がされているということですね。